干ばつのカリフォルニア州でダウジングの需要が急騰中!?

 みなさんはダウジングという言葉を聞いたことがあるだろうか。何世紀も前から伝えられてきたダウジングは、棒や振り子などを使って地下の水源や埋まっているものの位置を占う技術だ。人の無意識や本能が地磁気の違いを算出して水源などを見つけ出す、と言われている。

 科学技術の発展した現代、さすがに井戸掘りなどの現場で使われる機会は減っているが、最近になってアメリカのカリフォルニア州でダウジングの需要が急激に高まっているという。今カリフォルニア州は今、大干ばつに襲われており、多くの牧場や農場、ブドウ園のオーナーたちがわらにもすがる思いでダウザーに依頼し、水源や井戸を探しているというのだ。現役ダウザーの一人であるロブ・トンプソン氏は「今までで一番忙しい」と突然の需要の増加に驚いている。

 ?>>ハーバード大学主導で宇宙に存在するエイリアンの技術を探索するプロジェクトが始動<<???

 一連のダウジング熱の盛り上がりについて専門家は苦言を呈しており、科学的な根拠のないダウジングにどれだけ効果があるかは意見が分かれるところだ。しかしダウザーに依頼して成功を収めた土地所有者たちは、ダウジングの効果を確信している。ブドウ園を経営するダグ・ヒル氏は「百聞は一見にしかず」と語っており、70ものブドウ畑を管理し多くのダウザーを雇っている会社のオペレーション・マネージャーであるジョニー・ホワイト氏も「水を探すのに地質学者を使ったことはない」と主張しているそうだ。

 そもそもダウジングは本当に正当な技術なのだろうか。ダウジングの起源は15世紀のドイツで、最初は貴金属を探すために使われていたと考えられているが、やがて隠れた水源を探すなど様々な用途に用いられるようになった。水道の発達した現代と違い、昔は水源が貴重な存在で、ダウジングの技術はかなり期待されていたと考えられる。一方で、当時から怪しいものと見られていたのも事実のようだ。

 ダウジングの効果が科学的に証明できるのか確かめる研究も行われている。オレゴン州立大学のトッド・ジャービス氏は「ダウザーの技術を検証する研究は今でも行われている。その効果の有無にかかわらず、検証する必要がある」と述べている。また米国地質調査所(USGS)はこう述べている。

 「ダウジングが成功するという話もありますが、対象となった多くの地域では水源を見逃すことが難しい点に気をつける必要があります。ダウザーは一般的に、ロッドが示す場所こそが水のある唯一の場所であると暗示しますが、必ずしもそうではありません。十分な降雨量があり、地質が良好な地域では、掘削して水が見つからない方が珍しいのです」

 水源を見事に探し当てるダウザーがいることは間違いないが、それが偶然の産物ではないと科学的に納得がいくよう綿密な検証をし、しっかりした証拠を出す必要がありそうだ。

(山口敏太郎)

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California Drought Sparks Dowsing Boom(Coast to Coast AM)より
https://www.coasttocoastam.com/article/california-drought-sparks-dowsing-boom/
'Water witches' pit science against folklore(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/349260/water-witches-pit-science-against-folklore

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