直径1キロの小惑星 19日に地球最接近  衝突の可能性を含む地球近傍天体(NEO)とは

直径1キロの小惑星 19日に地球最接近  衝突の可能性を含む地球近傍天体(NEO)とは

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 アメリカ航空宇宙局(NASA)は11日、直径1000メートルの小惑星が日本時間19日午前6時51分に地球に最接近すると発表した。

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 問題の小惑星は、1994年に発見された「7482」。小惑星7482(1994 PC1)は何度か地球に接近しているが、今回は地球からおよそ200万キロの距離を通過するとみられている。地球と月の距離よりも5倍以上離れてはいるのだが、それでも宇宙に視線を向けるとかなり近くを通過することになる。幸いにも地球と衝突する可能性は低いとのことだ。

 小惑星7482のような天体は地球近傍天体(NEO)と呼ばれ、地球から約4800万キロ以内にある軌道を持つ小惑星や彗星をさす。NASAをはじめとする世界の宇宙機関は、地球近傍天体の脅威を察知し、重大な被害をもたらす可能性のある天体の検出に注力している。

 例えばNEO研究センター(CNEOS)は、NASAの惑星防衛調整局を支援するために、NEOの軌道を追跡しモデル化した。また、NASAはより直接的に小惑星防衛プログラムに取り組んでいる。今年9月には、NASAの宇宙船が小惑星に接近して意図的に人工衛星を衝突させ、宇宙での動きを変える大規模な実験が予定されている。

 このミッションはDARTミッション(ダブル・アステロイド・リダイレクト・テスト・ミッション=Double Asteroid Redirection Test Mission)と呼ばれ、宇宙船を小惑星に衝突させることで衝突コースから外せるかをテストするものだ。こちらは地球近傍小惑星Didymosの周りを回る小さな衛星、Dimorphosを狙う予定とのこと。

 地球に接近する可能性のある小惑星などを検出する際に問題となるのが地軸運動だ。現在の地球近傍天体の検出システムは、地球の東方向への自転により、空を西に進む最も一般的な経路の天体を探すようにプログラムされている。

 しかし、進みが非常に遅い小惑星が東から西に向かって接近してきた場合、プログラムには静止しているように見えてしまい、発見が遅れる可能性があるというのだ。研究者らは今後も地球に最接近する可能性のある天体の探索と発見、対処について研究を重ねる予定とのことだ。

 なお、最接近するとはいえ小惑星7482を肉眼で見つけられる可能性は低いとのこと。しかし海外のサイト「EarthSky.com」によると、小さな望遠鏡を用いれば見つけることができるそうだ。日本からは難しいかもしれないが、海外からであれば確認することも可能なようだ。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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「潜在的に危険」直径1kmの小惑星18日に地球最接近(テレ朝news)より
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000241288.html

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