眠っている間に内臓が盗まれる「内臓ハンター都市伝説」

眠っている間に内臓が盗まれる「内臓ハンター都市伝説」

画像はイメージです

 筆者は仕事柄、さまざまな都市伝説を耳にする。中には荒唐無稽なものもあるが、過去の事実や創作物を元ネタにしているものもある。

 今から10年ほど前からだろうか。内臓を盗む「内臓ハンター」とも呼ぶべき都市伝説が流布され続けている。話の内容は以下のようなものだ。

 ある男が、外国(あるいは国内の盛り場)で、魅力的な女性と出会う。その女性と意気投合してホテルに行くのだが、薬を飲まされ気を失う。朝になって目覚めるといつの間にか腹部に縫合手術の跡がある。怖くなり、日本の病院で調べてもらったところ、内臓の一部がなくなっていることが判明した。つまり女は、健康な人間から内臓を抜き取るためのエサだったのだ。取られる部位は「腎臓の片方」など、話す人によって異なる。

 他にはこんな話もある。闇の組織が、貧しい子だくさんの家庭から赤ちゃんを格安で購入する。その赤ちゃんは、運が良ければ金持ちに引き取られ幸せな人生を送るのだが、運が悪ければ、内臓を必要とする闇病院のネットワークに買われ、必要な大きさになるまで育成される。闇病院の患者に適合する大きさまで成長すると、内臓だけ抜かれ、あとは医療廃棄物として処理されてしまうという。

 筆者は最初、この話を聞いた時、「こんな話は全くの創作で元ネタはないだろう」と思っていた。あえて考察するなら、民俗伝承における妖怪「人さらい」「油とり」「子とろ子とろ」の現代版だと思っていた。だが、現代の中国において同様の行為が横行していると、カナダ議会で発表され、国民に注意喚起されたという話もあった。この都市伝説は真実だったのだろうか?真偽のほどは定かではない。

(山口敏太郎)

関連記事(外部サイト)