【心理学】おねだりの成功率が倍増する“魔法の言葉”

【心理学】おねだりの成功率が倍増する“魔法の言葉”

「ありがとう」は相手に気持ちよく仕事をさせる、魔法の言葉なのだ! 写真提供:IYO / PIXTA(ピクスタ)

交際していた恋人と、晴れて結婚にいたったとしても、それがゴールではない。今度はパートナーとの関係を、円満に末永く維持する努力をしなければならないはずだ。それはきっと、彼女をつくるより難しいことではないだろうか。

なぜなら、世の男性の多くは掃除や洗濯、炊事に不慣れな人ばかり。かくいう筆者も、裁縫のひとつもこなせない体たらく。しかし、何でもかんでも彼女任せでは、相手はストレスを溜め込むばかり。なんとか、互いが機嫌よく支え合える関係を作り出せないものだろうか。

「実際に生活を共にすることになれば、奥さんに頼らなければならないこと、お願いしなければならないことが、多々あるでしょう。そこで大切なのが、常に感謝の言葉を明確に伝えること。『ありがとう』は、心理学の世界では“魔法の言葉”とされているんです」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生である。これは次のような実験で裏付けられているそうだ。

「米ペンシルバニア大学の心理学者アダム・グラント氏が、実験参加者をオンラインで募集しました。そこで集まった応募者たちにまず、ダミーのアンケートを実施。回答を受け取った後、お礼メールを送ったグループと、送らなかったグループに分けて、しばらく時間を置いてから全員に再び別のアンケート調査をオファーしました。すると、その承諾率はお礼メールを送ったグループが66%であったのに対し、お礼メールを送らなかったグループは32%に留まったそうなのです」

たとえ何気ない言葉であっても、人は感謝を伝えられると快く物事を引き受けてくれやすくなることが、実証されたわけだ。

「実際、おねだり上手と言われる人は、無意識であっても、感謝の言葉を常に忘れないものなんです。これは夫婦や恋人など、親しき間柄においても大切なことでしょう」

「以心伝心」というのは、たいていの場合は一方の思い込みにすぎない。たとえ最初は照れくさかったとしても、感謝の言葉を習慣づけること。これが円満な男女関係の秘訣であることを、よく肝に銘じておいてほしい。
(友清 哲)

※当記事は2016年10月03日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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