将棋の対局にスマホは一切禁止!連盟の規制方針にファンは…

日本将棋連盟が対局場にスマートフォンなどの持ち込み一切禁止方針を示し物議

記事まとめ

  • 日本将棋連盟が対局場にスマートフォンなどの持ち込み一切禁止方針を示した
  • 棋士の中座を見たファンから、スマホ確認しているのではとの疑念がわくと指摘があった
  • この禁止案に対し、AI進化によりスマホのアプリが棋士の能力を超えたとの声が出ている

将棋の対局にスマホは一切禁止!連盟の規制方針にファンは…

将棋の対局にスマホは一切禁止!連盟の規制方針にファンは…

将棋の対局にスマホは一切禁止!連盟の規制方針にファンは…

yuhorakushin/iStock/Thinkstock

日本将棋連盟が対局場にスマートフォンやタブレット端末などの持ち込みや確認を一切禁止する規定を導入する方針を示し、物議を醸している。

■不正行為を防止するための措置

将棋の対局では、持ち時間以内であれば席を外すことが認められている。

なかには頻繁に中座する棋士もいるのだが、昨今のネット中継などでその様子を見たファンから「対局中頻繁に席を外すのはスマホを確認しているのではないかとの疑念がわく」との声があがっていた。

もちろんそのような不正行為をしている人間は1人もいないはず。将棋指しは自分の頭脳を駆使して戦うことが仕事であり、ソフトを確認して手を進めること恥という考えがあるからだ。

したがって規制などは一切存在していなかった。

しかし連盟はファンの声に対応。棋士に意見を聞いたところ大半がなんらかの規制をかけることに賛成したことから、具体策の作成に着手する模様だ。

■ソフトの発展が大きな要因

数年前まではプロ棋士がコンピューターソフトの指し手を参考にすることは稀だった。その理由は、棋士のほうが明らかに力が上であるからだ。

しかし両者が真剣勝負で対局する「電王戦」でソフトが棋士に勝利するようになってから立場が逆転。棋士よりソフトのほうが強いという認識に変わりつつある。

ちなみに今年の電王戦前に行った調査でも、「コンピューターソフトが勝つ」と答えた人が棋士を上回っている。

最近はソフトが指した新手を棋士が採用することも多く、棋力向上に欠かせないツールになっている。

対局中に次の手を確認したいという人間がいても不思議ではなく、規制は当然の流れにも思えるだけに賛成の声が多いよう。

対局中のスマホ規制、規制がない現状は大学入試にスマホ持ち込んでいいみたいな状況で、プロである棋士の信頼だけで成り立ってる部分が大きいからな。チェスでもそうとうチートあるみたいだから、そろそろ必要なんだろうな。

— くろかわポタリング研究所 (@kurokawa_pota) September 26, 2016

まぁ将棋の対局もスマホ規制って流れになってくるよなぁ。立会人に預けて金庫に保管となるんだろうね。

— deji21 (@deji2121) September 26, 2016

将棋の試合場へのスマホ持込禁止。AI進化によりスマホのアプリが棋士の能力を超えたのが理由とか。知的労働がこうやって不要になるわけだから、弁護士、医者、仕事減るだろうね

— キンさん (@kin3hama) September 26, 2016

■将棋ファンに意見を聞いてみた

実際ファンはどう思っているのか。将棋スクールに通っているというSさんに意見を聞いてみた。

「私は『将棋界は性善説をとっていますから』という棋士の先生方の言葉を信じたいですが、現実的には持ち込み禁止規定を作るのは仕方がないかな。

不正をするなら規制してもいくらでもできるような気もするので、有象無象化するのではないかとも思ってしまいますが、規定がないのは時代遅れでまずいということなのかなあと。

ファンは棋士の『プライド』を信じているし、「不正なんかしない」という前提で考えているけど、一般人からみればまったく規定がないのはいびつに映るのかもしれません。

ただ、どのように監視するのか、2日制の場合どうするのかなどわからないことも多いですね」

これも時代の流れとしか言いようがない。

・合わせて読みたい→将棋電王戦は棋士が完敗! 雪辱を期して羽生名人が出陣へ

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日〜2016年2月24日
対象:全国20代〜60代の男女1348名(有効回答数)

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