日本史上初の東西対決「源平合戦」 どちらに加勢する?

日本史上初の東西対決「源平合戦」 どちらに加勢する?

日本史上初の東西対決「源平合戦」 どちらに加勢する?

Dimitar Marinov/Hemera/Thinkstock

関ヶ原の合戦、戊辰戦争と並ぶ「日本史を変えた内戦」といえば、源平合戦である。

日本史上初めて政治の頂点に君臨した武士は平清盛だ。そもそも被差別階級だった武士が、朝廷から太政大臣を任ぜられるという形で事実上の国主となった。ところが清盛がやったことは「公家社会との同化」であり、「朝廷に武家政権樹立を認めさせる」という本来の目的がいつの間にか失われてしまった。

そこで立ち上がったのが源頼朝。最終的には彼が征夷大将軍となることで決着がついた。

源平合戦は、武士がその生存権を勝ち取るまでの一過程でもある。

■やっぱり源氏が優勢か

では、現代日本人に対してこのような質問をしてみよう。

もし源平合戦が勃発したら、あなたはどちらに味方しますか?

結果は圧倒的な源氏優勢である。その支持率は70.3%。しかも全国どこの地域でも、概ね源氏が有利の数字だった。

■平家の災難

だが、だからといって「平家が弱かった」わけでもない。

平家といえば、富士川の合戦で鳥の羽音に怯えて逃げ出した平維盛が連想されるだろう。そうしたイメージがあるから「平家の軍隊はヘタレ」と現代でも言われ続けている。だが実際には、維盛の軍勢は食料不足の影響で富士川に着陣する前から落伍者が相次いだという。

これは当時の日本に大きな気象変動が訪れたからとも言われている。すなわち、西日本は寒冷化し米の収穫量が激減したのだ。その上、先述のように平家政権は「武士のための最高権力者」ではない。日本の歴史とは、公家と武士との戦争史でもあるのだ。

■海軍力はあったものの...

そして注目すべきは、平家が「海軍主体」なのに対して源氏は「陸軍主体」だった点。

松山ケンイチ主演の大河ドラマ『平清盛』でも、海賊と強力なコネを持っていたことが描写された。加藤浩次演じる兎丸は架空の人物だが、実際の清盛がそうした海賊を大いに利用していたことは事実だ。

ところが、強力な海軍戦力を保有していたにもかかわらず、平家は屋島の合戦、壇ノ浦の合戦と「洋上の戦い」に負けている。それに関しては源氏側の指揮官だった源義経が才能を発揮したと言われているが、一方で「この時の平家は海賊勢力から見放されていた」とも考えられる。現に大河ドラマでは、そのように描かれていた。

この源平合戦は、「どのようにして各勢力を味方につけるか」ということが初めて露呈した戦争でもあったのだ。

・合わせて読みたい→「近代戦の目覚め」戊辰戦争 あなたはどちらに味方する?

(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日〜2016年9月26日
対象:全国20代〜60代の男女1,365名(有効回答数)

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