熊本地震は海側にも大きな被害 芦北町の会社が復興の助けになる名物を開発

熊本地震は海側にも大きな被害 芦北町の会社が復興の助けになる名物を開発

熊本地震は海側にも大きな被害 芦北町の会社が復興の助けになる名物を開発

4月14日に起きた熊本地震で、阿蘇地方や熊本空港のある益城町周辺をはじめとした多くの地域が大きな被害を受けた。

被害があったのは山側ばかりと思われがちだが、じつは八代海に面した海側のの地域も家屋への被害は少ないものの、かなりの影響が出ている。

■地震により漁獲量が減った地域も

たとえば熊本県の南部にある芦北町などでは、いままで獲れていたはずの海産物の漁獲量が大幅に減ってしまったそうだ。

しらべぇ編集部が取材した芦北町の海産物問屋「磯見海産」の磯見洋一氏の話によると、芦北町や天草市だけでなく、長崎県の島原市周辺でよく獲れるえびの漁獲量がほぼゼロになったのだという。

いままでもえびの漁獲量は減り続けていたものの、地震の後はまったく獲れなくなってしまった。そのため漁師や水産加工会社は困り果てているらしい。

■新しい地元の特産品を

そんななか、磯見海産はどうにか地元の食材を利用した新たな熊本名物が作れないかと、地元の農家などと商品開発を行った。

そうして生まれたのが、芦北町の唐辛子と味噌を使用した『えびの味噌漬け』だ。

作る工程を見せてもらうと、まずは金串を通して曲がって見栄えが悪くならないようにする。

串を刺すのも熟練の技術が必要とのことで、地元の方たちがえび1本1本をしっかりと串打ちをしていた。

その後ボイルし、特製の味噌に漬けて冷凍すれば完成。これから全国へ販売するとのこと。

ほかにも芦北町の漁師だけに伝わる炊き込みごはん『えびめし』も商品化したそうで、こちらも道の駅などで販売されている。

■えびの味噌漬けを試食

えびの味噌漬けは、えびがまっすぐに茹でられており見た目から非常に美しい。

食べ方はオーブントースターや魚焼き器で炙ればOK。少し焦げ目が付けば完成だ。

気になる味は、味噌の濃厚な甘さに唐辛子の刺激的な辛味が加わり、えびの美味しさが引き立つ。

ご飯にもお酒にも合うし、頭の部分はみそ汁に入れればえびの旨味が加わり、ワンランク上の美味しさとなる。

■近日中に楽天市場でも販売

現状えびについては原料の確保が難しいため他の地域から仕入れざるを得ない状況だそう。

しかし、これからえび漁の季節になり地元で獲れるようになれば、芦北産のあしあかえびを使った味噌漬けの販売量も増やしていくという。

近日中に楽天市場での販売も検討しているとのことなので、熊本の会社を応援したい人はぜひとも買って食べたいところだ。

あわせて読みたい→復旧費用は354億円 石垣撤去が始まった熊本城の惨状を取材

(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)

関連記事(外部サイト)