人智を超えた「革命アイドル暴走ちゃん」ステージの超カオス

人智を超えた「革命アイドル暴走ちゃん」ステージの超カオス

人智を超えた「革命アイドル暴走ちゃん」ステージの超カオス

さまざまなアイドルが現れては消えてゆく「アイドル戦国時代」の現在。

ある革命アイドルが海外から国内へと逆輸入的に注目されている。2013年4月に演出家・二階堂瞳子らによって結成された『革命アイドル暴走ちゃん』だ。

革命アイドル暴走ちゃん

■日本文化のなかでもっとも組織的な暴動

30〜40人の男女のパフォーマーが轟音や激しい照明・映像の中、1,000以上もの小道具を用いてカオスなショーを繰り広げる集団。

Cyclone_A

2013年にいきなり日本を超えヨーロッパで旗揚げ公演ツアーを行い、以降ドイツ、オランダ、ポーランド、オーストラリア、イギリスなど世界各国で会場を沸かせ、

「日本文化のなかでもっとも組織的な暴動」

「Living Life As A Bowl Of Miso Soup」

などの講評を得ている。

Miss Rev. in THE AUSTRALIAN 暴走ちゃんが全国の新聞に

A photo posted by Clare (@cirqlare) on Oct 1, 2015 at 6:20am PDT

■水、豆腐、ワカメが飛び交う

オタ芸をアートにまで進化させたパフォーマンスと演出は、人間の理解のスピードを超え、約1時間弱のあいだに繰り広げられる世界に嵐が過ぎ去ったような感覚を観客へ覚えさせる。

大量の水、紙吹雪、豆腐、ワカメなどが飛び交うため、開演前にレインコートが配られるが、終演後に無駄なあがきであったと気づくだろう。

しらべぇ取材班が訪れた海外公演では、客席と舞台の垣根がいつの間にか失われ、言葉や文化の壁を超えた多幸感あふれる空間と化していた。

飛び交う小道具、客席にまでやって来るパフォーマーたち。突然はじまる寸劇やミュージカル、はげしいダンスがノンストップで繰り広げられる。

Cyclone_A

一見混沌とした空間ではあるが、じつは舞台役者やダンサーたちによって演じられている「舞台」であり、パフォーマーの一挙手一投足はすべて演出されたものなのだ。

「絶対に安全な空間を提供する」観客へのケアやホスピタリティも含め、完成したひとつの体験型アトラクションとも言える。

Cyclone_A

■逆輸入型アイドル

革命アイドル暴走ちゃんは、2016年の6月にイギリス・バービカンセンター公演を成功させている。蜷川幸雄が藤原竜也らとともに公演を行ったヨーロッパ最大級の複合文化施設だ。

オーストラリア・アデレードでは「OzAsia Festival」のメインビジュアルとなり、現地の路線バスにも掲載。

日本特有の雑多な文化やサブカルチャーを怒涛のごとく詰め込んだ舞台は、日本よりもオタク文化に偏見のない海外からの評価が高い。

暴走ちゃんOzAsia1ステージ目を終え今日は2ステージ目です!現地の新聞にも登場!//t.co/AaMLI7PmFT pic.twitter.com/H8wi5nwzpJ

— 革命アイドル暴走ちゃん (@mri_berserker) October 1, 2015

しかし、最近では国内での人気や認知度も上がっている。

日本での公演の際には電撃ネットワークのギュウゾウが「現代のええじゃないか」と評し、イベントで共演した本家アイドルたちにも革命っぷりが認識され始めている。

豪州アデレード公演を大成功の勢いそのままに東京凱旋公演中の「革命アイドル暴走ちゃん」ですが、噂以上にパワフルで噂以上に水と紙吹雪とワカメが降ってきた(笑)!
現代のええじゃないか!
最高でした! pic.twitter.com/BPnaTDHf3a

— ギュウゾウ/電撃ネットワーク (@gyuzo_rock) October 30, 2015

昨日はありがとうございました!?
本当に「私この人のことずーーっっと見てられるなぁ」と思いながらトークしてました!笑笑
楽しかったです!また後共演できますよ〜に!??? https://t.co/4tJr58A8NY

— 東理紗@生ハムと焼うどん (@lisa281_sing) October 4, 2016

■普通の演劇には興味がない

主宰である二階堂瞳子の活動も国内に広まってきている。

現代美術家の村上隆が主催する『GEISAI #20』での審査員をはじめ、TBSテレビ「アメージパング!」などへも出演。演劇界を超えて要注目とされるアーティストのひとりだ。

Cyclone_A

「普通の演劇には興味ありません」と、演劇界やエンタメ界を挑発する革命アイドル暴走ちゃん。2016年10月23日には「アートラインかしわ2016」にて、商店会のパレードパフォーマンスに参加。

興味のある方は革命アイドルたちの次世代パフォーミングアーツを先取りしてみてはいかがだろうか。

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(取材・文/しらべぇ編集部・ヤグチ)

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