「肉と飯のみ」という潔さ 『新潟タレかつ丼』発祥の店がウマすぎる

「肉と飯のみ」という潔さ 『新潟タレかつ丼』発祥の店がウマすぎる

「肉と飯のみ」という潔さ 『新潟タレかつ丼』発祥の店がウマすぎる

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「かつ丼」というと、割り下で玉ねぎを煮てさらにとんかつを入れ、卵とじにしたものをイメージする人が多いだろう。

全国的には、それがもっともポピュラーなカツ丼スタイルだが、局地的にはさまざまなカツ丼が存在する。

福井県や長野県駒ヶ根市・伊那市などで一般的な「ソースかつ丼」、岡山市の「デミかつ丼(デミグラスソース)」そして、新潟市などで人気の「醤油だれかつ丼」だ。

■「醤油ダレかつ丼」発祥の店へ

この「卵とじでないかつ丼」には、駒ヶ根市 vs 伊那市などルーツ争いが起きているケースも。しかし、新潟タレかつ丼については、発祥の店がはっきりしている。

しらべぇ取材班は、新潟市の繁華街・古町に向かった。

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古町の商店街にある『とんかつ太郎』には、堂々と「新潟タレかつ丼の発祥の店」との看板が。昼どきには行列もできる人気店だ。

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■昭和初期に誕生

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醤油ダレ型のかつ丼が誕生したのは、昭和初期。とんかつ太郎初代店主の小松道太郎氏が発明したという。

卵とじタイプのかつ丼が生まれたのは大正の初〜中期と言われ、それほど間を置かずしてかつ丼が多様化していったことがわかる。

■いざ実食!

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右は、通常のカツ丼(1,050円)。卵とじのかつ丼は扱っていないため、潔く「カツ丼」という名のメニューだ。

カツは5枚盛られているが、女性や子供はカツ3枚のミニカツ丼(750円)でもいいかもしれない(写真左)

また、柔らかい食感が好みの方は、ヒレカツ丼(1,300円)という手も。こちらはヒレカツが3枚乗っている。

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■カツ、ご飯、以上! という潔さ

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いざ食してみると、まず「パン粉の細かさ」と衣の薄さに驚く。卵とじかつ丼の場合、どうしても衣が割り下を吸ってぶよぶよになってしまうが、肉にサクッと歯ごたえと香りを与えるためにごく薄い衣が存在しているかのようだ。

甘じょっぱい醤油だれは、かつとご飯を上手にまとめてくれる。また、乗っているのは「かつとご飯だけ」という潔さ。卵とじかつどんの玉ねぎや三つ葉、とんかつ定食の定番であるキャベツなどは同居しない。

箸休めにお漬物がつくが、汁物がほしい人は別途みそ汁を注文しよう。

たとえるなら「お肉の天丼」…というと少し乱暴かもしれないが、とんかつをご飯と最高に美味しく食べる方法のひとつであることは間違いない。

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グルメ漫画『クッキングパパ』にも登場し、作者のうえやまとち先生も訪れている名店。新潟へ出かけた際は、お勧めの一店だ。

【とんかつ太郎】

住所:新潟市中央区古町通6番町-973

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)

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