お茶断ちなどの願掛け 「代わってあげられない分」という親心も

お茶断ちなどの願掛け 「代わってあげられない分」という親心も

お茶断ちなどの願掛け 「代わってあげられない分」という親心も

(DAJ/Thinkstock)

6月27日、中国・上海の浦東国際空港で80歳の女性がフライトの安全を祈って機体に硬貨を投げ、その一部がエンジン部分に入ったために、安全管理の問題が生じるという騒動が起きたことは記憶に新しい。

恐らく知識がなかったために、結果的に逆効果な「願掛け」をしてしまったのだろう。

神の存在を信じる人も、信じない人もいるが、多くの人は何かを強く願ったり、祈ったりすることがある。

しらべぇ編集部では、全国の20〜60代の男女1,357名を対象に「願掛けをする」ことがどれくらいあるのか、6段階での意識調査を実施した。

■お参りはしないけど願掛けはする30代女性

全体では「よくする」3.3%、「まあまあする」6.4%、「たまにする」28.1%で、「願掛けを割とする」派の回答は37.8%。

一方、「あまりしない」24.3%、「ほとんどしない」15.8%、「しない」22.1%で「願掛けしない」派は62.2%と、6割を超えた。

「願掛け」は広い意味では、神や仏に願いごとをすることを指し、商売繁盛や厄払いの祈願といったことも含まれるが、「お茶断ち」などの好きなものを我慢する――といった方法を一般的にイメージしやすいことが、結果に影響しているのかも。

男女別に見ると

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「よくする」「まあまあする」「たまにする」の「願掛けを割とする」派の割合は、男性34.4%に対し、女性は41.2%で女性が高め。

さらに「願掛けを割とする」派を性別・年代別に見てみると

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全体に女性が男性を上回り、いずれも30代をピークに減少する。

以前行なった「神社やお寺によく行く」人の調査では、最も低いのが30代女性だっただけに、やや意外な結果という気もする。

また、年代が上がるごとに減少するのを見ると、年齢と共に「自分でがんばるしかない」という気持ちになるのか。

■自分の気持ちを掻き立てるため

実際に「よく願掛けする」という人に話を聞いた。

「娘や息子の受験の時など、好きな甘いものを断っていました。それぞれ独立したので、もうそんなことをしなくてもいいかと思ったら、夫が病気をして…その時にも、完治するまではね。

そうやって我慢することで『きっと大丈夫』って、信じられる気がして。気休めでもなんでも、自分が代わってあげられないことだから、その分という感じです。

こっそりしていたつもりだけど、みんな気づいていたみたいで、夫の全快がわかった日に、家族がそれぞれ私の好きなお菓子を買ってきてくれて…想いが伝わっていたんだなって、嬉しかったですねぇ」(50代・女性)

「どうしても叶えたいことがある時は、願掛けしますね。全然、信心深くないというか、典型的な『苦しい時の神頼み』って感じですけど。(笑)

祈るというよりは、好きなものを断ってでも、それを叶えたいと自分に言い聞かせる、がんばる気持ちを掻き立てる――そのためにやっている部分が大きいかも。意志が弱いから、そういう風に自分を追い込まないと、怠けちゃいますから」(30代・男性)

家族のために「何かしたい」と想う気持ちや、自分を追い込むために、願掛けをする人もいるようだ。

今、どうしても叶えたいことがあるのなら、一度試してみてもいいのかもしれない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年6月2日〜2017年6月5日
対象:全国20代〜60代の男女1357名(有効回答数)

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