電車が迫る踏切から女性を救出 26歳警察官の「救出劇」に拍手喝采  

電車が迫る踏切から女性を救出 26歳警察官の「救出劇」に拍手喝采  

電車が迫る踏切から女性を救出 26歳警察官の「救出劇」に拍手喝采  

(c11yg/iStock/Thinkstock)

今年4月、神奈川県川崎市の京急線八丁畷駅横の踏切にて、高齢男性と、彼を救助しようとした銀行員の男性が電車にひかれ、2人とも亡くなってしまったという、痛ましい事故があった。

それからおよそ1ヶ月、同市にて再び線路に立ち尽くす人が…。

■間一髪、警察官が女性を救助

5月19日午後10時20分頃、パトカーで巡回中だった同市高津署の中山祐也巡査(26)は、JR南武線坂戸の踏切にて、犬を抱いて線路に立ち尽くす50代女性を発見。

警報器が鳴り、遮断機が降りてもその場から動こうとしない女性に、中山巡査と同僚と2人で「踏切から早く出て」と必死に呼び掛けたが、女性からの反応はない。

いよいよ電車のライトが100メートル先の線路にまで迫った瞬間、中山巡査は「今なら間に合う」と判断。遮断機をまたぐと、電車の警笛が響く。

中山巡査は、咄嗟に女性を背後から抱きかかえ、線路の外へ出た。そのわずか2秒後に、その場所を電車が通過していったという。

■女性は自殺を図ろうとしていた…

この間一髪の救出劇を報じた神奈川新聞によると、中山巡査は

「後になって恐怖が込み上げてきた。今は人の命を助けることが一番大切な仕事であると実感している。同僚のサポートがあったからこそ救出できた」

と、今回の騒動についてコメントしているという。

中山巡査らによって救出された女性は、夫との夫婦喧嘩により家を飛び出し、自殺を図ろうとしていたのだそう。しかし、保護され落ち着きを取り戻した後、中山巡査への感謝の言葉とともに「もうこんなことはしない」と話していたという。

警察官だった亡き父と祖父の影響を受け、警察官への道を進んだ中山巡査は、今回の功績が讃えられ「警察庁長官賞」を受賞した。

■「2人とも助かったのは奇跡」ネットでも称賛の声

わずか数秒の咄嗟の判断と行動力で、1人の女性の命を救った若き中山巡査に、ネットでも称賛の声があがっている。

・二人とも助かったのは奇跡だと思う

・(殉職による二階級特進での)巡査部長に昇進しなくて良かったよ…。また、いざという時は命を張ってしまうと思うけれど、これからも市民の命と笑顔、日常を守っていってほしい

・コレは凄いな、若いのに最高な警察官ですよ

・お巡りさん、ありがとう…しかし一歩間違えば…。線路で他人(警官)を巻き込み死しかけた、その女性に怒りを覚える

助けようとして線路に飛び込んだ人が、事故に巻きまれてしまった…という事故も報じられる中、今回の救出劇は「奇跡的だ」とする声が相次いでいる他、自殺を図ろうとしていた女性に対する様々な声もあげられている。

先進国の中でも、自殺者の数が目立つと言われている我が国日本。自ら命を絶とうとする人を、命懸けで助けようとする人もいるのだと、心に留めておきたい。

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(文/しらべぇ編集部・もやこ)

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