森川葵『GIVER』でのチャレンジ 撮影現場で「心強い」舞台へのアドバイスも

森川葵『GIVER』でのチャレンジ 撮影現場で「心強い」舞台へのアドバイスも

森川葵『GIVER』でのチャレンジ 撮影現場で「心強い」舞台へのアドバイスも

吉沢亮が復讐代行業者・義波で初のダークヒーローを演じ、期待の若手監督・小林勇貴が初めてテレビドラマを手掛けることでも話題の『GIVER 復讐の贈与者』(テレビ東京系・毎週金曜深夜12時12分放送)。

その中でヒロイン・テイカー(TAKER)を演じるのが、若くして「カメレオン女優」と高く評価され、さまざまな役になりきる森川葵だ。テイカーとはどんな人物なのか? また、作品の魅力について、森川自身に話を聞いた。

■テイカーとの共通点

(©ニュースサイトしらべぇ)

森川が演じるのは、復讐代行組織『サポーター』を創設した謎の美少女・テイカー。

既に放送された1話では、まだその実態が明らかになっていない部分もあるが、「部屋の中にこもっていて、モニターでずっと義波のことを監視し、見ている…そんな女の子です」と話す。そんなキャラクターと、森川自身に共通点はあるのだろうか?

「テイカーは、義波くんの感情を結構見ているんですよ。私自身も人がどういう動きをするんだろうとか、何を考えているんだろうとか、表情とか…結構観察するんで、そういう人のことを観ている――という点では、似ているところがあると思いますね。

復讐代行を考える発想は、難しいとというか…実際にいたら怖いと思うし、人を傷つけるところには共感できないですけど、作品のキャラクターとしては、すごくおもしろいです」

■テイカーと義波の特殊な関係

(画像提供:『GIVER 復讐の贈与者』?テレビ東京)

創設者のテイカーのそばには、吉沢演じる義波をはじめ復讐代行を担うサポーターたちが集うが、単純に雇い主とスタッフとは異なる関係があるという。

「その描写は出てきていませんが、足を悪くしていて自分では動けない。みんなに助けてもらって、テイカーは生活している――一応指示を出す立場にはいるのですが、実際はみんながいなければ、何もできない関係だと思います」

そうした中で、一種独特の絆を感じるのがサポーターの組織だが、とりわけ義波との関係は特殊だ。

「義波は感情が欠落しているキャラクターで、テイカーは義波に感情を教える――全ての言葉を指示しているわけではないですが、依頼人や復讐相手の感情を教える形で、言うべき言葉を指示しています。

義波に対しては、少し親的なところがあるのかも。例えば普通に生活している中で、会話している相手に、感情は教えないと思うんですね。子供だったら、まだ理解できていない自分の中の感情があったりするので、それを教えることはありますよね。

でも、子供も感情は自分で学んでいくものだとは思うから、普通だったら出会うことのない関係かもしれません。義波というキャラクターが、感情が空っぽという特殊性――そこに何かを入れていくというのは、普通にはない形だと思います」

■新たなチャレンジ

(画像提供:『GIVER 復讐の贈与者』?テレビ東京)

動けない設定ということもあり静と動でいえば、静の役ではあるが、テイカーは強い意志を持っているキャラクターだ。第1話でも抑制された動きの中で、その芯の強さを感じさせた演技は、やはり森川の力量の高さが大きい。

そんな中で、今回の役では特に意識していることがあるという。

「テイカーを演じる時に、“無駄なことをなるべくしない”というのを心掛けています。私、無駄なことばっかり、したくなっちゃう人間なんですよ。(笑)台本に書かれていない動きも、結構しちゃうほうなんで…無駄な動きをしないということは、意識しています。

これまで、あまり動かない役はなくて、勝手に動き回っちゃうことも多かったんですが、そういう点では自分の中で新しいチャレンジですね」

■撮影の合間に舞台のアドバイスも

(©ニュースサイトしらべぇ)

復讐代行業という非現実的なストーリーで、緊張感のある展開だが、共演者たちと楽しい現場を過ごしているそう。

「結構ワイワイというか、和やかな雰囲気です。テイカーは1人では動けない役なので、同じ場所にいるシーンが多くて、みんながそこに集まっている。スペースもそれほど広くはないので、自然と円になって、おしゃべりしています。

とりわけ、ぼくもと(さきこ)さんが中心になって、みんなが一緒に話す雰囲気を作ってくださってますね」

どんな話をしているのか、具体的な内容を聞いてみると…

「私に関しては、今年初めて舞台(脚色・演出:宮藤官九郎『ロミオとジュリエット』)のお仕事をするのですが、初めてなので想像できないことがたくさんあるんです。ぼくもとさんは舞台の経験が豊富で、本当に初歩的なことから…それこそ稽古にはどういう格好で行けばいいんですか? とか、セリフをどれくらい憶えて稽古に入るべきなのか? など、教えていただいています。

稽古が始まるのはまだなんですけど、ぼくもとさんがご自分の経験を教えてくださって、いろいろお話が聞けるとちょっとだけ安心できるし、とても心強いです」

■それぞれのキャラが愛おしくなる

(©ニュースサイトしらべぇ)

個性が強く、新しい試みも多い作品だと思うが、その魅力や今後の見どころは?

「観れば観るほど、義波やテイカー、サポーターそれぞれのキャラが愛おしくなってくるドラマだと思います。なんとなく観ることもできるんですけど、スピード感があって見直したくなるし、一言で言うと、必ずスッキリできる作品です。

それに、小林勇貴監督の前面に出ている破壊力と吉沢亮さんのタッグ――吉沢さんには小林監督の破壊的な部分がないので、この2人が組んだらどうなるのかな…って、吉沢さんにもそういう要素が出てくるのかな? というのも注目です。

第1話はスピード感や破壊力がありましたが、第2話以降は義波がなぜこういう人間なのか? テイカーがどうして復讐代行業者を始めたのか? なども、徐々に明らかになっていきます。実際こんなことが起きたら、どうしよう…と考えながら、金曜日の深夜ゆっくり楽しんで、観てもらえたらと思います」

今夜12時12分から第2話が放送される『GIVER 復讐の贈与者』。スピード感あふれる展開に、今夜もクギづけになりそうだ。

(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)

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