ミシュラン2つ星寿司店が「日本一ウマい」と認める海苔『塩屋一番』が泣けるほど美味

ミシュラン2つ星寿司店が「日本一ウマい」と認める海苔『塩屋一番』が泣けるほど美味

ミシュラン2つ星寿司店が「日本一ウマい」と認める海苔『塩屋一番』が泣けるほど美味

(©ニュースサイトしらべぇ)

スーパーで売っている海苔は見た目が一緒なため、安いものをいつも選んでいる人はきっと多いだろう。

だが、それが誤りだったことを熊本県最強の寿司店で、ミシュランガイド熊本・大分版2018で2つ星を獲得した『仙八』に行き、思い知らされたのだった。

■こんなにウマい海苔はどこで作られている?

(©ニュースサイトしらべぇ)

それはなぜかというと、記者が訪れた日に提供されていた、鉄火巻きとうにの軍艦巻きに使用していた海苔が極上の寿司種に負けないぐらいの主張をしていたのだ。

海苔はうにやまぐろなど味が強い寿司種の脇役になりがちだが、この海苔はぜんぜんちがう。仙八の超ウマい酢飯にだってバツグンに合っている。

こんなスゴい海苔がドコで作られているのか、仙八の大将に話を聞いてみると…。

■幻の海苔『塩屋一番』

(©ニュースサイトしらべぇ)

なんと、熊本県西区の河内町塩屋というところで生産されている『塩屋一番』という海苔の特注品だと気前よく教えてくれた。

大将が「この海苔に出会うまで3年かかった」と語るほどで、以前は海苔を使っていなかったうにの寿司を軍艦巻きで提供できるようになった塩屋一番、ただものではない。

■風光明媚な河内町

(©ニュースサイトしらべぇ)

コレはどんなところで作られているか見てみたい…ということで次の日にさっそく向かった河内町は、熊本市の中心から車で30分ほどの場所。

(©ニュースサイトしらべぇ)

記者が訪れた土曜日は漁協は休みだったが、仙八さんの紹介ならと特別に対応してくれた。

■漁協で話を聞いてみた

(©ニュースサイトしらべぇ)

話を伺ったのは、河内漁業組合の嶋田由美子さんと、生産者の男性2名。

(©ニュースサイトしらべぇ)

塩屋一番は有明海の中でも川から流れる栄養素や、海苔に旨味のつきやすい成分が豊富な砂地という好条件が重なった塩屋地区産の海苔。

しかも、その海苔の中でも今年は0.4%しか塩屋一番に認定されなかったほど、こだわりの海苔なのだそうだ。いったい認定される条件って何なのだろうか?

■普通の海苔よりも2割旨味が濃い

その条件とは、海苔の一般的な検査である色や香りの検査のほかに、河内漁協独自で『海苔のたんぱく質成分が50%』以上のものなど、独自の基準を設定したのだ。

海苔の旨味のもととなるたんぱく質は普通の海苔で40%程度なので、塩屋一番はそれより2割ほど旨味が強くなるというワケだ。

■最強の寿司に渡り合える海苔はこうしてできた

(©ニュースサイトしらべぇ)

さらに歯切れをよくするため、ただでさえやわらかい一番摘みの海苔を細かくし、板海苔の形に仕上げているそうだ。

コレは全体で作ることができる海苔の量が減ってしまうため生産者はやりたがらない工程だが、こうすることで板海苔1枚3〜3.5グラムの海苔を使えるところ、4.5グラムまで増やすことに成功。

そうした工程を経なければ、仙八の最強クラスに美味しい酢飯・寿司種と渡り合えるほどの厚みを持ちながらもパリッとした歯触りや旨味を兼ね備えた海苔はできなかった。

■そのまま食べても最高に美味

塩屋一番をそのまま食べると、厚いのに最高に良い歯切れをまずは楽しめる、次に海苔が舌に触れると、心地よい海苔の旨味が広がっていく。

次に細かくなった海苔が口いっぱいに広がり、鼻から素晴らしい海苔の香りが抜けていくのだ。板海苔で食べてここまで完成度の高さを感じられる海苔は、ほかにあるだろうか。

■塩屋一番をドラゴンボールで例えると

(©ニュースサイトしらべぇ)

あまりに塩屋一番がウマすぎたので、自宅で子供と巻き寿司を作ってみたのだが、最高に美味しい海苔を使うだけでここまで味が変わることにも驚かされた。

素人が作った酢飯とスーパーで買った食材だけの巻き寿司なのに、塩屋一番がそれぞれのウマさを限界まで引き出しているではないか。ドラゴンボールに例えたら塩屋一番はナメック星の最長老みたいな存在だろう。

ヤムチャ並の潜在能力のスーパーの素材でも極限までウマくなり、仙八のように孫悟飯クラスの実力がある素材は神レベルの味に到達させてくれる。

■気になる人は河内漁業協同組合へ連絡を

塩屋一番は生産量が物凄く少ないため、購入は困難だが、もし日本一クラスに美味しい海苔を食べたかったら、生産元の河内漁業協同組合へ連絡するといいだろう。

あまりにウマすぎて普通の海苔が食べられなくなってしまう可能性があるが、間違いなく本物の海苔の美味しさに気づけるはず。気になる人はぜひチェックしてみよう。

(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)

関連記事(外部サイト)