ブラックはイヤだけど、ビジネスに役立つ? 飲食店経験は意外な層に多め

ブラックはイヤだけど、ビジネスに役立つ? 飲食店経験は意外な層に多め

ブラックはイヤだけど、ビジネスに役立つ? 飲食店経験は意外な層に多め

(itakayuki/iStock/Thinkstock)

学生時代のアルバイトの定番といえば、飲食店。しかし、昨今は時給を上げてもなかなかパートやアルバイトが集まらないなど、人手不足が深刻な業界となっている。

人が集まらないことからシフトの調整ができず、ワンオペや休みが取れないブラックバイト化が問題になることもあるが、賄いが食べられたり、食事補助が出たりすることも多く、お金がない時代に「とりあえず、食いっぱぐれない」という理由で飲食のアルバイトをした人もいるだろう。

しらべぇ編集部では、全国の20〜60代の男女1,357名を対象に、「飲食店で働いたことがある」人の割合を調査した。

■高年収者が意外と高め

「飲食店で働いたことがある」と回答したのは、全体で34.6%と3人に1人ほど。男女では、男性が26.0%に対して、女性は42.9%と17ポイントほど差がついた。

性別・年代別では、
(©ニュースサイトしらべぇ)

30代女性は過半数、前後する20代40代女性も半数に迫るが、男性は40代の35.8%が最多。いずれの年代も女性が男性を大きく上回り、20代はほぼ2倍という大差だ。

飲食店のバイトはマニュアル化されている部分も多いが、接客や厨房との連携などさまざまな対応力が求められる要素があり、「マルチタスクが身についた」という人もいる。

そこで年収別データをチェックしてみると、

(©ニュースサイトしらべぇ)

「500万〜1000万円未満」のレンジは下がるものの、最多は「1000万円以上」40.0%で全体よりも5ポイント以上高い。

直接的に客と接して要望をやり取りする経験は、ビジネスをする上で役立つのかも。

■飲食バイトが青春の思い出

実際に「飲食店で働いたことがある」人に、話を聞いた。

「高校生の時、最初にアルバイトしたのが飲食店で、その時にも『この仕事は自分に向いている』感じがしました。その後、進学して別の業態のバイトもいろいろやってみたんですが、なんだかんだ一番長く続いたのは飲食系だったこともあり、今は飲食業界で働いています。

週末に休みが取れなかったり、立ち仕事なので大変なこともあるけど、お客さんの反応がダイレクトに伝わってくるし、スタッフと一緒に工夫する余地があるとか、やりがいが結構あるんですよねぇ」(30代・男性)

「高校・大学といろいろアルバイトをしましたけど、飲食店の仕事が一番楽しかったですね。ちゃんとシェフや板前さんがいる店だと、まかないが美味しいし、ちょっとした料理のコツを教わるのが楽しみでした。

ファーストフード系だと同年代のバイトが多くて、バイト仲間で遊んだり、その中で恋愛があったりして…今も何人かとは、たまに連絡を取り合ったりしています。学校で友達がいないわけじゃなかったけど、バイト仲間の方が連帯感は強かったかな。

考えてみると働いてお金をもらうことよりも、シフトに入ってみんなと会えるのが楽しかったし、青春の思い出のかなりの割合がバイト仲間と遊んだことだったりするから、飲食店のアルバイトが私の青春の1ページって感じですね」(40代・女性)

昨今はかなり年代が高い人が、ファーストフードやカフェチェーンで働く姿も増えている。条件や環境の良さが大前提となるが、楽しい思い出を持つ人が増えると、人手不足の改善になるのかも。

(取材・文/しらべぇ編集部・チーム・ ぺる)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年2月9日〜2018年2月13日
対象:全国20代〜60代の男女1357名 (有効回答数)

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