「オレオレ詐欺の名簿に名前が…」と電話がきた82歳女性 その対応にため息が…

「オレオレ詐欺の名簿に名前が…」と電話がきた82歳女性 その対応にため息が…

「オレオレ詐欺の名簿に名前が…」と電話がきた82歳女性 その対応にため息が…

(st-palette/iStock/Thinkstock)

神戸市に住む女性(82)が、オレオレ詐欺を応用した詐欺の被害にあい、現金およそ9400万円を騙し取られていたことが判明。

被害額の大きさとその手口に、ネット上で注目が集まっている。

■「オレオレ詐欺の名簿」に電話

神戸新聞によると、女性が詐欺の被害にあったのは昨年6〜9月にかけて。

まず最初、女性の自宅に消費者金融会社社員などを名乗る複数の男から「オレオレ詐欺の名簿に名前が載っている。削除にはお金が必要」という電話があった。

これを信じた女性は、指定された住所に3千万円を計3回送付。その後、今度は金融庁の職員を名乗る男から「違法送金にあたる。裁判に行かなくていいので、お金を支払うよう」などと電話があり、女性は再び宅配で400万円を送付したそうだ。

■注意喚起を利用した手口が増加か

今回のような「オレオレ詐欺への注意喚起を利用した詐欺」は最近、増加傾向にあるようだ。例えば「ガッコム安全ナビ」によると26日、宮城県の名取市の複数の家に、警察官を装う者から、「振り込め詐欺の名簿に名前が載っている」「あなたの通帳、盗まれていませんか」などとかかってきたという。

場合によっては「危険なので今のうちに口座から全額おろしてきてください。キャッシュカードを預かります」などと言ってくるケースもあったそうで、手口の複雑化が進んでいると言える。

■ため息が漏れる人々

とは言え、特殊詐欺の被害にあわないために大事なのが「すぐに信用せず、電話をきって自分から子供にかけ直したり、家族や信頼できる人に相談する」というのは、どんなケースにも当てはまることだ。

だからこそ、ツイッター上では、間違った判断をしてしまった82歳の女性に対し、思わずため息が漏れてしまう人も。

・やはり高齢者のオレオレ詐欺を防ぐことは容易では無いのか

・誰かに相談しないのか? と思うけど、もし相談できる人がいない孤独な老人だと、救えないってことなのかなあ

・これだけ危険性が訴えられてても、少しでもやり方が変わるとわからなくなるのかな

■16%に「オレオレ詐欺電話」の経験

ちなみに、しらべぇ編集部が全国の男女20〜60代に調査を行なったところ、「オレオレ詐欺の電話が自分の家や実家にかかってきたことがある」と答えた人は全体の15.8%。幅広い年代を対象にしていることを考えれば、オレオレ詐欺がいかに身近に起こっているかがよくわかる。

どうすれば、このような詐欺をなくすことができるのか。みなで一度、真剣に考えるべきタイミングに来ているのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年8月31日〜2018年9月3日
対象:全国の20〜60代男女計1363名(有効回答数)

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