寝屋川中1男女殺害犯にも言い渡された死刑 反対論もある制度について聞いてみると…

寝屋川中1男女殺害犯にも言い渡された死刑 反対論もある制度について聞いてみると…

寝屋川中1男女殺害犯にも言い渡された死刑 反対論もある制度について聞いてみると…

(Loco3/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

しらべぇでも既報の通り、2015年に大阪府内で中学生2人を殺害したとして逮捕・起訴された山田浩二被告に死刑判決が下された。

同被告は初公判で涙ながらに土下座するなど反省の様子を見せ、弁護側も発達障害の影響で心神耗弱状態だったとして懲役12年を主張する。

しかし裁判官は責任能力を有していると判断。前科の多さや凶悪的な犯罪手法などから更生の余地はないとし、死刑を言い渡した。

■死刑には廃止論も

山田被告サイドは判決を不服として即日控訴。非常に悪質かつ残虐で、わいせつ事件を繰り返してきた被告だけに、棄却を望む声も多い。

一方で「死刑は反対」「殺すよりも辛い目に遭わせることで罪を償わせるべきだ」との指摘も。ヨーロッパなどでは廃止した国も多く、日本も追随するべきだという声もある。

しかし、日本では伝統的に死刑が行われてきたこともあり、「廃止論」には否定的な人が多いと言われる。実際の所どうなのだろうか?

■死刑制度を廃止するべきだと思う?

しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,344名に「死刑制度を廃止するべきだと思うか」調査を実施。

結果、「そう思う」は6.8%、「理解できる」が21.1%で、死刑制度廃止に肯定的な人はわずか27.9%に。一方「違和感がある」と「おかしいと思う」を合わせた割合は、72.1%。

日本国民の多くは、重大犯罪については死を以って償う死刑制度を支持している。

■廃止論者の意見は?

死刑制度廃止を主張するUさん(40代・男性)に意見を聞いてみた。

「合法とはいえ、他人が他人を殺すということは許されないのではないかというのが1つ。また、極稀ながら冤罪の可能性もあるので、慎重になるべきでは。

それに、死刑が犯罪抑止となっているかというと疑問。死刑になりたくて凶悪犯罪をする人間も一定数存在している。死ぬまで刑務所に置き、苦痛を味わせるようなプログラムを組むほうが、抑止に繋がるのではないかと思う」

■絶対必要との声も

一方死刑制度は必要と考えるのはBさん(50代・男性)だ。

「死刑になる人間は、大体複数の人生をその手で終わらせている。遺族からすれば、そんな人間が生きていること自体が不愉快だし、殺してほしいと思うのは当然。

終身刑といっても飯が食えて、刑務所で食うに困らない生活ができるなんておかしい。それに万が一刑務所を脱走したら、大変なことになる。人間にとって死は究極の刑罰。冤罪ではないか吟味する必要はありますが、刑が立証できたのなら死刑にするべき」

様々な意見があるが、今回の調査では死刑制度維持派が廃止派を上回った。重大犯罪について、死を以って罪を償うべきと考えている人は少なくない。この事実は、やはり無視できないものだ。

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年8月31日〜2018年9月3日
対象:全国20代〜60代の男女1,344名 (有効回答数)

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