「ある事情」で落第になった大学生 再試験を受けさせた教授に「まさかの展開」が…

「ある事情」で落第になった大学生 再試験を受けさせた教授に「まさかの展開」が…

「ある事情」で落第になった大学生 再試験を受けさせた教授に「まさかの展開」が…

(101cats/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

昨年2月、学期末試験で落第判定を受けた学生から相談を受け、再試験を受けさせた結果、合格とした教授が「就業規則違反」で8か月の停職処分になるという出来事が発生。

25日、山形地裁でその裁判が行なわれ、ネットで注目を集めている。

■教授の優しさが裏目に?

報道によると、騒動の舞台となったのは山形市にある東北芸術工科大。60代の男性教授は、ひとりの学生から「ノートが持ち込み可能な試験であったにも関わらず、友人に貸したものが返って来ず、持ち込むことができなかった」との相談を受けたという。

これに対し、教授は採点を誤ったとする虚偽の申請を行なうことで、学生に再試験を受けさせ、合格に導いた。だが、この行為が露見すると大学内で問題となり、停職処分をくらうことになった。

■訴えは認められず

これに対し、教授は停職処分を大学の懲戒権の乱用だとして、同大を相手に処分の無効と停職中の給与など約780万円の支払いを求めて訴訟。

しかし25日、山形地裁は原告の請求を棄却することに。判決では、「単位取得の公平さ・適正さを害した」などと指摘され、指導者としての教授の不公平さが問題とされた形だ。

■「ダメなものはダメ」の声

うまくいっていれば一見、美談にもなっていそうな今回のエピソード。しかし、ネット上では「ダメなものはダメ」と否定的な声が相次いだ。

・虚偽の申請は絶対にダメ。教育者にあるまじき行為でみとめられるべきものではない

・美談でも何でもないし、先生なら駄目なもんはダメと教えるべきだったね

・良いことしたつもりなんだろうけどダメだよね。ルール曲げたらその子のためにもならない

・温情のつもりだったんだろうけど

■4人に1人が「えこひいき」を自覚

「えこひいきでしかない」という指摘もあった今回の騒動。

しらべぇ編集部では以前、全国20代〜60代の会社勤めの男女570名に対象に「えこひいき」について調査。その結果、「お気に入りの部下や後輩はついえこひいきしてしまう」と答えた人は全体の24.2%におよんだ。

自覚症状がある人だけでこの割合なのだから、「あの人、気付いてないけどえこひいきしてるな〜」という他覚症状も含めれば、もっと高い割合になりそうだ。

もとはといえば、大学生がきちんと友人からノートを返却してもらっていれば、起こらなかったかもしれない今回の騒動。悔やむべきは、そこの部分だろう。

(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2018年5月18日〜2018年5月21日
対象:全国20代〜60代の会社員の男女570名 (有効回答数)

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