従業員とバイトが「タイヤにキック」など悪質動画投稿で逮捕 イエローハット広報に聞いた

従業員とバイトが「タイヤにキック」など悪質動画投稿で逮捕 イエローハット広報に聞いた

従業員とバイトが「タイヤにキック」など悪質動画投稿で逮捕 イエローハット広報に聞いた

(industryview/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

主にアルバイト従業員などが、悪質なイタズラ動画や画像を投稿することで炎上騒ぎとなる「バイトテロ」。たびたび炎上を繰り返し、ここ最近は収まりつつもあったが、新たにカー用品で従業員とバイトによる、悪質行為が発生した。

ゴールデンウィーク初日にも関わらず、急遽対応に追われているイエローハットを取材した。

■驚くべき動画の内容とは…

イエローハット本社に26日朝に、一般のユーザーから「悪質動画が上がっている」の通報でこの件が発覚。動画には、商品として並んでいるタイヤにドロップキックをする姿が映っている。

また、履いていた安全靴を駐車中の軽自動車、ボディにぶつけてへこませる行為や、工具に火をつけるといった悪質行為も収録されていた。連絡を受けたイエローハット本社が直ちに調査した結果、静岡県内の店舗で撮影されたものであることが分かった。

■従業員とバイトが共同で

今までは、バイトのよるテロ行為が話題になっていた。今回は、既に辞めてしまったバイト1名、これに現在勤務中の従業員5名が関わっていた。

この動画は、1〜2年前に撮影されたもの。昨年7月に退職したバイトが2〜3日前にツイッターに投稿。直ぐに削除したものの、それを別の人物が加工したものが、YouTubeやSNSで今も拡散している。

■直営店ではなかった

今回問題が起きた店舗は、イエローハットの直営店ではなく、静岡県内の企業が、イエローハットとフランチャイズのような契約を結んでいる店。この会社は、静岡に6店舗、山梨県に1店舗のイエローハットを構えている。

イエローハット広報によると、正確には「ボランタリーチェーン契約」で、フランチャイズ契約のようなロイヤリティがなく、イエローハットが卸している商品を契約先企業が扱う方式。イエローハットは、商品を卸すことで利益を確保している。

■詳細は調査中

関わったバイトは店を退職しており、従業員も「時が経ってしまい記憶が薄れてしまっている」と話しているとのこと。そのため、詳細な調査が難航している。

イエローハットはまずホームページ上で謝罪。しらべぇ編集部の取材に対して「これから全容をまず解明し、この件に関わった従業員と契約先企業に対して、措置を検討していきたい」と回答した。

■関係者は逮捕

さらに夜になって、この動画に関わった元アルバイト従業員と従業員1名の建造物等放火未遂容疑で逮捕されたとのニュースが飛び込んで来た。再度21時半に、イエローハット本社を取材した。

「20時頃、逮捕された従業員が所属している会社から、逮捕された従業員を懲戒解雇したという連絡が入った」とのこと。

「廃棄予定の鉄ホイルに可燃性の部品洗浄剤を吹き付けながらライターを付けようとした、倉庫内で撮影された動画が、逮捕のきっかけになったのではないか」と広報担当は話す。

ふざけていたでは言い訳にならない行為が、逮捕という最悪の結末に至り、イエローハットが負ったダメージも計り知れない。

■炎上経験者は少ないが…

バイトテロは、ネットユーザーを巻き込んだ炎上によって類焼・延焼し、被害を拡大させる。しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,365名を対象に調査したところ、炎上経験者はわずか4.4%だった。

限られた割合ではあるが、本当に一部の「バカッター」と呼ばれる人たちによって、周囲の人間や企業が大きなダメージを受けてしまうことを忘れてはならない。

(文/しらべぇ編集部・おのっち)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年4月22日〜2016年4月25日
対象:全国20代〜60代の男女1365名(有効回答数)

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