公明党・山口那津男代表への刺客 「れいわ新選組」現役創価学会員候補

公明党・山口那津男代表への刺客 「れいわ新選組」現役創価学会員候補

公明党・山口那津男代表への刺客 「れいわ新選組」現役創価学会員候補

鬼気迫る表情で公明党の山口那津男代表を街頭演説でで痛烈に批判するのは、山本太郎・参院議員が率いる「れいわ新選組」で東京選挙区から出馬した野原ヨシマサ氏だ。

「山口那津男! 辺野古(基地新設)も止められないくせに、平和福祉とか偉そうなこと言うな、バカヤロー!」

「小さな声を聴く力というが沖縄は何回にもわたって辺野古基地移設Noの大きな声をあげたんだ。山口那津男、沖縄の大きな声を聞けないのに何で小さな声が聞こえるんだ」

公明党の支持母体である創価学会の現役会員で沖縄創価学会壮年部に属する。昨年の沖縄県知事選では公明党・創価学会が玉城デニー・沖縄県知事の対立候補を推薦したにもかかわらず、野原氏は反旗を翻してデニー候補を支援し、デニー知事の立役者となった。

■安保法制・共謀罪に賛成した公明党に反発

7月7日の演説で山本太郎・代表は野原氏を次のように紹介した。

「私の隣にいるのが、野原善正さん。沖縄県創価学会壮年部の方です。なんだ山本太郎、創価学会と手を組んだのか?そうではありません。今の創価学会の執行部、公明党、やっていること真逆じゃないか。

これは、これまでの教えと違うはずだということに対して、一歩大きく踏み出した。

なにより、この東京選挙区、公明党代表・山口那津男さまが立候補されていますので、そこに対して、創価学会の教えを、今、耳を塞いでいる状態の執行部対、これまでの創価学会の心のような存在の戦い。これは見ものですぞ。

その戦いの先頭に立つなんてどれだけ勇気がある方ですか。この夏の選挙、東京選挙区、選挙に興味のない人も乗っかってほしい、面白がってほしい。この聖なる戦いに一歩踏み出してくれた方が、野原善正さんです」

■「自民と一緒に暴走」

野原氏は山本代表の言葉を継いで次のように発言した。

「公明党は自民党と連立政権を組んで以来20年余りの間に、権力の旨みにどっぷりと浸かってしまい、民衆救済という原点というものをすっかり忘れ去ってしまった感じがします」

「立党以来、平和福祉を掲げてきた公明党が、このような戦争を肯定する法案を通す、また、民衆を弾圧するような法案を通すということは、どう考えてみてもおかしいことだと思います。

自民党の歯止め役になるはずだった公明党は、今、自民党と一緒になって暴走しております。今の公明党は、池田先生の平和思想とは真逆な方向に進んでいると思います。これは非常に危険なことです。絶対に止めないといけません」

■「池田名誉会長の意志」と語る

そして、野原氏はなんと、「今の公明党ならば、ぶっ壊すのが池田大作創価学会名誉会長の意志だ」と語る。

「池田先生は公明党の前身・公明政治連盟を結成したときに、『もし将来、平和や福祉を捨てたら、民衆に敵対するようになったならば、党を壊しなさい』とご指導なさっています。私が今の公明党をぶっ壊す、というのは池田先生のご意志なのです」

■公明党ウォッチャーの見解は…

今のところ、公明党は野原ヨシマサ氏の出馬を完全に黙殺しているが、「気が気でならないだろう」というのが、自身が学会員二世で公明党ウォッチャーのMasamin氏だ。

「じつをいうと、公営掲示板を見ると、山口那津男・代表のポスターに『公明党』の『こ』の字も入っていなくて話題になっています。公明党職員ですら、それに気づいていない人もいます。

党代表が政党名を隠すとは、社長が名刺に自社の名前を入れていないようなものです。一方、野原ヨシマサさんは『沖縄創価学会壮年部』と大書してある。これでは、どちらが創価学会が推す候補だか、一般には分からなくなる。

山口代表の当選は確実ですが、タカ派色の強い安倍政権の6年半で公明党は『下駄の雪』よろしくずっとくっついきた。平和・福祉を理想とする創価学会員の中に内心、不満に思っている人も少なくない。

どれだけ学会員で離反者が出て野原候補に投票するのか。山口代表は気が気でありません」

(取材・文/しらべぇ編集部・及川健二)

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