「忠犬ハチ公のよう」 一歩も離れようとしない犬の姿に人々は涙

「忠犬ハチ公のよう」 一歩も離れようとしない犬の姿に人々は涙

「忠犬ハチ公のよう」 一歩も離れようとしない犬の姿に人々は涙

(Nataba/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

舞台こそアメリカとなったが、映画『HACHI 約束の犬』の大ヒットで世界的に有名になった、秋田犬の『ハチ』。ご主人にあくまでも忠実、健気な従順な犬に心打たれる話題はじつに多い。

 

■突然姿を消したご主人

飼い犬にとって、突然ご主人が姿を消してしまうことのショックは測り知れない。途方に暮れ、そして体力がある限りご主人の姿を思い求め、さまよい歩くことだろう。

ギリシャのエトリア=アカルナニア県にあるナフパクトスという町で今、1匹の白い犬が「忠犬ハチ公」のようだと話題になっている。突然いなくなってしまったご主人の姿を探し回った末、犬はある場所で歩みを止め、そこからまるで動かなくなってしまったという。

 

■事故現場から離れようとしない犬

飼い主は昨年のはじめ、交通事故のため死亡した。それを理解できない犬は、ご主人の匂いを求めて町をうろうろするように。やがて事故現場となったある神社の脇にたどり着いた。救急車で運ばれ、ご主人の匂いが途絶えた場所である。

その日からすでに1年6ヶ月が経過。今では町の多くの人が悲しい事情を知っている。新たな里親になろうと誰かがその犬に手を差し伸べてみても、まるで応じようとしないため、人々は温かく見守ることにした。

雨をしのげるよう簡易な屋根を作り、道行く人たちが水や食べ物を与えたりしている。?

■日本の、世界の「ハチ公」たち

愛するご主人の匂いが途絶えてしまった交通事故の現場、病気やケガにより運ばれた先である病院、そしてお墓。そこから離れようとしない忠犬たちの姿は、日本で、そして世界で大きく報じられ、人々を涙させてきた。以下は、ほんの一例である。

・勤務先の大学で倒れて亡くなった飼い主の上野英三郎博士。愛犬ハチは渋谷駅の前でずっと待ち続ける(1925年 日本)

 

・ご主人が眠る墓のそばから決して離れようとしない犬。6年が経過したところで報道(2012年 アルゼンチン)

 

・飼い主がガン治療のため入院。その2週間後、寂しさに耐えられず犬は自宅から脱走。4時間かけ15ブロック離れた病院へ(2015年 アメリカ)

 

・飼い主の死から2ヶ月後、親族が墓参りしたところ可愛がっていた犬がそこに(2018年 アメリカ)

 

・飼い主が交通事故で死亡した現場の道路脇にたたずむ秋田犬。80日が経過したところで報道(2018年 中国・内モンゴル自治区)

 

・飼い主は刑務所へ。犬はその匂いを追い、連行された警察署の前から約1年間まるで動かず(2018年 アルゼンチン)

 

人と犬の絆の強さには驚くばかり。ご主人を慕い、常に寄り添い、そして愛され、褒められることを何よりの生きる喜びとしている犬たち。長くても十数年というその命を私たちは必ずや大切にし、愛し、そして決して悲しい思いをさせないよう努力したいものだ。

(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)

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