催涙スプレーを24人に噴射した男を送検 専門店は「正当防衛のための物」

催涙スプレーを24人に噴射した男を送検 専門店は「正当防衛のための物」

催涙スプレーを24人に噴射した男を送検 専門店は「正当防衛のための物」

(Evgen_Prozhyrko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

先月に横浜駅周辺で異臭騒ぎを起こした男が送検された。そこで使われた催涙スプレーには、どのような効果と威力があるのか。しらべぇ取材班は、護身用品を扱う専門店を直撃。


■犯人の男は自首

神奈川県警戸部署は16日、横浜駅西口の商業施設で6月、通行人に催涙スプレーを噴射したとして、暴行容疑で横浜市中区の男性会社員(33)を書類送検した。

書類送検容疑は6月29日午後5時ごろ、同市西区にある複数の商業施設でスプレーを複数回使い、男女計24人に吹きかけたもの。当時、異臭騒ぎで周囲は騒然となった。

同署によると、会社員は翌30日、「インターネットでニュースを見て重大なことをしてしまったと思った」と自首したという。


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■とうがらしエキスの効果とは…

護身用品専門店KSPは、まず催涙スプレーは、相手の顔に吹き付けるとあまりの激痛で目が開かず、さらに顔面全体の激痛で完全に行動不能に陥るといった効果を発揮する護身用品であると話す。

絶大な効果が最低でも1時間に渡り持続し、なおかつ後遺症などの心配が一切ないため、最も確実で使用しやすいという。

世界で最も強力な催涙スプレーはポリスマグナムで、失明ギリギリになるほどの威力がある。値段は3,600円〜6,300円ほど。市販されているマスタードが使用された霧状に噴射されるものは、効果が薄いという。ポリスマグナムは液状で噴射し、とうがらしエキスが使用されている。


■身分証明書が必要

KSPでは、催涙スプレーが悪用されることを避けるために、購入には身分証明書の提出を義務付けている。催涙スプレーは、護身用で「あくまでも正当防衛のためのもの」と話す。

店によるポリスマグナムの人体実験では、あまりの激痛によって全く動けない状態になったが、半日後には完全に回復し体への害は全くなかったという。なお、万が一催涙スプレーが目に入ったら、

(1)まず冷水でよくすすぐ。この時、温水は催涙効果を高めることにつながる恐れがあるため、必ず冷水を使用する。


(2)目を除く部位に催涙スプレーにあたった場合、その部位を石鹸で2回以上洗う。


(3)催涙スプレーによる苦痛は、イブプロフェンのような市販の抗炎症剤で緩和できる可能性がある。


(4)子どもや幼児にとって、催涙スプレーの効果は抵抗力の許容範囲を超える。もし浴びてしまった場合はすぐに医師の診察をうける。


以上のような処置が必要。催涙スプレーは、逃げるための十分な時間を与えてれる優れた護身用品であり、万が一の危険から命を守ってくれる最強の味方。しかし、いたずら目的で使用することは絶対にあってはならない。

(文/しらべぇ編集部・おのっち)

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