第3子をバケツに産み落とし死なせる 42歳母親「お金がなかった」

第3子をバケツに産み落とし死なせる 42歳母親「お金がなかった」

第3子をバケツに産み落とし死なせる 42歳母親「お金がなかった」

(Tomohiro Yamashita/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

第3子の妊娠がわかった時、「自分には経済力がないから育てられない」と思いつつ、誰にも相談せずにいたその女。月日が過ぎ、彼女はやがて出産を迎えた。


■極秘のうちに第3子を出産

世界で最も寒い地域として知られるロシア・イルクーツク州の、ユルトイという小さな町で今年2月に新生児死体遺棄事件が起きていた。警察はこのほどついに1人の女の身柄を拘束。42歳のシングルマザーが極秘のうちに第3子を妊娠・出産していたことを突き止めたという。

赤ちゃんを産み落とし、マイナス5度という環境に放置して低体温症で死なせていたことを本人も認めたなか、犯行当時の様子が次々と明らかになり、その非情さが世間を身震いさせている。


関連記事:トイレで出産した乳児を押入れに遺棄 逮捕の19歳少女に「命の重さ」を問う声

■「経済的に無理」と母親

自宅で行われた現場検証においては、凍てつく真冬の庭にオレンジ色のバケツを置き、そこにしゃがんで産み落としたという当時の様子を再現した母親。激しい陣痛の波がきてからも、生まれるまでに40分間かかったと話した。

母親はさらに「上に2人の子供がいて生活に困っている。3人育てるなんて無理」と繰り返したが、周囲との関わりが希薄で、誰にもそれを相談していなかった。この女の妊娠・出産を知る者がいなかったことも、捜査が難航した原因だったという。

■「直視したくなかった」

誕生直後の赤ちゃんの健康状態について尋ねられた際、母親はこう答えている。

「少しは動いて呼吸もしていたけれど、泣かずにガーガーという奇妙な声を出していた」


「その子のことは、しっかり見ようという気になれなかった」


「白いビニール袋に入れて自宅のゴミ置き場に放置し、数時間後にゴミ処理場に持ち込んだ」


赤ちゃんの遺体は2週間後にゴミ処理場の職員により発見された。マイナス10度という環境ゆえ、司法解剖をするにも遺体の解凍に数時間を要したという。


■子供にも健康で幸せな人生を生きる権利

しらべぇ編集部は、全国の20〜60代の子供がいる男女651名を対象に、「子供がいないほうがよかったと思った瞬間がある」か意識調査を実施。全体でおよそ4人に1人が「ある」と回答していた。

子供の健康で幸せな人生を生きる権利を親は奪ってはならない。このたびの母親に裁判で有罪判決が下った場合、最大で懲役4年の実刑判決、あるいは5年の強制労働という刑罰が言い渡されるのではないかという。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日〜2016年7月25日 
対象:全国20代〜60代の子供がいる男女651名(有効回答数)

関連記事(外部サイト)