要介護の超高齢父を還暦の息子が虐待 暴行を加え缶詰しか与えず

要介護の超高齢父を還暦の息子が虐待 暴行を加え缶詰しか与えず

要介護の超高齢父を還暦の息子が虐待 暴行を加え缶詰しか与えず

(KatarzynaBialasiewicz/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

89歳の老父と暮らしていた男が、介護が必要な状態と十分に知った上で父親を虐待。あざ笑う、踏みつける、蹴るといった暴行を加え、金も勝手に使っていたことが分かった。


■高齢父と同居していた息子

米アイオワ州の男(60)は、89歳の父親と暮らし「介護者」として完全に世話を任された立場にあった。

それでも家族愛よりストレスと老いた父への嫌悪感がまさったらしく、男は父親の世話に精を出すどころか虐待を開始。「おもしろいから」というあり得ない理由で踏みつけるなどし、ついに通報を受けた当局が捜査に踏み切った。


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■凄惨な虐待の実態

高齢父が警察に話した内容をまとめると、この男は「邪魔なんだよ」と父親の脚を蹴り上げ転倒させ、それが原因で父親の肋骨は数本折れてしまったとのこと。当局が確認すると、確かに父親の体の左半分にアザができていることも判明した。

さらにこの男は父親にろくな食べ物を与えておらず、父親が連日「これを食え」と差し出されるのはコーン缶のみ。

さらに歩く際に必要な歩行器を取り上げられることも日常茶飯事で、父親は這って移動するしかなかったという。そんな父に近寄るなり男は指を踏みつけるという悪質さで、ここ25年間は父親に支給される手当も無断でつかっていたとみられている。

■隣人らは何も知らず

これほどひどい目にあっている老人がいたにも関わらず、近所で暮らす人々は何も知らなかったというから驚きだ。

この件を知りショックを受けたという隣人のひとりはメディアの取材に応じ、「あそこの家のお父さんは、とっくの昔に亡くなったのだと思っていました」「自分の親をひどい目にあわせるなんて、僕には想像もできません」と語っている。


■息子には実刑判決も

父を這わせ、蹴ったり踏んだりして笑っていたというこの男を、当局は拘束し逮捕に踏み切った。これら残酷な行為で男が有罪と判断された場合、長ければ10年の実刑判決が下される可能性もあるという。

自分を育ててくれた父親を苦しめ心身ともに追い詰めた男に、裁判所はどのような判決をくだすのか。ひどすぎる虐待に長いあいだ苦しんだ父親が、良い環境に移れるよう願うばかりだ。

(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)

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