夫が妻を殴り意識不明の重体 息子と喧嘩して「カッとなって殴った」

夫が妻を殴り意識不明の重体 息子と喧嘩して「カッとなって殴った」

夫が妻を殴り意識不明の重体 息子と喧嘩して「カッとなって殴った」

(SvetaZi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

愛知県警港署は4日午前11時半に、名古屋市港区小碓4丁目に住む無職の夫(77)を、傷害の疑いで通常逮捕した。しらべぇ取材班は、愛知県警などから話を聞いた。


■妻は意識不明の重体

逮捕容疑は、4日午前7時ごろ、名古屋市港区の自宅で妻(77)の左側の頭を手で殴り大ケガをさせたもの。港署によると、同日午前8時23分に消防から「女性を病院に搬送したが、家族と喧嘩をして殴られたようだ」という通報があった。

男は犯行の直前、同居する50代の息子と喧嘩をしていて、妻は仲裁に入り巻き込まれて殴られたとみられるという。妻は、急性硬膜下血腫で意識不明の重体。調べに対して、夫は、「カッとなって殴った」と容疑を認めており、同署は詳しいいきさつを捜査している。


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■3種類のDV

内閣府男女共同参画局によると、ドメステック・バイオレンス(DV)には、(1)身体的なもの (2)精神的なもの (3)性的なものと3種類あるという。

(1)身体的なもの(殴ったり蹴ったりするなど、直接何らかの有形力を行使するもの。刑法第204条の傷害や第208条の暴行に該当する違法な行為であり、たとえそれが配偶者間で行われたとしても処罰の対象になる)


(2)精神的なもの(心無い言動等により、相手の心を傷つけるもの。精神的な暴力については、その結果、PTSD【心的外傷後ストレス障害】に至るなど、刑法上の傷害とみなされるほどの精神障害に至れば、刑法上の傷害罪として処罰されることもある)


(3)性的なもの(嫌がっているのに性的行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しないといったもの。夫婦間の性交であっても、刑法第177条の強制性交等罪に当たる場合がある。【夫婦だからといって、暴行・脅迫を用いた性交が許されるわけではない】)


そして、被害者は恐怖で次の行動に踏み切れないことがある。


■逃げることができない

被害者は、「逃げたら殺されるかもしれない」という強い恐怖から、家を出る決心がつかないことがあるという。また、暴力を振るわれ続けることにより、「自分は夫から離れることができない」「助けてくれる人は誰もいない」といった無気力状態に陥ることもある。

そして、子供が暴力を目撃したことによって、さまざまな心身の症状が表れることもあるとのこと。暴力を振るう加害者については、一定のタイプはなく、年齢、学歴、職種、年収に関係がないといわれている。

人当たりが良く、社会的信用もあり、周囲の人からは「家で妻に対して暴力を振るっているとは想像できない」と思われている人もいるそう。被害を受けたら、全国283箇所にある配偶者暴力支援センターに、一刻も早く相談することが大事だとのことだ。

(文/しらべぇ編集部・おのっち)

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