SB平石コーチが誕生 監督からコーチのレアケース、過去をみると…

SB平石コーチが誕生 監督からコーチのレアケース、過去をみると…

SB平石コーチが誕生 監督からコーチのレアケース、過去をみると…

プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの1軍打撃兼野球総合コーチに平石洋介が就任した。今季まで東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を務めていた人物が同じリーグのチームのコーチとしてリスタートだ。

コーチから監督のパターンはいたって普通だが、その逆パターンは珍しい。しかし過去の例をみると意外にも珍しいとは言い切れない事例なのかもしれない。


■あの人も監督からコーチに…

指導者のトップともいえる「監督」のイス。そこから格が下と言えるコーチに転職する珍しいのではないだろうか。実際にツイッターでも「監督からコーチってないよね」との声もある。

意外にも昭和や平成に入ってからも監督退任後にコーチ就任の例は少なくない。

たとえば、90年から92年にわたって当時の福岡ダイエーホークスの監督を務めた田淵幸一は02年から阪神タイガースのチーフ打撃コーチなどを、伊原春樹は西武ライオンズとオリックス・ブルーウェーブの2チームで監督を務めてから読売ジャイアンツのコーチに就任した。

ほかにも中西太や中日ドラゴンズで巨人のV10を阻止した与那嶺要さん、広島東洋カープで監督だった達川光男らがいる。


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■辞めた翌シーズンにはコーチに

田淵や伊原らは監督退任後から少なくとも1シーズンをおいてからコーチに就いている。しかし平石のように監督を辞めた直後にコーチといった前例もある。

梶本隆夫さんは阪急ブレーブス(現在のオリックス・バファローズ)で79年から80年に監督を務めたが、上田利治さんの復帰に伴って退任直後から再び阪急のコーチに戻った。

そして監督を務めた翌年から敵チームの指導者に加わる例はソフトバンクにあった。09年でオリックスの監督を退任した大石大二郎だ。彼は解任からあまり日が経たないうちにソフトバンクのヘッドコーチに就任。ここから監督よりも長い4年もの間コーチとしてチームに貢献した。


■監督よりもコーチの評価が高い人も

その時と状況が似ている平石のコーチ就任。楽天の監督時代にもクライマックスシリーズ出場といった実績もあったが、果たしてソフトバンクでも手腕が発揮できるのだろうか。

ほかにも横浜ベイスターズの監督を任期満了で退任し、翌年に新設された楽天のヘッドコーチに就任した山下大輔がいる。彼はシーズン途中に2軍監督に配置転換され、1軍ではないものの、早々に監督の座には就いていた。

こうしてみると、監督を辞めた後にコーチに就いた人は少なくない。日本プロ野球の監督経験者は200人以上、その中で80人近い人がチームに関わらずコーチとして再び球界に戻っている。

中西や田淵のように監督よりもコーチのほうが向いていると評価される人もいる。平石も監督してクライマックスシリーズ出場を果たした実績もあるが、コーチとしての手腕が高い可能性も十二分にある。

(文/しらべぇ編集部・大山 雄也)

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