深夜に奇声をあげて壁を殴る隣人 「エスカレートしていく奇行」に恐怖

深夜に奇声をあげて壁を殴る隣人 「エスカレートしていく奇行」に恐怖

深夜に奇声をあげて壁を殴る隣人 「エスカレートしていく奇行」に恐怖

(Asobinin/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

隣人との騒音問題に悩んだ経験はないだろうか。「ある程度の音はお互い様」と考えて波風を立てないようにする人もいれば、一方で度を越した抗議をしてくる人もいるだろう。

このことについて、『Yahoo!知恵袋』に投稿されたとあるトピックが話題になっている。


■騒音があると叫ぶ隣人

隣人との騒音問題に悩んでいる投稿者。RCマンションに引っ越して落ち着き始めたある日の深夜0時頃、友人と電話をしていたところ、外から野次のような声が聞こえる。どうやら隣人の若い青年が窓越しまでやってきて騒音を訴えているよう。とくにうるさくしていなかったため複雑な気持ちだったが、少し恐怖を感じたことからその日は電話をやめることに。

しかし、別の日も投稿者がイヤホンをしてパソコンで作業をしていると、「オラァ!」と凄む声が。壁を叩く音も聞こえ、何やら連れている仲間と投稿者について話しているよう。その後も、同じようなことが続いたため、投稿者は精神的苦痛を感じるようになったという。


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■奇声をあげて壁を殴る

一方、投稿者も隣人の騒音に悩んでいるよう。電話での話し声や、深夜に歌声などが聞こえてくるとし、不快に思い録音もしたとのこと。

騒音はお互い様と憤りつつも、これ以上問題にならないように投稿者は窓を全面塞ぐなど防音をしたという。しかし、深夜に友人と電話していたところ、隣人が地団駄を踏んで「あああ〜!!」と奇声をあげ、何度も壁を殴る事態に。

その後、隣人宅側の壁がひどく崩れているのも発見し、恐怖を感じた投稿者。引っ越すことはできないとし、「壁を崩したことを器物損壊などで証拠つけられたりしませんか? 方法があれば裁判も考えてます」とつづった。

報復が怖いことから、投書やクレームなど直接的には関わりたくないという投稿者。はたして、どうすればいいのだろうか。しらべぇ編集部は、弁護士・齋藤健博先生に話を聞いた。

■弁護士はこの問題をどう見る?

もしも、この隣人が物を壊したり嫌がらせをしたりしてきたら、どのような問題になるのだろうか。齋藤先生は「そもそも他人の物をこわす、専門的には効用を害する行為は器物損壊罪が成立し、民事上不法行為責任を追及する形で損害賠償請求も可能です」と話す。

「また、嫌がらせは、たとえば攻撃的な言葉を投げつけるようであれば、威力業務妨害罪の成立も視野に入ります。このような隣人トラブルの場合、差し止め請求などを行うことも視野に入ります」とのこと。


■泣き寝入りする人も珍しくない

しかし、一方で投稿者のようにできれば関わりたくないという人もいるだろう。齋藤先生によれば実際、隣人と良好な関係を保ちたいとの理由に、泣き寝入りをしている人も多いのだという。

「たとえば、裁判所などで調停、差し止め訴訟や損害賠償請求を行うにせよ、何か月かの期間は要してしまうので、その間の関係などを考慮すると躊躇してしまうケースが多いように思います」と話す。


■汚物を投げてくるケースも…

また、過去に齋藤先生が担当した騒音問題では、このようなものがあったようだ。「全く同じ形の建売住宅の隣人の方が、定められた駐車場をこえて自動車を停泊させているケースがありました。カメラを設置してみると、隣の家の汚物のようなものを、低い塀をのりこえてまいていることも確認できました。今後の隣人関係を考慮して、裁判などの損害賠償請求にするのではなく、非公開の手続をとるかたちで調停にして、今後のルール作りを担当したことがありました」

隣人からの攻撃に「自分だけが我慢すればいい」と耐えている人も少なくない。しかし、毎日を過ごす家だからこそ、快適に暮らしたいもの。もしも騒音問題に悩んでいるならば、勇気を持って弁護士に相談することも考えたほうがいいのかもしれない。

(文/しらべぇ編集部・二宮 新一 取材協力/齋藤健博弁護士)

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