男性の眼球奥から7センチの寄生虫 12年前に犬に咬まれ幼虫侵入か

男性の眼球奥から7センチの寄生虫 12年前に犬に咬まれ幼虫侵入か

男性の眼球奥から7センチの寄生虫 12年前に犬に咬まれ幼虫侵入か

(obewon/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

体の不調はほんの小さな寄生虫のせいだった…。じつに気味の悪い話だが、気になるのは「いつそんなモノが…」ということではないだろうか。


■目の痛みとかゆみで受診

インドのグジャラート州バルーチにある、ナラヤン病院で、このほどジャスバイ・パテルさんという70歳の男性の眼球の奥から体長7cmの寄生虫が除去された。

過去2ヶ月にわたり右目に痛みとかゆみがあるという理由で受診したパテルさん。まさかそんな深刻なことだとは思っていなかったという。


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■元気に動いていた寄生虫

同病院の眼科医ミラン・パンチャル医師はパテルさんに、このままでは視力に大きなダメージが出ること、そして寄生虫から出る毒素や排泄物がさまざまな問題を引き起こすことを説明した。

パンチャル医師は局所麻酔を使用してパテルさんの瞼を大きく開き、眼球の奥から体長7センチの白く細長い寄生虫を除去。元気よく動き回りピンセットになかなか捕まらないため、なんと25分間を要したという。

■12年前に犬に咬まれていた

パンチャル医師はパテルさんの過去の病歴や怪我の経験などを詳しく聞き出したが、そのなかで、「12年前に犬に咬まれたことがある」という言葉にピンと来た。

犬や猫は様々な菌や病原体を保有しており、食べ物の口移しやキスは絶対に禁止。また、重い感染症で命を落とすことすらあるため、引っ掻き傷や咬傷は医療機関を受診することが賢明だという。


■良い環境で育つ寄生虫

除去された寄生虫については現在、専門の組織が微生物学および組織病理学の詳しい検査を行っている。

パンチャル医師は「まだ結果待ちではありますが、過去の事例から見てマンソン裂頭条虫が強く疑われます。幼虫が体に侵入して血液の流れにより運ばれ、パテルさんの目の奥の環境がよく合い、育っていたのでしょう。もしも脳に進んでいたら本格的な開頭手術が必要でした」などと解説している。

マンソン裂頭条虫の終宿主は、ヘビやカエルを食べたトリ、イヌ、ネコなどだという。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

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