大炎上した「血液クレンジング」 あのマドンナも行い批判の声あがる

大炎上した「血液クレンジング」 あのマドンナも行い批判の声あがる

大炎上した「血液クレンジング」 あのマドンナも行い批判の声あがる

(belchonock/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

有名人が続々と挑戦しているとして、少し前に日本でもツイッターで話題になった血液クレンジング。医学的根拠が乏しいにもかかわらず、「健康によい」「アンチエイジング効果がある」などということを誰が言ったのか…世界的歌手のマドンナもこれに飛びついてしまった1人だ。


■「血液クレンジング」とは…

血液クレンジングとは、具体的には静脈から血液を抜いて専用のパックに溜め、オゾンガスをそこに注ぎ、再びその血液を自分の体内に戻すという方法で、保険は効かず1回の施術は数万円もする。

「話題の血液クレンジング施術を受けてきました」という人気芸能人を含む有名人のSNS投稿がきっかけで、その施術を提供するクリニックが日本国内に続々と増えていると報じられ、一部はステマ疑惑で謝罪に追い込まれる騒ぎともなった。


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■効果に信頼性なし

血液クレンジングは具体的な改善例や治癒例などエビデンス(科学的な根拠)を数値で示していないが、「アトピー性皮膚炎、関節リウマチやガン治療にも効果あり」などといった宣伝文句には呆れるばかり。

そんな中、歌手のマドンナが自身がその施術を受けている動画をインスタグラムで公開。世界じゅうのファンを「そんな危ないことを」と心配させ、「マドンナまで騙されているのか」と医療関係者らを困惑させている。

■健康上の理由で公演をキャンセル

クイーン・オブ・ポップの座を誰にも譲らないスーパースターのマドンナ。御年61歳の彼女は、じつは健康・体力上の理由から11月30日から今月2日まで予定されていた米国ボストンの3公演を、すべてキャンセルしなければならなかった。

それがとても悔しかったというマドンナは、その直後に友人の整体術、理学療法の専門家の整骨院へ。ヒーリング音をBGMに、問題の血液クレンジング施術を受けることが目的だった。

数百mlほどパックに溜められたマドンナの血液は、オゾンガスが混ぜられるとまた体内へと戻された。体調が改善されたとしているマドンナだが、キャプションには「ビタミン点滴も」とある。疲れが取れたとすれば、それはビタミンBの効果かもしれない。


■有名人が広告塔になる危険性

問題はマドンナがこの血液クレンジング施術を「良い」などと褒め称えることで、うたわれている効果を、ガン患者など深刻な病を抱えている人が鵜呑みにしてしまうこと。

「あの時マドンナを信じず、医師が示してくれた標準治療に従っていれば…」となれば訴訟にも発展しかねない。言葉に影響力を持つ有名人が無責任にもこうした怪しい施術を薦めるなど、あってはならないこと。

話題性があることと有効性は別ものだということを常に意識していたいものだ。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

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