60歳女性が1500匹のコウモリを救う 突然の寒波で低体温症に

アメリカ・テキサス州で60歳女性が寒波で低体温症になった1500匹のコウモリを救う

記事まとめ

  • アメリカ・テキサス州で気温が氷点下に達し、60歳の女性が1500匹のコウモリを救った
  • ヒューストンでは、25万匹以上のメキシコオヒキコウモリがコロニーを作り暮らしている
  • 低体温症で地面に落ちたコウモリを家に連れ帰り、栄養剤を注射すると、回復したそう

60歳女性が1500匹のコウモリを救う 突然の寒波で低体温症に

コウモリ

記録的な寒波により気温が氷点下にまで落ち込むなか、低体温症のコウモリたちを1,000匹以上救った女性が注目を集めている。『Washington Post』『New York Times』などの海外メディアが報じた。


■テキサスを襲った寒波

温暖な気候で知られるアメリカ・テキサス州。しかし先月、クリスマス直前に襲ってきた大規模な寒波により気温が氷点下に達し、空港では欠航が多発するなど大きな混乱をきたした。

そんななか、ヒューストンに住むメアリー・ワーウィックさん(60)は、地元の観光名物にもなっているコウモリたちのことが気にかかっていたという。


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■地元でも有名なコウモリ

ヒューストンでは、25万匹以上のメキシコオヒキコウモリがコロニーを作り暮らしているという。訪れた人々にとって、多数のコウモリがねぐらにしているワウ・ドライブ・ブリッジの下を車でドライブするのは、人気のアトラクションだ。

しかし、ワーウィックさんが橋の下を見に行くと、そこには低体温症になり、自分の体重を支えることができなくなったコウモリが多数地面に落下していたという。


■1匹ずつ拾い集め…

ワーウィックさんは手袋をはめ、反応のないコウモリたちを1匹ずつ、柔らかい毛布を敷いた箱の中にそっと詰めていった。初日は138匹のコウモリを家に連れ帰り、卵の人工孵化器の中で温めて1匹ずつ栄養剤を注射すると、少しずつ元気を取り戻していったという。

その後は毎日、橋の下を点検してコウモリを拾い集めた。ある時は別のコロニーにも足を伸ばしていった結果、保護したコウモリの数は900匹に届いていた。


■元いた橋にリリース

地元メディアがワーウィックさんの活動について報道すると、たくさんの救援物資のほか、同じようにコウモリを拾い集める人が現れた。クリスマスまでに彼女の元には1,500匹ものコウモリが集まり、もっとも寒い時期を屋根裏部屋で安全に過ごしたという。

なお、コウモリたちは5、6日の間にほとんどが回復したため、日没後のワオ・ドライブ・ブリッジに放たれたそうだ。

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  • 2

    新型コロナの宿主を助けてどうよ。 知らんけど?。www

  • 1

    またコタツ記事か。。。。。

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