セカンドバージン16年間のバリキャリ女性。婚活に励むも韓流にハマり…

セカンドバージン16年間のバリキャリ女性。婚活に励むも韓流にハマり…

コロナ前は新大久保の韓国料理店でイケメン店員を探すのも好きだったというヒロコさん(左)

 仕事も恋愛・結婚も、パワフルにこなす女性が増えている昨今。

 ですが、中には仕事が忙しすぎて「気がつけばセカンドバージンに……」と嘆く独身のバリキャリ女性もいるようで……。そのひとりである、都内の不動産会社に勤務するヒロコさん(仮名・36歳)に話を聞いてみました。

◆ハタチで別れた彼が最後のお相手

「20歳の就活前に別れた彼を最後に、恋人どころか男性と身体の関係は一切ありません。大学卒業後はマーケティングリサーチ会社のシステム開発部に入社したのですが、同僚は奥手なSEの男性ばかりで、特に恋愛には発展しませんでした。

 その後は海外開発案件に携わるようになり、マレーシア、シンガポール、インドなどさまざまな国に海外出張にも行くようになりました。海外旅行は昔から好きだったので、特に出張先で困ることもなく、仕事も楽しかったですね」

 当時、実家暮らしだったというヒロコさん。父親はヒロコさんが学生の頃に他界したため、母親と2人暮らしでした。

「30歳の頃に、母親が家を購入したんです。場所は私の会社からは電車で1時間以上の東京郊外の住宅地でした。最初は1時間以上かけて通勤していたのですが、だんだん面倒臭くなってしまって、職場が近い友人と一緒に会社の近くでルームシェアをすることにしたんです」

◆実家暮らしになり、出会いは減る一方

 しかし、それから2年ほど経った頃、シェアメイトの友人が結婚することになり、ヒロコさんも引越しを迫られます。

「私も実家に戻ろうかと迷っていたときに、母が自宅の階段から落ちて足を骨折をしてしまったんです。大したケガではなかったのですが、年齢もあって全治3か月と診断されてしまい、面倒を見るために実家に帰ることになりました。それから今まで実家に住み続けています」

 当時、ヒロコさんは33歳。友人のこともあり、結婚に興味を持ち始めたヒロコさんは婚活を始めるようになりました。

「母のケガが治ってしばらくした頃に、婚活パーティーやマッチングサイトで婚活を始めたんです。でも、いまいち良いかもと思う男性にめぐり会えなくて。まず、私の経歴や社名を見て男性が引いちゃったんですよね。もし子どもができたらどうするか聞かれて、『すぐにでも復帰したい』と言うと『やっぱり……』みたいな感じで。

 パーティーに来る男性は、お世辞にも私よりも年収が高そうな感じではありませんでした。そこで、高年収男性限定のパーティーを見てみたのですが、女性の参加条件が20代と、年齢層が若すぎたので諦めました(笑)。やはり、30歳超えると婚活もなかなか難しいのかな……と思い知らされましたね」

 自然な出会いなら、33歳なんてまだ若いし、女性の高収入はむしろモテにつながったりしますが、婚活マーケットはまだまだ保守的なのです。

◆一方で、キャリアアップは順調

 まさか、婚活で自分の経歴が裏目に出るとは思わなかったヒロコさん。その後も、婚活を繰り返しますが良い出会いにめぐり会えないまま今に至るといいます。

「でも、仕事のキャリアアップはできたんですよ。34歳のときになんとなく転職を考えていた頃に、今の会社に声を掛けられて役職候補として入社させてもらえることになったんです。

 前の会社ほど有名でなはいし、海外赴任や出張もないので婚活パーティーでも引かれることはないかな、とも思いましたし。前の会社のように技術者だけの職場とは違い、飲み会やコンパも多いのですが、それでも良い男性にはなかなか巡り会えないんですよね……」

 実はヒロコさん、ここ数年で恋愛に対する考え方がすっかり変わってしまった……というのです。

◆韓流ドラマにドハマり。理想だけ高くなり…

「数年前から韓流ドラマにハマっちゃって(笑)。韓国の男の子がカッコ良すぎて、理想がどんどん高くなってしまったんですよね……。こんな風にドラマティックな恋愛がしたいと思って、去年は韓国に5回も旅行しちゃいました。そのせいか、婚活パーティーに行ってもいまいち妥協できなくなってしまいましたね。

 友人には『理想ばかり追いかけてないで早く彼氏見つけなさい』と言われて、自分でもどうにかしなきゃいけないというのは分かっているんですが。今はコロナでテレワークになったから、家にいる時間が長すぎて……、この1か月半の間に15本の韓流ドラマを見ましたね」

 長期間、生身の男性と付き合っていない「セカンドバージン」の女性が、理想だけがやたら高くなりがちだというのは、よく聞く話です。

 そこから男性と交際をして結婚……となると、かなりハードルが上がってしまうような気もします。しかし、今は新型コロナウイルスの影響で婚活パーティーに行くのも難しくなっている状況です。ムリに焦らずに、ヒロコさんのように「今を楽しむ」のも独身女性の処世術かもしれません。

<文/結城>

【結城】

男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer

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