幸せになる子連れ再婚のコツ5つ。再婚相手には父でなく“兄”になってもらうetc.

幸せになる子連れ再婚のコツ5つ。再婚相手には父でなく“兄”になってもらうetc.

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 コロナの影響から、結婚を意識する人が増えているとのこと。ただ、子連れ再婚の場合、小倉優子さんの別居報道でも注目されたように、親子関係がネックになることもあります。

 実の親子でもさまざまな苦労や葛藤があることを思えば、新しい関係性の中で家族を構築していくのが容易でないことは、想像に難(かた)くないでしょう。とはいえ、再婚はみんなが幸せになるためのステップのはず。どうすれば上手く進められるのでしょうか?

 家族のカタチはそれぞれですが、僭越(せんえつ)ながら10年前に子連れ再婚をした筆者の場合をお話ししたいと思います。

◆1. 再婚相手を決める時は、第三者の意見を大切に

 今から17年前、当時1歳と2歳だった2人の子どもを連れてシングルマザーとなった私。最初の結婚があまり幸せではなかったことに加え、日々成長する子どもたちとの3人暮らしが楽しすぎて、当時は再婚なんて微塵(みじん)も考えていませんでした。

 とはいえ、経済面や将来への不安は常に隣り合わせ。少しでも不安を埋めようと働けば働くだけ、子どもたちと過ごせる時間は少なくなって、いつしか「パパがいればママはお仕事行かなくていいんでしょ?」と「パパがほしい」攻撃まで始まるように……。バランスに悩みつつ、これも成長だとパパほしい攻撃をのらりくらりとかわしながらの生活が数年続いたある日、ひとりの男性が現れました。

 子どもたちにとても優しく、ビジュアル的にも私のタイプで、何より再婚を持ちかけてくれている。最初の結婚の失敗から躊躇(ちゅうちょ)する思いはあったものの、「彼となら大丈夫かも?」とお付き合いをしてみることに。ところが半年ほど経ったころ、子どもたちからクレームが入ったのです。

「(彼が)最近ママが見ていないと汚い言葉使うからイヤ」「全然遊んでくれなくなった」と。

 いずれパパになるというはじめの意気込みが続かなかったのか、子どもたちを邪魔に感じるようになったのか。いずれにしてもこのままでは子どもたちによくないと思い、すったもんだありながらもその彼とはお別れしました。

 そんなこともありつつ3人暮らしが7年目に突入したころ、友人主催のホームパーティーで知り合ったのが現在の夫です。最初に彼を気に入ったのは子どもたち。私と彼は絶対に相性がいいと勧めてくれたのは友人夫婦。もうお分かりと思いますが、元夫といい前出の彼といい、私には男性を見る目がない。自分より、子どもたちと、私をよく知っている友人たちの“見る目”を信じたのがよかったんだと思います。

◆2. 父親でなく“お兄ちゃん”になってもらう

 夫と再婚するにあたり、彼にひとつお願いしたことがあります。それは、「子どもたちのお兄ちゃんでいてください」ということです。

 子どもを持った経験のない男性が、いきなり小学生2人の父親になるのはたぶんすごく大変。そして子どもたちだって、大好きなお兄ちゃんがいきなり父親風を吹かし始めたら戸惑うでしょう。「父と子」という縦の関係より、「慕ってくれる小学生&大好きなお兄ちゃん」という横のつながりを深めた方が、一緒に暮らす中で少しずつ家族としての絆を築いていけると思ったのです。

 父か兄かなんて、ただの言葉遊びに過ぎないかもしれません。でも、夫の「父親にならなければ」的なプレッシャーを和らげることはできたようで、しつけなどが必要な場面でも、常に子どもたちと同じ目線に立って接してくれました。

◆3. 相手へ経済的に依存し過ぎない

 パパができたことで、子どもたちの念願叶って私が家にいる時間が増えました。でも、夫は独身貴族から突然3人を養う立場となり、経済的な責任感と自由度は大きく変化することになります。これまで好きに使えていた給料が、月々数万円の小遣い制になってしまうわけですから。

 ただでさえ子育てにはお金がかかります。生活費だって4人となるとそれなりです。そこに自分の実子ではない事実が、夫の負担や不満の種とならないように、私は1年ほど専業主婦をしたのちに、再び働く道を選びました。とはいえ微々たる額なので気休めでしかありませんが、100%依存するよりは精神衛生上よかったと思います、お互いに。

 また、なけなしの小遣いで我慢してくれている感謝の意味も込めて、夫のたまの飲み会や趣味の物の購入といったガス抜き費用は、家計から出すようにしています。

◆4. 家族へのヒアリングとミーティングを徹底

 子育てというのは、実の親子でも苦難の連続です。そこにDNA的なつながりの有無がどのように影響するのか、正直心配でした。なので、夫と子どもそれぞれに、タイミングを見計らっては本音をヒアリングするようにしていました。ちょっとした行き違いや不安、不満の芽を、小さいうちに摘み取るためです。

 また、家族運営に関することは家族全員で、子育てにまつわることは夫婦で、可能な限り共有して相談しあうスタイルも意識しました。名付けて、チーム千葉家の作戦会議。といっても、食事中やくつろいでいるときなどに、それぞれが意見や思いを口にするだけなのですが……。

 ただ、たとえ拙(つたな)くても、子ども一人ひとりの意見を尊重することだけは夫婦で意識しました。それにより、親子としての信頼関係を深めていけたのではないかと感じます。子どもの反抗期のビッグウェーブ中は、夫婦で連日のようにどんよりとミーティングを開催していたのも、今となってはいい思い出です。

◆5. 夫婦の時間も、家族の時間と同じくらい大切にする

 結婚初日から子どもも交えた“家族”でスタートするのが子連れ再婚です。しかも私と子どもたちには、すでに家族としての歴史があります。夫が3人家族に加わったような“後から感”を抱かないように、家族の時間と並行して、夫婦で共有する時間も大切にしてきました。

 例えば、夫の有休は子どもが学校に行っている間に行って帰れる範囲のプチ旅行をしたり、子ども2人ともが夕飯を家で食べない日は、仕事帰りに待ち合わせて飲みに行ったり。すごく些細なことですが、夫婦と家族を同時進行で、それぞれに形作っていきたかったのです。

◆再婚の数だけそれぞれに適したスタイルがある

 チーム千葉家が結成10周年を迎えられたのは、夫や子どもたちの性格と、上記のことがたまたまマッチしたからに過ぎないかもしれません。実際、これらを実行するまでには、たくさん悩んで模索したものです。夫婦も家族も各人各様。素人の経験談ゆえ参考にはならないかもしれませんが、これから新しく家族を作ろうとしている方々がそれぞれに適したスタイルを探す中で、何かしらのヒントになれば幸いです。

<文/千葉こころ>

【千葉こころ】

ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。

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