高良健吾も…イケメン俳優の「変態的な名演技」が輝いてる作品6選

高良健吾も…イケメン俳優の「変態的な名演技」が輝いてる作品6選

『アンダー・ユア・ベッド』

 町に活気が戻り始めた6月。だけど「第2波も怖いし、休みは家にいたい」「外出自粛を続けるうちに、この生活のほうがしっくり来始めた」と引き続きお家派の人も多いはず。

 とはいえ「好きなドラマも名作系も見ちゃったし」とお悩みなら、イケメン、人気俳優たちが変態を演じる「変態映画」に浸かってみるのもあり、かも。伊藤健太郎、松田翔太、高良健吾らが、あんな変態、こんな変態に!

◆伊藤健太郎がブルマーを履かされる辱めを! 『惡の華』

 ドラマ『アシガール』(NHK総合)、『今日から俺は!!』(日本テレビ)、連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合)、そして『東京ラブストーリー』(フジテレビオンデマンド/Amazonプライムビデオ)と絶好調の若手人気俳優、伊藤健太郎がブルマーを履かされて恍惚とする変態演技を拝める『惡の華』。

 押見修造の原作コミックを映画化。鬱屈とした衝動のなか、周囲を見下しながら過ごしていた中学2年生の春日高男(伊藤)は、ある日、クラスのマドンナの体操服を盗んでしまったところを、問題児の仲村佐知(玉城ティナ)に目撃されます。そして「黙っていてほしいなら」と彼女の下僕としての日々が始まります。

 玉城のドSぶりとのコンビで、なかなかのパワーを持った、ぐちゃぐちゃでどろどろの思春期のもがきを体現した青春変態ものに。伊藤は、無理やりブルマーを履かされ、辱めを受け、「イヤよイヤよも好きのうち」とMへと堕ちていく真面目なド変態ぶりを全力で発揮し、キャラクターとはギャップ有りまくりの逞しい上半身も披露しています。

◆池松壮亮に満島真之介、向井理や高杉真宙も『君が君で君だ』

『宮本から君へ』の池松壮亮、『キングダム』の満島真之介、ドラマ『アンナチュラル』(TBS)の大倉孝二の演技派たちがストーカートリオに扮し、ジャケ写の爽やかさを見事に裏切るのが、『君が君で君だ』。自分たちが恋した女性ソン(キム・コッピ)を見守るために、自分の名前を捨て、彼女が好きな人物である尾崎豊(池松)、ブラッド・ピット(満島)、坂本竜馬(大倉)になり切り生きてきた男たちの10年間を綴ります。

 ソンのアパートの向かいに住み、彼女を尾行し、写真を撮り、同じものを食べ続ける3人。彼らは自分たちの部屋を国と呼び、自分たちは姫を守る兵士だとうそぶきます。完全なるストーカーだが、3人が演じることでどこかに愛嬌も。

 池松が彼女のゴミをあさって手に入れた下着を着て、尾崎の曲を歌う変態シーンが強烈。さらに池松の変態化はとどまらず、“あるもの”を食べるシーンでは、「生理的に無理!」とドン引きする観客が続出しました。借金取り役の向井理やソンのクズ彼氏役の高杉真宙と、脇を固めるイケメンも怪演。突き抜けた狂気の純愛にどこまでついてこられる?

◆ヘンタイでも美しい松田翔太『東京喰種【S】』

 近年はCMで見せる桃ちゃん役での柔らかなイメージが着いているも、もともとは射るような瞳が魅力の松田翔太。その独特のオーラを存分に堪能できるのが、人気コミックを窪田正孝主演で映画化して人気を得たアクションホラーの第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』です。

 人間を捕食する種族である喰種(グール)とのハーフになってしまった主人公のカネキ(窪田)が出会うグールの月山を演じる松田。ただ人間を捕食する普通のグールと違い、美食家の月山は常にこだわりを持ちながら人肉を食しており、そんな月山の変態性を松田が美しく極めます。グルメを突き詰める月山は、ハーフであるカネキの放つ特別な匂いに興味を抱き、強く所望し始め…。つまり、窪田の肉を求める松田の偏愛の凄まじさに酔える1品となっており、松田の変態性に魅せられるでしょう。

◆高良健吾にならストーキングされたい?『アンダー・ユア・ベッド』

 陽より陰の似合う役者、高良健吾が、孤独な男の狂気を宿して、その稀有な存在感を見せつける『アンダー・ユア・ベッド』も振り切れた1本。

 誰からも必要とされず、誰からも名前を呼ばれずに生きてきた三井直人(高良)は、大学時代に初めて自分の名を呼んでくれた千尋(西川可奈子)のことを思い出します。11年ぶりに彼女を探し出すが、そこに眩しい笑顔の面影はなく、疑問に思った三井は彼女の監視を始めることに。千尋が夫と幼子と住む家の向かいに部屋を借り、カメラ越しに覗いていた三井は、あるきっかけから千尋の家の鍵を手に入れ、ついに彼女のベッドの下に身を隠します。

 原作はホラー小説にも関わらず、ほのかに純文学的な香りが感じられるのは高良の存在感ゆえ。変態描写としては、ベッドの下に潜むと決めた三井の覚悟のおむつ履きシーンが必見。枠としてはストーカーものながら、孤独な男の切なさが響きます。DV男と結婚した千尋の現状があまりに悲惨で、これでもかとヒドイ場面が続くため、途中で観るのをやめる人もいそうですが、ぜひともラストまで観てほしい作品です。

◆鈴木亮平主演の変態映画の決定版『HK/変態仮面』

 イケメン変態映画としてのトリはやはり『HK/変態仮面』と続編の『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』。「週刊少年ジャンプ」に掲載された『究極!!変態仮面』を、鈴木亮平主演で福田雄一監督が映画化。女性のパンティを頭にかぶることで、人間としての能力を極限まで引き上げ、“変態仮面”に変身する主人公の色丞狂介(鈴木)が、愛しの愛子ちゃん(清水富美加)への想いに揺れながら悪と戦う物語です。

 2作通じて、最初から最後まで変態のオンパレード。のちに大河主演俳優となる鈴木が、“デ・ニーロ、アプローチ”発揮の完璧な肉体で変態仮面を演じ切っています。悪役として両作にムロツヨシが参戦。さらに1作目は真面目仮面に佐藤二朗、さわやか仮面に大東駿介、男気仮面(モーホー仮面)にアルコ&ピースの平子祐希、細マッチョ仮面にラバーガールの大水洋介と、さまざまな変態が登場します。2作目では柳楽優弥がヴィランとなって暴れる。1、2作に違うキャラクターで登場する安田顕の神々しいほどの変態ぶりにも注目です。

 とにかく変態が大渋滞のなか、堂々と真ん中に立つ鈴木が、自信に満ち溢れた変態っぷりでニューヨーク摩天楼を(2より)、スパイダーマンよろしく駆ける!

 ドン引き変態、スタイリッシュ変態、バカ変態と変態もさまざま。でもどの作品にもイケメンが出ているから大丈夫(?)。時には変態縛りの日も一興です。

<文/望月ふみ>

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。

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