タイのBLドラマが日本で続々配信に。ボーイズの甘々シーンに沼落ち!

タイのBLドラマが日本で続々配信に。ボーイズの甘々シーンに沼落ち!

「2gether」提供:コンテンツセブン/?GMMTV

 いま大きな話題となっている韓流ドラマ『愛の不時着』と『梨泰院クラス』(どちらもNetflixで配信)。2003年の『冬ソナ』以来、韓流ドラマが人気を誇ってきた日本だが、今、新しい風が吹いている。それがタイのBL(ボーイズラブ)ドラマだ。

◆『2gether』がいよいよ日本の配信サービスでもスタート

 今年3月、タイで人気のBLドラマシリーズ『2gether』(トゥゲザー)のワンシーンを、ある日本人ファンが画像付きでツイートしたところ、10万超の「お気に入り」がついて大きな話題となった(現在ツイートは削除済み)。

『2gether』は、大学生のタインが同級生のサラワットに「偽装彼氏」を依頼したことをきっかけに、恋愛関係に発展していく姿を描いた男同士のラブストーリーだ。

 このドラマが火付け役となり、日本でもタイドラマ旋風が巻き起こったのだ。『2gether』全13話は動画配信サービス「Rakuten TV」で7月31日より独占先行配信されることが決まっている(毎週金曜日12:00(正午)に1話ずつ配信)。

 また、タイのBLドラマブームの火付け役とも言われる『SOTUS/ソータス』は、「GYAO!」でWEB独占無料配信中(7月29日まで)、「Rakuten TV」でも有料配信している。『SOTUS/ソータス』も舞台は大学で、新入生とドSな先輩とのボーイズラブを描いている。

 なぜタイのBLドラマが人気となったのか、その魅力をファンに聞いてみた。

◆タイ俳優が美しすぎる! SNS上でのリアル感もいい

 タイでは、現在放映されるドラマの半数が、BLの内容を含むラブストーリーといわれている。タイ在住のメイさん(仮名・バンコク)は、人気の理由について「男性俳優の圧倒的美しさにある」と話す。

「美容大国のタイでは、男性俳優も美肌管理に抜かりありません。目鼻立ちのはっきりした西洋系の顔立ちから、透明感のあるアジア系のルックスなど、バラエティに富んでいるのが魅力ですね」(メイさん)

 また、タイ人ファン、プロイさん(仮名・バンコク)は、俳優たちのSNSも人気の秘密だと言う。

「タイではSNSの普及率がとても高くて、政治も左右するくらい影響力のあるツールになっています。そのため、ドラマやその俳優たちが人気になるためにも、SNSの活用がカギを握っていて、BLドラマ俳優たちはプライベートの仲睦まじい姿を公開することも多いんです。

 SNS上で俳優同士のリアルな恋愛を想像して、ドラマを超えた彼らのリアル感を楽しむことで、ドラマにもますます感情移入して見ることができるんです」(プロイさん)

◆『TharnType/ターン×タイプ』も8月から配信スタート

 また、『2gether』と並ぶ人気BLドラマが『TharnType/ターン×タイプ』だ(Rakuten TVで8月28日から独占先行配信スタート)。今年の「LINE TV Awards」で作品賞を獲得、ほかにベスト・キスシーン賞をはじめ複数の賞を受賞しており、BLドラマが男女ドラマと変わらず高く評価されていることがわかる。

『TharnType/ターン×タイプ』は、大学の寮でルームメイトになった、ゲイのターンと、ゲイ嫌いのタイプが恋におちていく話。大学の友人たちも、美形ボーイズがてんこ盛りである。

 タイは日本よりLGBTに寛容なので、BLドラマで濃厚なラブシーンが多くあっても、男同士だからと差別する意識が薄いように思える。

 最近では日本でも『おっさんずラブ』がコメディタッチで人気となったが、「BL」という言葉だけを聞くと、まだクローズドな世界だと思う人もいるだろう。でもタイドラマで、恋愛に性別は関係ない、という価値観が日本でも広がっていくかも。

◆BLファンでなくても沼落ちする人が続出

 ところで、日本では配信サービスが始まる前から、なぜタイのBLドラマの波がきているのだろうか? それは、GMMTVなどタイのテレビ局がドラマをYoutubeで無料公開していたから。日本語字幕付きの動画を観て、日本でもハマる人が急増したのだ。

 加えて、やっぱりSNSのパワーもありそうだ。 日本在住のファン、知恵さん(仮名・神奈川)はこう熱く語る。

「もともとBL漫画が好きなわけではなかったのですが、タイ人俳優同士のバズったツイートを見て興味を持ちました。このコロナ自粛期間は時間があって動画をゆっくり観られる機会が増えたし、ドラマと俳優に関するSNS投稿が毎日たくさん更新されるので、タイの芸能の身近さに魅力を感じるようになりました。家にいたおかげでどっぷりハマりましたね(笑)」(知恵さん)

 皮肉ではあるが、新型コロナウイルスの影響が日本でのタイドラマ人気を後押しする形となったのかもしれない。

 また、タイでは撮影OKなイベントやオフィシャルの場であれば、ファンが俳優の日常をSNSに投稿することが許されているそう。ファンがドラマのオーディションを真横で見ることができ、自由にSNSに投稿できるような機会もあったという。

 そして、BLカップル役の俳優たちの仲良し投稿を見て、タイファンと同じく日本ファンもドラマに一層思い深めることになったというわけだ。

 日本での配信サービスが始まって、ますます“タイBL沼”に落ちる女性が増えそうだ。

<取材・文/藤森蓉子>

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