スポーツ刈りだった女子高生時代の私。卒アルを彼氏に見られて…

スポーツ刈りだった女子高生時代の私。卒アルを彼氏に見られて…

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 最近は部活に打ち込む中高生が減っているそうですが、読者の中には学生時代、部活に情熱を注いでいた方も多いでしょう。

 特に全国大会を目指すような運動部の場合、校則とは別に髪形や服装などの身だしなみについて独自の厳しいルールが設けられていることも珍しくありません。

 高校時代の3年間、バレー部に所属していた日比野玲奈さん(仮名・34歳/飲食店パート従業員)も当時はオシャレとほとんど無縁の生活だったといいます。

◆短髪ノーメイク、私服もほとんどジャージだった高校時代

「春高バレーに何度も出場したことのある強豪校に推薦で入ったんですけど、私は親元を離れて寮生活を送っていました。

 自分の意志でその学校に入り、バレー漬けだった高校生活に後悔はないですが、当時の自分の写真を見るのは今でも好きではありません。女子高生らしさが微塵も感じられないというか、まるで男子みたいな見た目だったので…」

 ちなみに髪形はベリーショートしか認められず、彼女はスポーツ刈りのような短髪だったとか。また、プライベートでも化粧禁止だったのでメイク道具すら持っておらず、街に出かける際はいつもジャージ姿だったそうです。

「練習が休みになるのは年に数えるほどしかなく、外に出かけても寮の近くコンビニに行く程度。学校帰りにカラオケやファストフードのお店に行ったこともありません。

 髪形にしても自分1人だったら絶対できなかったと思いますが、部員全員が似たようなヘアースタイル。むしろ、恥ずかしいと思うようになったのは卒業後で、在学中はそれほど気になりませんでした」

 普通の女子高生らしい生活を部活に捧げた結果、レギュラーではなかったそうですが目標だった春高バレーにも控えのベンチメンバーとして出場。県大会を勝ち進み、全国大会出場を果たしたそうです。

◆歴代の彼氏にも高校時代の写真は見せなかった

「充実した3年間でしたけど、筋トレして食事も毎回大盛りだったから写真の私は顔も腕も脚もパンパンでかなりヤバい(笑)。部員の中にはすっぴん短髪でもかわいいコはいましたが、そっち側ではなかったので…。だから、昔の写真を人には見せたくないんです」

 バレーは大学進学後も続けていたそうですが高校ほど厳しくはなく、ファッションやメイクにも目覚め、人生ではじめての彼氏もできたといいます。

 ところが、付き合ってしばらく経ったころ、「高校時代の写真を見たい」と言われ、すごく困ったそうです。

「どうして男性って彼女の昔の写真を見たがるんでしょうね。卒業アルバムも写真も実家に置いたままで手元にないとウソをつき、この人の次に付き合ったカレにも高校時代の写真は見せませんでした」

 しかし、現在の夫とまだ恋人同士だったころ、部屋に卒業アルバムが置いてあることに気づかれてしまい、短髪ノーメイクだったバレー部時代の写真を見られてしまいます。

「お泊りに来た翌朝、目が覚めるとカレはすでに起きていて、卒業アルバムを眺めていたんです。『見ないでーっ!!』と叫んであわてて奪い取りましたが、勝手に見たことに対する怒りよりも一番見られたくない人に見られてしまったショックで涙目になっていました」

◆結婚式では画像ソフトで処理した写真を公開

 ただし、彼氏は容姿をバカにしたりはせず、「本当に青春を捧げていたんだな。俺は高校のとき、そこまで何かに打ち込んだことはないから本当にスゴいと思う」と一言。これに玲奈さんの涙腺は決壊してしまいます。

「その言葉がすごく嬉しくて、この人なら結婚していいかもと思った瞬間でした」

 それでも結婚式の披露宴で流す新婦紹介のVTRに高校時代の写真は使いたくないとしぶり、彼と大ケンカ。結局、当時の写真を公開したそうですが、これにはある秘密が隠されていたようです。

「今だから暴露しますけど、編集ソフトを使って加工しました。顔もお腹回りも脚も全体的に細くしました。さすがにこうでもしないと人様に見せられる自信がなかったので(笑)」

 大切な思い出であることは認めつつも、できれば当時の写真は人に見せたくない。矛盾しているようにも思えますが、それが人の心というものなのかもしれませんね。

―あの夏の黒歴史―

<文/トシタカマサ イラスト/真船佳奈>

【トシタカマサ】

一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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