『半沢直樹』片岡愛之助のオネエ再び。“部下の股間にぎり”2連発に爆笑した

『半沢直樹』片岡愛之助のオネエ再び。“部下の股間にぎり”2連発に爆笑した

画像:TBS『半沢直樹』公式Twitterより

 堺雅人(46)演じる主人公の半沢直樹が、銀行マン・証券マンとして巨大な組織に立ち向かうさまを描いた、ドラマ『半沢直樹』(TBS系、毎週日曜夜9時〜)。先週放送された第3話ではついに前作の人気キャラ、片岡愛之助演じる黒崎も登場! 名台詞を連発し、SNS上でもリアルタイムで話題となりました。

 それでは今夜の第4話放送前に、第2・3話の名シーンを振り返るとしましょう。ぜひ半沢直樹のテーマ(「テーマ・オブ・半沢直樹 〜Main Title〜」)を脳内再生しながらお読みください。

◆IT企業の買収をめぐって、出るわ出るわの濃い顔ぶれ

 半沢は、大和田常務(香川照之)の不正を暴いたことがきっかけで、東京中央銀行からの出向を命じられ、東京セントラル証券で働いています。ある日、大手IT企業「電脳雑伎集団」から、新進気鋭のIT企業「東京スパイラル」を5億円で買収したいという案件が舞い込みましたが、東京中央銀行の伊佐山部長(市川猿之助)がこの案件を横取り。半沢は親会社に戦いを挑みます。ここまでが第1話の展開。

 第2話で、半沢は伊佐山への逆襲のため、部下の森山(賀来賢人)と協力して、東京スパイラルを守る方法を模索します。

 東京スパイラルの瀬名社長(尾上松也)は、太洋証券の広重(山崎銀之丞)のアドバイスにより、新株を発行してIT業界のカリスマ「フォックス」社長の郷田(戸次重幸)に買い取ってもらうことで、この難局を乗り越えようとします。しかし、新株買取のためには1000億円の費用が必要で、現在のフォックスにその資金がないことと、フォックスのメインバンクが東京中央銀行であることを知った半沢はこの計画を怪しみます。

◆大和田常務の「お・し・ま・いDEATH!」が爆誕

 そして、東京中央銀行・電脳雑伎集団・フォックス・太陽証券の広重がグルになって東京スパイラルを買収しようと仕組んでいた罠であることを暴き出しました。そして、半沢は東京スパイラルとアドバイザー契約を結び、親会社である東京中央銀行と全面対決をする決意をします。

 これを知った伊佐山に、半沢は呼びつけられて厳しい追求にあいます。さらに大和田とも対面。そこで大和田は半沢にむかって、「君はもうおしまいです…」とつぶやいたかと思うと、今度は半沢を睨みつけながら「お・し・ま・い DEATH!」と声を上げ、立てた親指で自身の首を切るポーズを見せつけます。これにはテレビの前で爆笑。大和田は顔芸に加えて決め台詞&ポーズも芸として身につけたのでした。

◆片岡愛之助演じる黒崎の登場に、胸がアツくなる

 第3話で半沢は、瀬名社長にフォクスの逆買収を提案します。そして、フォックスの株価を下げるために様々な策を打ち出すのですが、これを嗅ぎつけた証券取引等監視委員会の黒崎駿一(片岡愛之助)が東京セントラル証券に立ち入り検査にやってきます。

「証券取引等監視委員会のガサ入れが入ったぞ!」と社内に情報が入った瞬間、半沢の背景がぐにゃりと歪み、人だかりの奥から颯爽と黒崎が登場。脇目もふらずに半沢のところまで歩み寄ります。

 この演出がなんとも絶妙で、役者の顔芸が見所の『半沢直樹』ですが、なにか事件が起きるときの画面の演出が毎回素晴らしく、見せ場を最高に盛り上げてくれます。真っ赤なネクタイにウェービな髪の黒崎が「ここでも随分とおイタしてるんじゃないの?」と半沢を挑発。さらには「これ、直樹の(パソコン)ね?」と、いきなり直樹呼ばわり。「黒崎がパワーアップして帰ってきたー!」と見ている方もテンションが上がります。

 顔芸の大和田・伊佐山に対し、立ち姿と声色・なめらかな動作でそのクセをあらわすのが黒崎。歌舞伎役者の演技に圧巻で目が釘付けです。

 ここから、フォックスの買収計画書を徹底的に探そうとする黒崎と半沢の戦いが始まるのでした。

◆吉沢亮がイケメンすぎるSEとして大活躍

 半沢は、フォックスの買収計画書を岡社長と半沢だけしか知らないクラウドの秘密の隠し部屋に入れていたのですが、黒崎陣営は隠し部屋をいとも簡単に見つけだします。隠し部屋を見つけた黒崎は「いやっほうー♪」とガッツポーズ。もうかわいすぎます。SNSで「黒崎がマリオになっている」というつぶやきを見てさらに爆笑。こんなに軽快でかわいいガッツポーズは見たことがありません。得意技「男性部下の股間握り」も大サービスで2連発。

 ちなみに、黒崎はガサ入れの最中、「直樹がねぇ♪ ネットでヨチヨチかくれんぼ♪」と、謎の替え歌をちょいちょい歌っているのですが、それすらもかわいいです。しかし、その歌が気になりすぎてストーリーに集中できず「その歌もういいよ…」と思わずテレビの前で独り言が出そうになりました。

 フォックスの買収計画書を黒崎が開く前に、なんとかクラウド上からデータを削除しようと瀬名陣営も動きます。そして東京スパイラルの天才プログラマー・高坂圭(吉沢亮)が登場し、遠隔操作でこのファイルを消去します。高坂は「まだファイルは消えないのか!?」と焦る瀬名社長を「うるさい!」と一蹴。クセのある天才という感じがイイ演技。黒崎がファイルを開けるのが先か高坂がファイルを消すのが先か、という手に汗握る展開が続き……無事、ファイルは黒崎が見る前に消去されたのでした。

◆それでこそ主人公! デキる男すぎる半沢にシビれまくり

 濃すぎるキャラが多いため、時折存在感を失っている主人公の半沢ですが、今回はその魅力を思い切り見せつけてくれました。フォックスの買収計画書を消去できたものの、シュレッダーにかけられた資料を社長室のゴミ箱から見つけられ復元された半沢はピンチに陥ります。そして、スパイラル社で瀬名と一緒にいる部下・森山(賀来)に電話でこう告げるのでした。

「すべての責任は俺がとる。後はお前と瀬名社長に託す。今、やるべきことは営業停止を食らう前に契約することだ。森山だけは冷静になれ。今だけではない、未来をみつめるんだ」

 自分が責任をとって、若者に未来を託す言葉に泣けます。なんともかっこいい台詞です。

 濃すぎる“敵キャラ”陣の中でも、こうして堺雅人が主人公をきっちり演じてくれるので、しらけることなくドラマが締まり、本シリーズのテーマがきちんと伝わってきます。

◆なにがなんでも半沢を潰しにかかる銀行

 最終的にフォックスは東京スパイラルの買収に合意して、共同で記者会見を開きます。さらに世界的大企業・マイクロデバイス社のジョンハワードが3億ドルの出資をしてくれると発表したことでスパイラルの株価は急上昇。電脳雑伎集団の買付価格を大幅に上回る終値をつけました。

 しかし、ここで終わらないのが『半沢直樹』。メンツを潰された東京中央銀行は、電脳雑伎集団に500億円もの追加融資をして、なにがなんでも半沢を潰そうと仕掛けてくるのでした。確実に来週へひっぱる展開を、最後の15分に仕込んできます。

 大和田常務も黒崎も完全なる敵役なのですが、もはや登場するとワクワクしてしまうのは私だけではないでしょう。そして彼らが出てこないと物足りなさすら感じてしまうほどに。特に第3話では黒崎の独壇場で、かわいらしさが爆発していました。今週はどんな濃いキャラがどんな名台詞をはいてくれるのか楽しみです。そして500億円の追加融資がどうなるのか、話の本筋からも目がはなせません。

<文/瀧戸詠未>

【瀧戸詠未】

ライター/編集者。趣味は食べ歩き・飲み歩き。

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