夫たちのゲーム依存にモヤッ。トイレでモンスト30分、ゾンビゲームで離婚も

夫たちのゲーム依存にモヤッ。トイレでモンスト30分、ゾンビゲームで離婚も

※イメージです(以下、同じ)

ストレス発散や時間つぶしにはもってこいのゲーム。いまはNintendo SwitchやPS5、そしてスマホゲームまで、気軽に遊べるゲームが充実しています。

「子どもがゲームに夢中で宿題をしない」「目が悪くなった」と、子どものゲーム問題は、筆者もママ友との会話でしょっちゅう話題に上がりますが、実は夫のゲーム問題に頭を悩ませている女性も多いのです。

 2021年5月7日に、はてな匿名ダイアリーに投稿された「スプラトゥーン依存症の夫と離婚したい」が話題になり、多くのコメントが寄せられています。投稿者の夫は家にいるときは常にスプラトゥーンをプレイし、昨年生まれた娘とのコミュニケーションや夫婦の会話もほとんどなし。来年の「スプラトゥーン3」発売を控え、離婚も視野に入れているといいます。

 今回は、同じように夫のゲーム問題で悩んでいるという3人の女性に話を聞きました。

◆あわや大惨事!ゲーム中に子どもから目を離した隙に…

「夫も私も30代後半で結婚したので、子どもが生まれたときの喜びはひとしおでした。普段はとっても子煩悩パパなんですけど……」と話し出したのは、昨年、第一子を出産したイクミさん(仮名)。

「仕事から帰ってきた主人が、子どもと一緒にベッドでゴロゴロしていたんです。毎日のルーティンなので、その日も安心して子どもの面倒を任せていました」

 普段から帰宅後は子どもとの時間を大事にしている夫に、イクミさんも毎日のように安心して子どもを見てもらっていたと言います。

「いつもは子どもの喜ぶ『キャッキャ』という声が聞こえてくるのですが、その日は突然大きな泣き声が聞こえてきて……。慌ててベッドのある寝室に行ってみると、子どもがベッドから落ちていたんです!」

◆「ゲームは子どもが寝てから」ルール決めで解決

 事の次第はこう。機嫌の良い子どもがおもちゃで一人遊びを始めたため「ちょっとくらいなら……」とスマホでパズドラ(パズル&ドラゴンズ)を開いた夫。

 しかし子どもはハイハイができるようになり、動ける楽しさを理解したばかり。おもちゃで遊んでいると思ったら、いつの間にかベッドの端にまで移動していたそう。気づいたときにはもう遅く、バランスを崩してベッドから転落してしまったのだとか。

「子どもの転落に備えて低いベッドに買い替えたばかりだったし、床にもクッションを敷き詰めていたので、幸いケガをしなくて済みました。でも子どもは初めて転落したので、ビックリして大泣き。夫は『ケガはない!?』『ごめんね』とパニックになるし、カオス状態でしたよ。」

 それからというもの、ベッドに柵をつけて対策したのはもちろんのこと“子どもが起きている間はゲームをしない”というルールも決めたそうです。

◆「大人はいいの」子どもに厳しく自分には甘い夫

 小学生4年生と2年生の子どもをもつミドリさん(仮名)は、こんなモヤモヤを抱えていると話してくれました。

「子どもたちはオンラインで友だちとスプラトゥーンをするのにハマっているのですが、寝る時間が遅くなることもよくあって。夫はそんな子どもたちに『ゲームしすぎ!』『ゲームやめて早く寝なさい!』なんて注意していますが、実は夫自身も大のゲーム好きなんですよ。私が『いや、あなたもゲームしすぎだから早く寝なよ』と注意すると『大人はいいの』なんて、子供の前で理不尽な言い訳を返してきます」

 発育中の子どもたちは多くの睡眠を取るべきなので、ゲームは適度に切り上げて早めに寝たほうがいいはず。大人だって、睡眠時間が短くなれば仕事に支障をきたしたり体調が悪くなったりするのは、少し考えればわかること。

「大人だからいい」のではなく「大人だからこそ子どもの手本になる姿を見せなければいけない」と感じているミドリさんですが、何度注意しても屁理屈ばかり言う夫に半ば諦めていたそうです。

 そんなある日、スカッとする出来事があったのだとか。

◆子どもたちから“特大ブーメラン”が

「いつのもように夫が子どもたちに注意をしました。普段は嫌々ながらもゲームをやめる子どもたちですが、その日は違っていて……。『ぼくたちに注意するなら、パパもゲームやめてよ。自分は良くて、ぼくたちはダメって変じゃない? パパがやめるならぼくたちもやめるよ』と子どもたちが反撃したんです。

子どもたちも鬱憤が溜まっていたんでしょうね。まさにブーメランでした」

 それからは夫と子どもで話し合いゲーム時間を決め、破ったら次の日はゲームができないとルールを決めたとのこと。これは連帯責任で、一人でもルールを破ったら全員に適用されるため、みんな絶対にルールを守っているそうです。さらに最近は、こんな変化も。

「モンハンやフォートナイトなど、協力してプレイしたり対戦したりするゲームを親子で楽しんでいます。夫も子どももゲームが好きだからこそ、共通のゲームによって親子のコミュニケーションが活性化していますね。もちろんゲーム時間は限られているので、ゲームが終わったらゲーム談義を楽しんでいますよ(笑)」

◆ゲームを注意されトイレに立てこもり

 スマホゲームの「モンスターストライク」にハマっている夫をもつのは、保育園児2人を育てるユキコさん(仮名)。

「モンスト大好きな夫は、暇さえあれば常にポチポチとスマホをいじっています。家だけでなく外出中でも。イベント中だと常にスマホをいじっているので、ついに私も爆発して『いい加減モンストやめて』と直談判しました。」

 そのとき初めて、自分がスマホゲームばかりしていること、そして妻に我慢させていたことに気づいた夫。その時は反省の色を見せて、ゲームの時間を減らすと宣言したそうです。しかし、その宣言後、夫にある変化が。

「それからトイレの時間が、異様に長くなったんです。それまでは長くても10分くらいだったのが、30分以上のときも。夫は『最近お腹の調子が悪いな〜』なんて言っていましたが、さすがに長すぎない? と。

あるとき、いつものようにトイレに入っていったんですが、鍵をかけ忘れていたみたいで。夫がトイレに入っていることを知らずに私がうっかりドアを開けたら、便座に座って夢中でモンストをしていたんです。問いただしてみると、私の前でゲームをすると怒られるから、トイレでゲームをしていたらしい……」

 思わぬことから、トイレでゲームをしていたことが判明したそうです。長くなったトイレの時間は、ゲームをするためだったのですね。

「約束を破られたこと、嘘をつかれたこと、そこまでしてゲームにのめりこんでいること。すべてが嫌になって大激怒しました。夫はそれから一時期はスマホゲームを控えていましたが、最近になって再開しています。本人はほとぼりが冷めたとでも思っているのでしょうが、私はモヤモヤしています」

◆ゲーム依存で露呈したモラハラの影

 最後に紹介するマキさん(仮名)は、なんと離婚に発展してしまいました。ゲームにハマる夫にモラハラの影が見えたそうです。

「元夫は、平日も休日もゲーム三昧。毎日、最低でも5時間はゲームしていたんじゃないかな? ひどいときはご飯を食べながらゲームをしていましたよ……。私が話しかけても、適当に相槌を打つだけで全然聞いていない。いつの間にか会話もなくなりました」

 ゲームにハマると周りが見えなくなってしまった元夫。さらに、夫のゲームによって子どもたちにも悪影響があったといいます。

「当時は5歳と1歳の遊びたい盛りの子どもたち。構ってほしそうにしていても、元夫はゲームに夢中で子どもたちのことを見ていません。子どもたちが観たいテレビ番組があっても『テレビばかり見ていたら頭悪くなるぞ』『パパが仕事の間はテレビ見られるんだから、もう見なくていいだろう』なんて言って、テレビを占領してゲームしていました。呆れて物も言えなかったです」

 しかも、プレイするゲームはゾンビゲームやバトルゲームばかり。マキさんはまだ幼い子どもたちが過激な描写のあるゲームを目にすることに、抵抗を感じたそうです。

◆「俺は変われないからお前が我慢しろ!」

 このような生活が長く続くはずもなく、何度か話し合いを試みたマキさんでしたが、元夫は聞く耳をもちませんでした。しまいにマキさんは強硬手段に出たそうです。

「大切な話をしようとしてもゲームのせいで話し合いにならないから、ゲーム自体がなくなれば話し合いができるのではと思って、ゲーム機を隠したこともあります。今考えると極端ですけどね(苦笑)。なんとか話し合いに持ち込めましたが『俺は変われないからお前が我慢しろ』の一点張り。もはや、モラハラですよね」

 こうして、ゲームがきっかけでモラハラ疑惑が浮上した元夫。ゲームだけでなく、日常生活での自分勝手な行動や言動からもモラハラの気配を感じ、我慢できなくなったマキさんは「これ以上ひどくなると子どもにも悪い影響がある」と考え離婚に至ったそうです。

 夫のゲームで悩んでいる女性は意外と多いもの。ゲームは楽しい気持ちになれてストレス発散できますが、今回紹介したような事例も少なからずあるようです。夫には、妻や子どもへの気配りを大切にして適度なゲームを心がけてほしいですね。

<取材・文/西島なみこ>

【西島なみこ】

本業は3児の母ちゃん。営業職・WEBマーケティング職の経験を活かしビジネス執筆がメインですが、好きなテーマであればなんでも書いちゃう雑食ライター

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