大坂なおみも、人気雑誌の水着特集が話題沸騰。型にはまらない美しさ

大坂なおみも、人気雑誌の水着特集が話題沸騰。型にはまらない美しさ

SI水着特集号の表紙を飾った大坂なおみ(※画像:公式インスタグラムより)

毎年話題を呼ぶ恒例の米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」(以下SI)の水着特集号。

 現地時間7月22日に発売される今年の水着特集号は、表紙が3パターンあり、ラッパーのミーガン・ジー・スタリオン、プロテニスプレーヤーの大坂なおみ、トランスジェンダーモデルのレイナ・ブルームがそれぞれ表紙を飾った。

 常に多種多様なモデルを起用して注目されるこちらの企画だが、今年は大坂選手がこの特集号をめぐり米ジャーナリストとバトルを展開し、発売前から大きな関心を集めている。

◆“ヤバすぎる歌詞”でばく進中の女性ラッパー。初の水着モデルに

「私を表紙にっていう電話をもらって、『え? 私?』って。女性ラッパーとして初の水着カバーでさらに特別感、最高!」

 米エンタメ誌『ピープル』にこう喜びを語るのは、人気ラッパーとして旋風を巻き起こしているミーガン・ジー・スタリオン。NGワード連発の過激すぎる歌詞で世間をあ然とさせながらも、米雑誌『タイム』の「世界で最も影響力ある100人」に選ばれるなど、いま絶大な人気を誇るミュージシャンだ。

 女性ラッパーとして初めて同誌の水着モデルに選ばれたミーガンは、この企画には以前から思い入れがあるようだ。

「SI水着号の最初の思い出はタイラ。『この女の子私みたい』って! 曲線を誇りにした黒人女性の登場にそれは大きなインパクトがあった。私もいつか表紙を飾れるかなって思って、実際そうなった!」

「ビヨンセがやった時は驚いたわ。それまでモデルだけが登場していたから。多分表紙を飾った初めてのミュージシャンね」

 同誌の水着特集号の表紙には、1997年に初の黒人モデルとしてタイラ・バンクスが選出。2019年にも、45歳になったタイラが再び表紙に登場した。2007年にはビヨンセが水着姿を披露し、モデル以外で初めて表紙を飾った。

 ミーガンは多様な美しさを重視する同誌について、こう評している。

「多様性と包括性に関して最前線にいると思う。変化を恐れずそれに突き進んでいる。世界を観察し、表紙や内容にそれを反映させる。だから彼らは成功しているのね」

◆史上初! アフリカとアジアの血を引くトランスジェンダーモデルも

 今年のSI水着特集号には、トランスジェンダーモデルのレイナ・ブルームも登場。トランスジェンダーのモデルが、史上初めて水着特集の表紙を飾った。

 アフリカ系とアジア系の両親を持つレイナはシカゴ生まれ。幼い頃より、男性でいることに違和感を感じ、10代で性転換手術を受けて女性に。しだいにモデルを夢見るようになったレイナは、シングルファーザーの父に背中を押され、ニューヨークへ移住。しかし、そこではホームレスの状態で、貧しい下積み生活を余儀なくされた。さらに長い間、偏見にもさらされ、人種や性別について、心ない言葉を浴びせられ続けたという。

 ようやくモデルとして活動を開始したレイナは、雑誌や広告、ファッションショーなどに登場するように。今ではモデル業のほか、女優や活動家としても活躍している。

 ミーガンと同じく、初のアフリカ系アメリカ人としてSI表紙を飾ったタイラに感銘を受けたというレイナ。タイラが表紙を飾る雑誌を見て、「いつか自分も」という夢を抱くようになったそうだ。

 今回、その願いが見事にかなった。

◆有名ジャーナリストが大坂なおみに皮肉。バトルに発展

 SI水着特集号をめぐり、発売前から騒動になっているのが、テニスの大坂なおみ選手だ。

 東京五輪出場に向け、練習に打ち込んでいるなか公開された大坂の水着姿。日米メディアの注目が集まるなか、本人も自身の水着写真をSNSに投稿し、「初めて表紙を飾ったハイチ人と日本人の女性」とその喜びをつづった。

 しかし、これに横やりを入れる人物が登場。保守派のコメンテーターで知られるクレイ・トラヴィスが、大坂の行動をSNSで批判したのだ。

「内向的すぎて、試合後にメディアとは話せないと言っていた大坂なおみが、リアリティー番組やバービー人形に着手した。そして今度はSI水着特集号の表紙を飾っている」

 心の病を告白する一方で、テニス以外でも活躍する大坂をツイッターでこう皮肉ったトラヴィス。さらに有名人ジャーナリストのメーガン・ケリーもこれに便乗し、「日本版『ヴォーグ』と『TIME』も忘れないようにね!」とツイートした。

 大坂もただちに応戦し、「あなたはジャーナリストなので、雑誌ができあがるまでの時間くらい、調べると思っていました。もし調べていたら、それらが昨年撮影されたものだとわかったはず。でもそれをせずに、あなたはすぐに飛びついて、ネガティブなことをまき散らした。もっと良いことをして、メーガン」と反論。その後、SNSでケリーをブロックした。

 SNS上で繰り広げられた大坂と一部ジャーナリストの舌戦は、米大手メディアでも取り上げられるほどの波紋を呼んだが、ネット上では大坂を擁護する声が圧倒的に多いようだ。

 型にはまらない美しさを提唱し、幅広い支持を集めるSIの水着特集号。同誌の編集長は大坂の起用について、こうコメントしている。

「大坂が、世界最高のアスリートの1人であることは間違いなく、表紙を飾るべきだと感じました。彼女は成長期を経てタイトルを獲得し、現在は五輪に向かっています。また、平等、社会正義、メンタルヘルスにおいて、彼女は一貫して壁を打破してきました。私たちは、なおみの情熱、強さ、パワーを称えます」

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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