“毎日ユニクロさん”も見ちがえる!安くて楽な服で「きちんと」見せる簡単コツ

“毎日ユニクロさん”も見ちがえる!安くて楽な服で「きちんと」見せる簡単コツ

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こんにちは、コラムニストのおおしまりえです。

 突然ですが、ここ1年で洋服選びが分からなくなって困っていませんか?

 コロナ下の在宅ワークや、対面で人と会う機会がめっきり減った結果、日々の洋服選びが面倒になってしまっている。そもそも、選ぶという行動自体が面倒なだけでなく、コロナ太りしてしまった……そうした結果、生前のスティーブ・ジョブズ氏のように自分にとって定番のラフなスタイルを日々ぐるぐるとローテーションさせている。なーんてコトに。って、コレは筆者のことですが。

 洋服をただ楽なもので完結させ続けると、日常は楽ちんな一方で、「もう少しきちんと見せたい」といったシーンで、選択にこまるという事態に陥りがち。

 楽な格好をしたい。しかも安上がりで。でも、場合によっては楽を保ったままビジネスなどの場面できちんと感も演出したい。そんないいとこ取りな願いは叶うのでしょうか? 今回は女子SPA!でもおなじみ、スタイリストでファッションライターの角佑宇子さんに「“楽”と“きちんと”を両立するファッションのコツ」を教えてもらいました。

◆2000円以下のユニクロワンピを着回し続ける日々

 在宅ワークで楽な格好が定番に……といっても、どのくらい楽をしているのか、個人差がありますよね。わかりやすく具体例を出すために、最初に筆者のワードローブをご紹介しましょう。こういう人、けっこういるのでは……?

 筆者にとっての“楽なファッション”とは。それは、「ほぼユニクロ生活」です。この春夏はユニクロのロングワンピースを色違いで3枚買い、ローテーションでぐるぐる着る毎日。

 いつもこのワンピースをベースに、その日の気温や移動距離によって上着や靴を選びます。または、ユニクロで買った白トップスが4枚くらいあるので、ジャージ素材のロングスカートをこれまた色違いで買い、ぐるぐるローテーションさせる。日常服はこの2パターンで完成です。

 ちなみにどれも1着2000円でおつりが来ます。家や近所、プライベートの約束ならこれで事足りるのですが、さすがにちょっと“良い格好”で出かけたいとき、途端に選択肢がなくなり、困ってしまうのです。

 そもそも2000円しない洋服で人に会っていいのか。ビジネスにスニーカーって良いのか。ていうか、いい大人の女性がカジュアルすぎたら印象が悪くなってしまわないか。悩みは尽きません。プロの目から見て、これはアリ? それともナシ?

◆楽な格好をちゃんと見せるコツは「ハリ」「光沢」!

「必ずしも、『きちんと感=高いもの』という選択が正解ではありません」と角さんは力強く答えます(以下、「」内コメントすべて角佑宇子さん)。

「一般的にきちんと感を演出するには、服装の中に1点だけでもきちんと見えるアイテムを足すのが正解です。ではきちんと見えるアイテムは何かというと、ハリや硬さ、光沢が感じられるもの。また、素材やシルエットに“メリハリ”をつけると、きちんと感がさらに高まります」

 アイテムにハリ? シルエットにメリハリ? 簡単な言葉の並びなのに全然イメージがわかない……これが“おしゃれ偏差値”というやつなのでしょうか。そんな筆者に、角さんは具体的な説明を続けてくれます。

「“光沢”や“ハリ”の具体例は、パイソン、レザー、サテン、メタリックといった素材・柄です。例えば普段のワンピースの足元をメタリック素材やパイソン柄のフラットシューズにすると、それだけできちんと感が出てきます。

 素材の“硬さ”については、シャツ選びを例にすると分かりやすいです。定番のコットンシャツよりも、硬さが出ているポプリンシャツ(*)を選ぶと、よりビジネス感が出る。そんなイメージです」

*ポプリン:丈夫でやわらかな平織りの織物。ワイシャツやドレスシャツの定番生地

 どうやら筆者のクローゼットは、洋服や足元がほぼ全部コットン素材&無地でまとめられているために、カジュアルさが目立つようだという答えが1つ見えてきました。では具体的に、これらを「活かしながら」変えていくには、どうしたら良いのでしょう。

◆きちんと見せるための小物は、プチプラでもOK!

「おおしまさんの場合で説明すると、今回はコットンワンピースにスニーカーなので、これをビジネスにするなら、シルエットを変えるか、異素材でビジネス感を出すかのどちらかが良いでしょう。

 シルエットを変えるなら、ジャケットやジレといったものをプラスし、洋服のラインを変えます。ワンピースでないなら、上はゆったりしたトップスに下はかっちり目のパンツにする。逆に上をタイトなトップスにしたら、下をゆったりしたスカートにするなどです」

 また、合わせる小物でも工夫できるそう。

「素材でビジネス感を出すならば、先ほど紹介したように靴をパイソン柄やメタリック素材にするのも良いですし、バッグなど小物にメタリック素材や柄物を持ってくるのもおすすめです。

 もし足元は楽にスニーカーのままが良いなら、ツヤっとしたレザーのスニーカーの方がよりビジネス感は出ます。意外かもしれませんが、エアマックスなどのガッチリした形の方がビジネス感が出ることも多いです」

 きちんと見せる=ジャケットやパンプスを着るとか、革バッグを持つとか、高いものを1点買い足すとかのアドバイスを予想していました。でも、意外にも手頃な価格や小物買いで解決できそうです。

◆ワンピース=楽と思いきや、意外とそうでもなかった事実

 具体的な改善策を提示してもらい「なるほど!」と、買い物意欲がちょっとだけ湧いた筆者。ちなみに今まではきちんと感を求められて洋服選びに困ると、「とりあえずワンピースを1着買い足す」という力技(ちからわざ)でその日を乗り切る傾向がありました。ワンピースは1枚あれば楽ちん……という、いつ読んだかわからないファッション雑誌のコピーを信じてのことですが、これも実は、逆に非効率なケースもあるといいます。

「上品すぎるワンピースはそれ1枚で完成している一方で、小物などをそれに合わせて揃え直さないといけないデメリットがあります。楽かどうかの観点でいえば1枚で着られる楽さはあっても、トータルコーディネートの手間がかかってしまう場合もあるんです」

 たしかに、結局きちんとしたワンピースにはきちんとした靴が必要で、きちんとしたバッグもアクセサリーも……と、なんだかんだ考えることが多くなってしまうケースもあります。

 しかし、TPOを意識すると、いまだにジャケットやパンプス、革のバッグといった“カチッと感のあるものが正解”という思い込みが自分の中にあるように感じています。そもそもファッションのオン/オフって、どこまで意識したらよいのでしょうか?

◆オンとオフは「どんどん混ざり合っている」

「実はファッション業界では、昨今オン/オフといった垣根(かきね)がなくなりつつあります。例えばきちんと感の定番だったジャケットは軽量素材で展開されていたり、パンツもスラックスではなくイージーパンツといった楽でキレイ見えするパンツが増えたりしています。

 またスニーカーもいわゆる歩きやすい靴や運動靴といったものから、きれい目に見えるタイプなどバリエーションが増えています。昔ならオンだったものがオフでも使える、逆にオフの定番アイテムがオンでも使える、といった混ざり合う現象があるんです」

 言われてみればひと昔前は「通勤服」とか「オンモード」といったキーワードがありましたが、近年ではそういったカテゴリを意識する機会は減ってきているかもしれません。その流れに、在宅ワークが拍車をかけたような。ただ、だからといって何でもアリというわけでもなさそうです。

◆流行のゆったり服が“部屋着”に見えちゃうときは

「オン/オフが曖昧になっていることに加え、最近はゆったりしたシルエットの服がトレンドになっています。例えばロングワンピースにワイドパンツといった組み合わせは最近のトレンドです。でもこれも、同じ素材同士で組み合わせるとだらしない部屋着に見えてしまうケースもあります。

 そんなときには、キレイめに見えるアイテムをどこかに使うとか、異素材同士を組み合わせてメリハリをつけるなど、ぜひ今回お伝えした『楽をしつつもキレイに見えるポイント』を意識してみてくださいね」

<まとめ:楽してキチンと見せるポイント>

・きちんと見せたいときは、アイテムに1点きちんと見えるものをプラスする

・きちんと感のキーワードは、光沢・ハリ・硬さ。具体的には、パイソン、レザー、サテン、メタリックなど

・シルエットにメリハリを意識する、上下で別の素材同士を組み合わせるもおすすめ

 次回以降も角さんに、ファッションの悩みを相談していきます。

【角 佑宇子(すみゆうこ)】

ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105

<取材・文&イラスト おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。Twitter:@utena0518

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