クロックスと高級ブランドのコラボアイテム、YouTuberのネタにされる

クロックスと高級ブランドのコラボアイテム、YouTuberのネタにされる

(画像:SAINT Twitterより)

アメリカ・コロラド州で生まれたカジュアルシューズブランドの「クロックス」が、スペインのラグジュアリーブランド「バレンシアガ」やグラミー賞受賞DJと立て続けにコラボ。ユニークなコラボアイテムが話題になっています。

◆通常の10倍以上・800ドル超えでも即完売

 4年ぶり2度目のコラボ実現で注目されているのは、6月に行われた「バレンシアガ」2022 スプリングコレクションのランウェイショーでお披露目されたコラボハイヒールと厚底ニーハイレインブーツ。

 特にコラボハイヒールは「クロックス」の定番サンダル「クロッグ」に真っ直ぐな棒を付けただけのように見えるデザインのためネット上で賛否を呼び、手持ちのハイヒールに「クロックス」のサンダルを接着剤で貼り合わせたDIYバージョンを作る動画を投稿するインフルエンサーが登場。

 ツイッターではセレブスタイリストを中心に「マストハブアイテムだね」と絶賛するコメントが出る一方で、「こんな辱め耐えられない」「私にはぜったい無理」「ネタ切れなの?」「快適な履き心地が台無し!」といった否定的な意見が目立ちました。

『WWD』によると、2ブランドが前回コラボした2018春のコレクションは、超厚底の「クロッグ」に花やピースサイン、「バレンシアガ」のロゴなどのチャームをつけたカラフルなスタイルでした。

 もともと1足30〜50ドルとリーズナブルな価格帯が魅力の「クロックス」ですが、2018年版のコラボシューズは850ドルとかなりの高値。ところが、即完売する幻のアイテムとなり話題となりました。

 最新のコラボシューズの価格や販売時期はまだ発表されていませんが、2022年版も秒でソールドアウトすることが予測されています。

◆過去にはフライドチキンの香りの限定アイテムも?

『CNN』によると、これまでジャスティン・ビーバーらセレブや企業、ブランドと様々なコラボ企画を展開してきた「クロックス」の限定コラボ商品は、いつも販売開始から数時間でソールドアウトしてしまう人気商品。

 KFC(ケンタッキーフライドチキン)とのコラボ企画で、フライドチキンの香りがするチャーム付きのフライドチキン柄サンダルを発売した際にも、「なんてトンチキなアイテム!」「いくらなんでもこれは売れないでしょ」という前評判を覆して30分で完売したといいます。

◆人気DJとのコラボも即完売

 今年の6月8日に販売されたグラミー賞受賞アーティスト、DJディプロとのコラボサンダルも、もちろんすぐに完売。

 昨年、ほぼ毎日「クロックス」のサンダルを履いていたというディプロ自らがデザインしたサンダルは、サイケデリックな模様のキノコ型チャームが3つあしらわれた「クロッグ」(70ドル)と、取り外し可能な8つのチャーム付きスリッポンサンダル(50ドル)の2種。カラフルなチャームは暗闇で光るクラブ通い向きのデザインになっていました。

◆コロナ禍で史上最高の売上を記録

 コロナ禍のロックダウンで、イエナカ需要やちょっとそこまで出かけるときのシューズとして重宝されたことで、「クロックス」は2020年史上最高の売上を記録したそう。

 長引く自粛生活で、日々の生活での快適さを以前にも増して追求するようになった欧米の消費者にとって、ちょっと“アグリー(醜い)”だけど“快適な”「クロックス」の、攻めたコラボ企画は魅力的に写っているようです。

<文/橘エコ>

【橘エコ】

アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。

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