波留や白濱亜嵐、“いじめられ経験”を明かした芸能人たち。「死ぬんじゃねーぞ!」

波留や白濱亜嵐、“いじめられ経験”を明かした芸能人たち。「死ぬんじゃねーぞ!」

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ミュージシャンの小山田圭吾問題の余波がおさまりません。

『ロッキン・オン・ジャパン』(1994年1月号)、『クイック・ジャパン』(1995年8月号)で、学生時代の障害のある同級生への凄惨ないじめを告白していたのがSNSで炎上し、東京五輪・パラリンピックの楽曲担当を辞任すると発表したのは7月19日のことでした。

 そもそも小山田の五輪参加が発表されたのが7月14日。わずか5日間あまりで海外メディアも巻き込む大騒動になったわけです。

  小山田が面白おかしく語ったいじめのひどさは、過去のこととはいえ、多くの人が「許せない」と感じるものでした。ここまでひどい行為ではなくても、いじめられた側には心の傷として残り続けるものでしょう。かつていじめを受ける側で、それを克服した有名人たちが、被害経験を明かすこともあります。

◆波瑠 小学4年生のときにいじめを受けた

 女優の波瑠はその1人。小学4年生のときにいじめにあったことを、6月10日OA『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)で明かしました。

「背が高かったので、スタイルいいねとか言われて。『そんなことない』とか、『ありがとう』とかはっきり言えないから、ナルシスト、ナルシストってすっごい言われて」

 目立つため、やっかみも入っていたかもしれません。13歳のころにはとにかく学校が嫌で登校しなくていい理由を探した結果、芸能界という答えにたどり着いたという波瑠。負けん気の強さが女優としての成功を手助けしたのかもしれません。

◆白濱亜嵐 同級生から「なんでお母さんカタコトなの?」

「GENERATIONS」リーダーの白濱亜嵐はフィリピンのハーフということでいじめ被害にあい、辛い思いをした過去があると明かしました。3月22日OA『しゃべくり深イイ合体 SP』(日本テレビ系)に母メアリーさんとVTR出演し、当時を回想。

「(母が)授業参観に来るたび、同級生から『なんでお母さんカタコトなの?』って言われたりした」と白濱が振り返ると、メアリーさんも複雑な思いを吐露。

「一番悔しかったのは(子どもが)いじめられたとき。何もできなかった。亜嵐も言ってたよ、『何で僕はフィリピンのハーフになったの?』『嫌だ』って」と涙ながらに語っていました。

 母の応援で、白濱は15歳のときに上京。GENERATIONS、そして憧れだったEXILEにもなれたのです。

◆中川翔子 ゲームや漫画が心の支えに

「あいつオタクじゃね。きもい」。タレントの中川翔子は、中学でそんな心ない言葉をかけられたそう。大人びたクラスメイトたちと会話が噛み合わず、空回り。大好きだった絵を描くことも否定され、気づけば「あいつ頭おかしい」。浮いた存在になっていました。

 不登校、さらにはリストカットまでするほど追い詰められていた中川。このとき心の支えになっていたというゲームや漫画が現在の仕事につながっています。

 多数のメディアでいじめに関することを発信し、2019年に『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』(文藝春秋)を上梓しました。当事者の言葉は重い。

◆田中聖 小学生のときいじめ被害に

「KAT-TUN」元メンバーの田中聖は、自身のユーチューブチャンネルで小学生のときのいじめを告白。「靴とか上履きを隠されたり、いすに画びょうが置かれたりとか、無視された」と、ある意味“定番”ともいえる嫌がらせを受けていたそうです。

 田中はKAT-TUN時代にも自身の体験を語ったことがあります。ラジオ番組でファンからの悩みに答えるために明かし、一緒に出演していた元メンバーの田口淳之介を驚かせていました。

 ちなみにそのいじめた相手とは27〜28歳のころ、偶然再会。土下座して謝ってきたそうです。

◆「ジャングルポケット」斉藤慎二 今苦しんでいる人を助けたいといじめ経験を公表

 お笑いトリオ「ジャングルポケット」斉藤慎二も被害を告白した1人。小学3年生から中学生まで恐怖と闘っていたという斉藤は、『読売新聞オンライン』(7月3日公開)で壮絶な過去を明かしています。

 上履きがなくなることは日常で、11人に袋叩きにあう、クラス全員に「気持ち悪い」「チビ」と言われる、姿勢が悪いと彫刻刀で背中を刺される――自殺を試みるほど追い詰められました。

 しんどい思いをしている人には「変われる。誰かを頼ってほしい」ことを伝えたいという斉藤。職業上、“辛い経験を乗り越え、頑張った人”というフィルターをかけられるのはプラスにはなりません。それでも公表したのは、今苦しんでいる人を助けたいという思いから。実際、斉藤のSNSには当事者たちからコメントが寄せられたといいます。

◆「三四郎」小宮浩信 文化祭での漫才きっかけで状況を打破

 お笑いコンビ「三四郎」小宮浩信は、小学4年生から高校2年生までいじめに遭っていました。友人たちとの間に溝ができ始めたのは小学4年生のとき、授業中の些細な一言で友人グループ内の無視がスタート。それがクラス全体に波及し、発電所にランドセルを投げ込まれるなどしました。

 私立中学校に入学しても、“変わった性格”が標的になりいじめは継続。この頃から大きなリアクションをすれば笑いになり仲間の一員になれると考え、強迫観念にとらわれるほど笑いを取りつづけたそう。

 そして高校2年生の文化祭で漫才をしたことで状況は一変。一目を置かれる存在となり、芸人を志すきっかけとなりました。

◆「ハライチ」澤部佑 「痛々しく見せない能力がついたと思う」

 お笑いコンビ「ハライチ」澤部佑は、イケイケの中学時代から一転、高校は苦しい思いをしました。

 進路希望で「芸人」と書いたことが“イジり”のきっかけとなり、格闘技経験者に寝技をかけられる、モノマネをさせられて真顔で面白くないと返される、身体的な特徴をけなされたことなどを「ヤフー」のインタビュー(5月16日公開『中学にはなかったイジリ、引きつった顔――ハライチ・澤部佑が語る高校時代のイジメ』)で語っています。

 友達もできず、お昼ごはんも一人。学校も休むことが多くなりました。しかし、将来芸人になるなら素人のイジりに負けていられないと立ち向かいました。その結果「痛々しく見せない能力がついたと思う」と当時の経験が今に生きているそう。

 とはいえ、「全員が全員、俺みたいに笑いに変えるっていうのも絶対できないと思うし。(中略)楽しいことに逃げていいんじゃないですかね」と上述のインタビューで話しています。

 有名人たちの勇気ある告白は、誰かの人生を良い方向に変えていくきっかけになっているかもしれませんね。

<文/女子SPA!編集部> 

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