ひっ…!姿の見えない“ゴツい手”に突然引っ張られた私。いったい誰?

ひっ…!姿の見えない“ゴツい手”に突然引っ張られた私。いったい誰?

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去年、女子SPA!で紹介した「父の墓の場所を間違えるたび線香が燃え上がった。亡き父がそばにいる?!」という記事。これは親不孝&先祖不孝な私が、10年ぶりにお墓参りに行った際のエピソードを書いたものなのですが、その後日談ができたのでここに公開したいと思います。

 父の墓での不思議な体験で、さすがに墓参りしなさすぎを反省をした私。この件からちゃんとなるべく定期的にお墓に足を運ぶことにしました。お墓の最寄り駅には、代官山にある好きなパン屋さんの本店があることもわかり、墓参りした日は美味しいパンが買って帰れる〜♪と罰当たりにもちょっとルンルンでお墓を訪れるようになったのです。

 ……が。あれから1年経った今。お墓から家に帰るとその日は変な現象が起こりがちになることが判明しました。これ、本当に。前記事の話はちょうど去年の8月頃のことで、お盆中ずっと父の気配がしていたと書いたのですが、それ以降はどうやら父ではないものも我が家にやって来ているようなのです。

◆大きなゴツい手に手首をつかまれ、スマホが吹っ飛んだ

 まず、最初に遭遇したのは、翌月の墓参りの夜のこと。寝室の布団の上で寝っ転がり、仰向けになって暗闇の中でスマホゲーム(ロマサガ)をしていました。私は右利きなので、主に右手で画面の操作をしていたのですが、唐突にその手が強い力で引っ張られたのです。あまりにも力強かったため、スマホは枕元へと吹っ飛びました。

 そして、何故かはっきりとわかる男の人の大きなゴツい手の感触。とっさのことに「夫か?! 奴の悪戯(いたずら)か」と疑いをかけましたが、夫は私の左の布団でスヨスヨと眠りについていました。というか、つかまれている手首を見ても、そこには誰の姿もないのです! まあ、居たら居たで普通に怖いし、不法侵入者ですけども!

◆怖がると余計に怖くなりそうで、何でもないふりをした

 その後すぐに手の感触は消えて、私は何事もなかったかのようにゲームを続けました。めちゃくちゃ怖かったですけど、その怖がってるリアクションを取ることで恐怖を倍増させてしまいそうな気がして、平静を装ったのです。ただ、ゲームの音量を最大にしてプレイしたので、夫に普通に叱られました。あの手が父である可能性は薄いです。なぜなら、うちの父親は男性としてはかなり小柄で、私と手とサイズ感が全く一緒だったからです。

◆今度はキッチンで不思議な現象が

 それから二ヶ月ほど後のお墓参りの夜。我が家のキッチンでは、ワイングラスを逆さまに吊るして収納してあります。これが、いきなりカチンカチンと地震で揺れているかのように勝手に鳴り出したんです!

 勢いがあまりに良すぎて割れそうだし、手で押さえてるのに全然止まらないし……。3分くらいカチンカチンし続けて、何事もなかったかのように急に止まりました。何なんでしょう、あれは。生前の父は妹が茶碗を箸でカチンカチン鳴らして遊んでいたら烈火のごとく怒った記憶があるので、たぶんこれも父ではない気がします。

◆Googleホームやアレクサが不可解な動き

 他にもお墓参りに行くと必ずといっていいほど、Googleホームが「すいません、よくわかりません」「タイマーはセットされていません」などと勝手に応答し出すし、急にアレクサがAmazonミュージックでぜんぜん知らない洋楽を流し出すなど、細かい変な現象は枚挙にいとまがありません。父はかなり機械音痴だったので、Googleホームの方はそれっぽいような感じがありますが、演歌歌手の冠二郎をあれほど愛した父がアレクサで洋楽を流すとは思えないのでこっちは違ってそう。

 でも、先日霊感のある友人が来た時に恐る恐る聞いたのですが、「今はヤバそうなのはいないよ」と言われたので、最悪いても人畜無害な方である可能性が高いというプラス思考で乗り切りたいと思います。

 ちなみに、今月(2021年8月)はまだお墓参りしてません。近々行こうと思うのですが、何事もないことを読者の皆さんにも祈ってもらいたい所存です。

<文/もちづき千代子 イラスト/zzz>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama

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