千葉真一さん、ワクチン接種せず他界。ワクチン否定派が考えを変える場合も…

千葉真一さん、ワクチン接種せず他界。ワクチン否定派が考えを変える場合も…

(画像:新田真剣佑I nstagramより)

新型コロナ・デルタ株の脅威に、芸能界も影響を受けています。重症化して入院を余儀なくされるケースや、残念なことに亡くなってしまった人も。

 そこで改めて注目を集めるのが、ワクチン接種に関する議論です。著名人の感染をきっかけに、賛成派と反対派がそれぞれの意見をぶつけ合う機会も増えました。

 というわけで、最近のニュースから、振り返ってみましょう。

◆@千葉真一さん ワクチン未接種で感染、死亡

 8月19日に亡くなった、日本を代表するアクション俳優の千葉真一さん。7月末に新型コロナに感染し、8月8日に入院。症状が改善することなく、亡くなってしまいました。

 長年交流のある俳優、若山騎一郎によると、行きつけの中華料理店で会った際に、「俺は大丈夫だから打たない!」とワクチンを接種する予定はないと語っていたそう。

 また、一部週刊誌報道は、六本木の店でワインを飲んでいた千葉さんに、「コロナが危ないから帰ろう」とうながした知人の話を紹介。しかし、千葉さんはそのままとどまり、それが最後になってしまったんだとか。

 らしい、といえばらしい逝き方なのかもしれませんが、あまりにも悔やまれる最期でもあったようです。

◆A三遊亭多歌介さん 生前、反ワクチンを説いていた

 8月27日に亡くなった、落語家の三遊亭多歌介さん。生前、ブログで「全く無意味なワクチン!!2回目接種で相当数の方々が感染者になってます、何より危険な物なのになんで接種をすすめるのかのお?」とか、「諸悪の根源はPCR検査!!」と自説を主張していました。

 他にも、講演先で“コロナは単なる風邪”とか“笑いで免疫力を上げよう”なんてことも話していたそう。

 そんな兄弟子の死を目の当たりにして、切々と語ったのが三遊亭鬼丸。「ワクチンを否定した兄さんがコロナで。」、「だから皆さんはワクチンを打ってください。色々反対派がいるのはわかりますが千葉真一さんも打たずに死んでますから。」とツイートし、やるせない気持ちを吐露していました。

 情報があふれかえっているからこそ、不正確な情報に触れてしまう確率も増えてしまうのかもしれません。難しい問題ですね。

◆B野々村真 ワクチン未接種で感染 “2回接種したのに重症化”はデマ

 7月30日に感染が発覚し、一時は酸素吸入器が必要なほど重症化した野々村真。その後、無事退院したものの、ひどくやつれた姿は、改めて新型コロナの恐ろしさを伝えてくれました。

 もともと8月上旬にワクチン接種を予定していたものの未接種だった野々村さんですが、これをめぐってSNS上でデマが拡散されてしまったのです。

 それは、“7月1日と22日にワクチンを接種していた”とか、“野々村さんはテレビで2回接種したと言っていたのに、なかったことにされた”と主張する人たちの存在。それだけでなく、野々村さんを利用して、“メディアがワクチン接種へ誘導している”なんて声まであったそう。

 本人、所属事務所ともに、これらのウワサを否定。接種前に感染し、重症化してしまったというのが事実のようです。

 こうしたデマが飛び交う背景にあるのが、反ワクチンを唱える強硬的な考え方。もちろん、接種するしないは本人の自由ですが、自分が受けない理由を他人に押し付けるのは、全くのお門違いですよね。

 入院中も退院後もひどい目にあってしまった、踏んだり蹴ったりの野々村さん。これからはいいことありますように。

◆CIVAN 感染したことでワクチンへの考えをあらためる

 8月10日に陽性が判明した、モデルのIVAN。コーヒーの香りがわからなくなり、チョコレートもラードの味しかしなくなったと語り、「もう絶対、かかりたくないです。苦しくて苦しくて死んじゃうかと思ったから」と散々な目にあったそう。

 16日には自身のインスタグラムで、「なんだかんだ理由つけてたワクチン、今打ちたいって思う。もう、絶対かかりたくないです」と、考えが変わったことを素直に告白していました。

 説得力十分です。

◆Dざわちん 親族の体験談で接種を決意

 8月23日に更新した自身のインスタのストーリーズ機能で、2回目接種を終えたことを報告したざわちん。

 もともと反ワクチン派だったそうですが、イギリスに住む親戚の体験談で考えが変わったそう。その人は、接種前と接種後、2度コロナに感染したとのことで、「ワクチン打つ前は本気で死ぬかもと思ったレベルで辛かったらしく、イギリスにいる親戚にもうちのママにも全員に最後の電話したレベルくらい」の症状だったんだとか。

 それが接種後にかかった時には、それほどひどくはならず、ワクチンの効果なのではないかと語っていました。

 ポジティブな意見ではありますが、あくまでも個人の感想ですので、あしからず。

◆番外編 エリック・クラプトン 反ワクチン、反ロックダウンの名曲を作る

 世界的な名ギタリストのエリック・クラプトン。かねてからロックダウンやワクチン接種を推奨する政策に異議を唱えてきました。

 そんなクラプトンも愛する家族のためには、と渋々ワクチンを接種したのだそう。それでも、私権の制限や、ワクチンの接種証明を求める動きなどには断固反対。ついには、そんな思いをぶちまけた新曲「This Has Gotta Stop」をリリースしたのです。

 “こんなデタラメはもうたくさんだ”という強烈なメッセージを訴える一方、サウンドはとても軽やかでスムーズ。ソングライターとしてのクラプトンの良さが凝縮されたような名曲に仕上がっているから、恐れ入ります。一時期は神経症状の悪化で演奏が困難とも言われていたギターソロも復活しているような。

 ワクチン打ったおかげだったりして。

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 収束まで、まだまだ時間がかかりそうな新型コロナ。ワクチン打ちたい人も、打ちたくない人も、もうしばらくおとなしくしているのがいいみたいです。

<文/沢渡風太>

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