「B'zの稲葉さんみたい」ショートパンツをからかわれた女子の黒い思い出

「B'zの稲葉さんみたい」ショートパンツをからかわれた女子の黒い思い出

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太ももを全部見せることになるショートパンツは、ある意味ミニスカートを履くよりも勇気がいるものですよね。

  最近は、膝上10cm程度でフレアのあるきれいめショートパンツが多いですが、2000年代にはもっと短かい“ホットパンツ”みたいなのが流行ったこともありました。

◆大学時代のマストアイテムだった

 デパ地下の食品売り場で販売員をしている矢神真由さん(仮名・32歳)も若いころは大のショートパンツ好きだったとか。20着以上のコレクションがあり、大学時代は週の半分以上はショーパン姿だったといいます。

「子供のころから半ズボンが好きで、そればかり履いていたんです。スカートや丈の長いズボンも持っていましたが、なんかしっくりこなくて。

 それに次第にファッションとしてもショートパンツに興味を持つようになり、それに合わせてシャツや上着なんかも揃えるようになっていました」

 特に足が長かったわけではないですが、エステティシャンだった従姉に教えてもらった美脚ストレッチなどを実践。当時は毎日欠かさず行っていたそうです。

「モデルさんのような美脚には程遠いと思いますが、親しい友達の中には『脚キレイだよね』って褒めてくれるコもいて、少し調子に乗っていたのかもしれません」

◆大学3年の出来事でショートパンツをやめた

 大学進学後は高校までと違って制服がないのでキャンパスにもショートパンツ姿で登校。入学後にできた学内の友達からは「今日の格好、すごく似合ってるね」と言ってくれることはあっても批判されたり、けなされることはありませんでした。

 そのため、彼女も自分の好きなファッションを楽しんでいましたが大学3年に進級して間もないころ、ショートパンツを履くのをやめるきっかけとなる“ある出来事”が起きてしまいます。

◆「B’zの稲葉さんみたいだよね」

 昼休みに学食でランチを済ませた後、同じ学科の友人たちと次の講義がある教室へと移動中、同じゼミの男子学生3人組に遭遇。まだ講義が始まるまで少し時間があったので立ち話をしていると、彼らのうちの1人が「矢神さん、その格好なんかB’zの稲葉さんみたいだよね」と言ってきたのです。

 しかも、これに一緒にいた男子学生2人が大爆笑。隣にいた女友達のひとりが「あんたねぇ」と怒ると、「ごめんごめん」と笑いながらその場を立ち去ったそうですが、真由さんはその場で固まったまましばらく動くことができませんでした。

「私は B’zにあまり詳しくないですが、お母さんが好きでライブのDVDを持っていてショートパンツ姿で歌っているのはなんとく覚えていました。

 本当に似ていたのかはわかりませんが、明らかに私のことを小馬鹿にしたような態度でしたし、3年になってゼミで数回顔を合わせた程度の人にそんな風に言われたのがショックで……」

  稲葉さんカッコいいじゃん! でも褒めてる態度ではなかったそう。稲葉さんというからには、かなりピチピチの短パンだったのでしょうか。 

  矢神さんはこれ以来、ショートパンツを履くことがトラウマになってしまい、自宅に大量にあったコレクションは封印。しばらくは押し入れの奥に眠ったままでしたが、その後処分してしまい、現在は1着も持っていないそうです。

◆イメチェンしたとごまかしたけど……

「たぶん、ただの同級生ならそこまで気にしなかったと思います。けど、相手は同じゼミ仲間で、卒業まで2年近くも顔を合わせなきゃならなかったので。そう考えたらまたショートパンツを履いていったらバカにされそうな気がしたんです。

 結局、それからはスカートやロングパンツばかりでしたね。急に服装が変わったから周りにはあれこれ聞かれましたが、イメチェンってことでごまかしました。まあ、なぜ履かなくなったのか知ってる人も多かったかもしれないですけど(苦笑)」

  何を着ようが私の勝手だろ!ってなもんですが、やっぱり笑い者にされたら傷ついちゃうもの。余計なお世話ですね。

 ちなみに稲葉さんがショートパンツを履いていたのは1990年代。今なら「氷川きよしみたい」と言われるんでしょうか。これ、褒め言葉ですよね。

―ファッション・メイク“黒歴史”エピソード―

<文/トシタカマサ イラスト/まつもとりえこ>

【トシタカマサ】

一般男女のスカッと話やトンデモエピソードが大好物で、日夜収集に励んでいる。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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