元記者がヘンリー王子への“過激な取材”を謝罪、盗聴や監視までしていた

元記者がヘンリー王子への“過激な取材”を謝罪、盗聴や監視までしていた

ヘンリー王子

イギリスの公共放送BBCのドキュメンタリー番組が波紋を呼んでいる。英王室とメディアの関係について取り上げたこの番組では、複数の関係者が英王室について証言、「ヘンリー王子の元恋人を監視していた」というショッキングな事実も明かされた。放送後、英王室は番組を批判する異例の声明を発表した。

◆ヘンリー王子の10代の時間を奪ってしまった

 今月22日(現地時間)、BBCのドキュメンタリー番組『ザ・プリンスズ・アンド・ザ・プレス』の第一回目が放送された。

 今回の放送では、私立探偵のガヴィン・バロウズ氏が登場。バロウズ氏はかつて、盗聴スキャンダルで廃刊した大手タブロイド紙『ニューズ・オブ・ザ・ワールド』に雇われていたという人物だ。

「私は、彼の10代の時間を奪ってしまった人間の一人」

 このように語り、ヘンリー王子に謝罪したバロウズ氏。2000年頃、メディアの注目を一身に集めていたヘンリー王子を標的にして、しつこく追いかけ回し、10代だった王子の大切な時間を奪ってしまったと認めた。

◆王子の恋人も監視していた

 バロウズ氏によると、その当時、母ダイアナ妃と同じくらい目立っていたヘンリー王子は「新たなダイアナ」と称され、メディアの取材合戦が過熱。当時、王子と交際していたチェルシー・デービーさんの電話が盗聴されるほどだったという。

「たくさんのボイスメール(留守電)がハッキングされました。彼女の電話やほかの通信手段は、どれもこれも監視されていました。彼女は、ヘンリー王子に会いに行く時、自分の友人に自慢していました」

 そのほか、彼女の病歴や恋愛遍歴、学歴などもマスコミの関心事だったと明かしている。

 かつて薬物や欲望にまみれた生活を送っていたというバロウズ氏は、ヘンリー王子への行き過ぎた取材を振り返り、「ひどいことをした。本当に申し訳なかった」と謝罪の言葉を口にした。一方で、「当時のマスコミには、モラルなどまるでなく、冷酷な文化が存在していた」とも語り、メディアの体質を批判した。

◆プレッシャーに耐えきれず……別れの道を選択

 ヘンリー王子と交際したことがきっかけで、メディアの餌食となってしまった元恋人のチェルシーさん。ジンバブエの富豪を父に持つ名家の出身で、王子の初恋の相手として知られている。

 2004年から付き合い始めた2人は、破局や復縁を繰り返しながら、7年間にわたり交際。王子はチェルシーさんに夢中で、“永遠の相手”だと思っていたという。

 2011年に行われたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式にも出席したというチェルシーさんだが、その後王子と破局。周囲からの圧力や、しつこいパパラッチに耐えられなくなったこと、さらに王室の結婚式に出席したことで「自分に王女は向かない」と気が付いたことが別れた原因とされている。

◆英王室が異例コメント声明

 今回の番組では、王室ジャーナリストやコメンテーターらも出演。メーガン妃が現れたことで、ヘンリー王子とウィリアム王子の間に緊張が生まれることになったと証言した。

 他にも、宮殿で過去に働いていた人たちが英王室の内部をリークしていること、情報や写真の提供を受けるかわりに好意的な報道を行うというメディアと王室の「取引」についても証言している。

 番組終了後、バッキンガム宮殿、クラレンス・ハウス、ケンジントン宮殿は、共同で異例の声明を発表。「自由かつ責任あるオープンな報道は、健全な民主主義にとって極めて重要なこと」としながらも、次のように番組の内容を批判した。

「匿名の情報源からの大げさで根拠のない主張が、事実としてあまりにも多く伝えられています。BBCを始め多くの人々が、それに信憑性を与えていることに失望しています」

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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