あなたの家計が危ない。崩壊のリスクは自分でチェックして

あなたの家計が危ない。崩壊のリスクは自分でチェックして

※写真はイメージです

加速する円安、輸入コスト増による値上げラッシュ、支出が増えても上がらない賃金……。“悪い円安&インフレ”の時代を迎えた日本。今までと同じお金の使い方を続ければ、家計崩壊のリスクに晒される可能性も。今こそ家計を再構築し、円安&物価上昇のダブルパンチに備えよう!

◆円安・インフレ時代に必要不可欠な”お金の基本戦略”とは?

 インフレの影響は甚大。真綿で首を絞められるかのように家計へと襲いかかってくる。そこで我が家の家計の安全性を28個の設問でチェックしたい。

「お金を貯める方法は、突き詰めると『収入を増やす』『支出を削減する』『お金自身に働いてもらう』の3つしかありません。最も手っ取り早いのは支出を削ること。そのためにも、毎月の支出をしっかりと把握することが家計を見直す上での大前提です」

 そう語るのはマネーコンサルタントの頼藤太希氏。住居費や電気代といった固定費はもちろん、まずは1か月分のレシートを捨てずに取っておき、月々の出費の傾向を細かくチェック。日々の小さな出費を侮るなかれ。最強の家計をつくるためには、この地道な作業こそが第一歩となるのだ。

◆終身雇用も危うく、退職金も減り…

 また、家計再生コンサルタントの横山光昭氏は「これからは誰しも投資による運用がマストだと脳を書き換えるべき」と断言する。

「インフレの時代には預貯金だけでは資産は目減りしていくだけ。加えて、終身雇用も危うく、退職金も減り、公的年金もいくらもらえるかわからない。貯蓄だけでは到底カバーできないでしょう。一般家庭においても、労働と投資を家計の両輪として考えるべき」

 地道な支出削減による貯蓄と、堅実な投資による資産増殖。この両輪こそが円安・インフレに負けない最強の家計の軸となる。

◆28個の設問でチェック!家計のリスクを一斉点検

 まずは「家計の基本」をチェック。設問にYES/NOで回答、NOの数を集計しよう。

Q1 毎月の支出額を把握しきれていない

Q2 貯蓄する額が毎月一定ではない

Q3 貯蓄は預貯金のみ(投資などは行っていない)

Q4 「人生の三大資金」が何か知らない

Q5 直近5年で住宅ローンや電気代などの固定費のプランを見直ししていない

※ここまでで1つでもYESがある人は、物価上昇・円安で家計崩壊のリスクあり!

◆家計の“穴”がどこにあるかを確認!

 引き続き、NOの数を集計する。

Q6 下の「理想の支出比率」からオーバーしている項目が3つ以上ある

<理想の支出比率>

 内訳 手取りに対する比率

 食費 15%

 住居費 25%

 水道光熱費 5%

 通信費 4%

 小遣い 7%

 教育費 10%

 趣味・娯楽費 2%

 被服費 3%

 交際費 2%

 日用雑貨 2%

 保険料 5%

 貯蓄 20%

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Q7 毎月、サブスクサービスに2000円以上支払っている

Q8 3月の電気代が月1万3000円を超えていた

Q9 銀行口座を3つ以上保有

Q10 クレジットカードを3枚以上保有

Q11 キャッシュレス決済の手段を6つ以上持っている

Q12 スマホ代が家族1人あたり月7000円を超えている

Q13 週4回はカフェでコーヒーを買う

Q14 資産が円のみ

Q15 積立型保険に加入している

Q16 家計のメインバンクが大手銀行

Q17 安い商品を見つけると、すぐに必要でなくても買いがち

◆給料は?貯蓄は?

 ここからは、YESの数を集計する。

Q18 給料は年々上がっている

Q19 生活費1年分の貯蓄がある

Q20 毎月の給料日に、あらかじめ決めた額を貯蓄に回す習慣がある

Q21 「○年以内に○○○万円貯める」という貯蓄の目標がある

Q22 ふるさと納税を活用している

Q23 退職金がいくらもらえるか知っている

Q24 住宅ローンの借り換え検討や家賃の値下げ交渉をしたことがある

Q25 楽天やイオン、PayPayなど「○○経済圏」に入っている

Q26 自分で申請が必要な所得控除を活用している自信がある

Q27 クレカやバーコード決済のポイント二重取り、三重取りを意識している

Q28 ボーナスの4割は貯蓄に回している

 設問は以上。あなたの家計の判定結果をみてみよう。

◆あなたの家計の安全性は?

 Q1〜17までのNOの数、Q18〜28までのYESの数の合計で判定!

▼集計数が25〜28個

〈日本銀行級〉……国家の危機が訪れない限りビクともしない、安定感抜群の家計の持ち主。この調子で貯蓄&資産運用を続ければ、老後も安泰だ

▼集計数が18〜24個

〈大手銀行級〉……盤石な基盤を持つメガバンク級。だが、某大手のようにずさんな動きを見せると足をすくわれることも。抜かりなく励むべし

▼集計が13〜17個

〈地方銀行級〉……それなりの安定感はあるがまだまだ気が抜けない地銀級。全国の地銀が悲鳴を上げている今だからこそ、あなたの家計も要注意

▼集計が7〜12個

〈家庭用金庫級〉……カギがかけられるぶん貯金箱よりはマシだが、相当危ない。覚悟を持って本特集のメソッドを実践しなければ崩壊のリスクも

▼集計が0〜6個

〈貯金箱級〉……一家のお金を貯めておくには心もとなすぎる家計の持ち主。もはや家計は火の車の可能性大。心して改めるべし

【マネーコンサルタント 頼藤太希氏】

(株)Money&You代表。中央大学商学部客員講師。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』『はじめてのNISA&iDeCo』など著書・監修書の累計部数は77万部超

【家計再生コンサルタント 横山光昭氏】

マイエフピー代表。個別相談で2万1000件以上の家計を再生。約90万部のベストセラー『3000円投資生活』シリーズ(アスコム)をはじめ著書多数

<取材・文/週刊SPA!編集部 イメージカット撮影/杉原洋平 マンガ/たまだまさお>

※週刊SPA!4月26日発売号の特集「最強の家計」より

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