銀行口座が3つ以上ある人は危険!?お金を貯めるなら“先取り貯蓄”が必須

銀行口座が3つ以上ある人は危険!?お金を貯めるなら“先取り貯蓄”が必須

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加速する円安、輸入コスト増による値上げラッシュ、支出が増えても上がらない賃金……。“悪い円安&インフレ”の時代を迎えた日本。今までと同じお金の使い方を続ければ、家計崩壊のリスクに晒される可能性も。今回はマネーコンサルタントの頼藤太希氏に話を聞いてきた。今こそ家計を再構築し、円安&物価上昇のダブルパンチに備えよ!

◆キーワードは“先取り貯蓄”

 お金の貯め方で大前提となるキーワードは“先取り貯蓄”だ。

「『余った分を貯めよう』という考えは非常にナンセンス。お金が貯まる人は、給料が入ったら先に貯蓄分を貯蓄専用口座に移し、残ったお金で生活する習慣が身についています。手取りの2割は貯蓄に回していきましょう」(頼藤氏)

 先取り貯蓄を完遂するため、銀行口座は「生活費口座」「貯蓄口座」と用途を分けた2つを用意するのがマスト。図のように、日々の生活費を引き出したり、家賃やカード料金の引き落とし先として生活費口座を活用し、貯蓄口座は貯蓄分の入金先や積み立て投資の自動引き落とし先として活用。こうして“お金が貯まる仕組み”をまず構築すべきだ。

「銀行口座は2つで十分。口座の数が増えるほど不正利用のリスクが増えるばかりか、口座維持手数料などが知らぬ間に請求されている可能性も。さらに、10年以上取引がない口座は休眠口座と見なされ、預金額が公益事業に使われます。手続きにより返金は可能ですが、手間と時間がかかります」

 3つ以上の口座を持っているならば、2つだけ残してあとは解約。そうして、まずは貯蓄口座に半年分の生活資金を、その額が達成できたら1年分の生活資金を貯めたいところ。以降も当面の目標を立てながら貯蓄を行うことで、ムダな支出の削減にもつながる。

◆貯蓄にもメリハリをつけるのが最強の家計の持ち主

「子供の教育費、住居費、老後資金は“人生の三大資金”と呼ばれ、多くの家庭にとって貯蓄の目標にすべきライフイベント。こうした貯める目的がはっきり見えたら、次は貯蓄を『すぐ使えるお金』『5年以内に使い道が決まっているお金』『10年以上使わないお金』と3つに分けて考えましょう。

『すぐ使えるお金』は、もしもの備えとしてすぐに引き出せる預貯金としてプール。一方、マイホームの頭金や家族旅行といった『5年以内に使い道が決まっているお金』は使うまでに多少時間があるので、比較的安全な定期預金や個人向け国債に回します。そして、老後資金などの『10年以上使わないお金』は、投資による運用で増やすことを念頭に置きましょう」

“使う時期”によって差を設けることで、安全かつ効率よく貯蓄。こうして貯蓄にもメリハリをつけるのが最強の家計の持ち主だ。

▼ ポイント【先取り貯蓄がマスト】

収入−貯蓄=支出

手取りの2割は回したい!

◆メガバンクはもはやメリットなし。ネット銀行を駆使すべき理由

「大手銀行よりもネット銀行のほうが断然オススメ」と断言する頼藤氏。その理由は?

「店舗やATMを持たないネット銀行は大手銀行よりもコストがかからないため、金利アップ、手数料無料といった特典が充実。かつては給与振り込みがメガバンク指定、現金決済がほとんどだったので店舗やATMを持つ大手が強かったですが、今はキャッシュレス決済が主流。残高確認や振り込みもスマホやPCで24時間可能です。今後、大手では口座維持手数料がかかるともいわれており、残念ながら利用するメリットがありません」

 楽天銀行、イオン銀行は条件により金利が0.1%にまで上昇する(メガバンクは軒並み0.002%程度)。思い切ってメインバンクを替えるのも手だ。

【マネーコンサルタント 頼藤太希氏】

(株)Money&You代表。中央大学商学部客員講師。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』『はじめてのNISA&iDeCo』など著書・監修書の累計部数は77万部超<取材・文/週刊SPA!編集部>

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