ジャニーズ俳優はカッコいい役だけ?腐った人物や悪徳営業マンもたまらない

ジャニーズ俳優はカッコいい役だけ?腐った人物や悪徳営業マンもたまらない

写真はイメージです

4月から放送された春ドラマでは、やっぱりジャニーズ事務所のタレントが大活躍しています。ただ、「いつも通りカッコイイ」という役ではなく「え!こんな演技もできるんだ!」と意外性を感じさせるものが少なくありません。今回は、これまでにない演技を見せているジャニーズタレント3人をまとめます。

◆「いつ死んでもいい」ネガティブ全開のキムタク

 とにかく、“ドラマといえばキムタク”と個人的には思っているため、真っ先に木村拓哉主演の木曜ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)に触れます。本作は、木村が演じる桐沢祥吾が高校の弱小ボクシング部のコーチに就任して、生徒と共に成長していく、学園スポーツドラマです。

 基本的に、これまで木村が演じてきたキャラは、ネガティブな言動をあまり見せませんでした。しかし本作の木村はのっけからネガティブ全開。1話開始直後から、祥吾は高校時代の同級生・甲斐誠一郎(安田顕)に「俺は長生きなんかしたくない」「いつ死んでもいい。なんなら今日でもいい」と酒を飲みながら絶望を口にします。

 発言内容もなかなかにヘビーですが、祥吾のまとう負のオーラもなかなかにしんどい。なにより、「木村拓哉が絶望している」という姿をこれまで見てこなかった筆者としては、その新鮮さにも動揺してしまい、いろいろな意味で印象的なシーンになっています。

 実際、木村自身も本作に臨む上で「ここまで物語のスタート時点で腐っている人間は、これまで演じたキャラクターの中でもまれに見る存在」(番組公式サイトより)と話しており、新境地であることを感じている様子。

 現在、話数は進み、生徒が抱える困難と真摯に向き合いながら、祥吾も前に進もうと希望を見出しており、徐々に“光のキムタク”が見えつつあります。ただ、もう一つ、二つ展開がありそうなので、そこでも木村の新しい一面が見えれることを期待したいです。

◆可愛いの自己ベスト更新を続ける山田涼介

 次は土曜のドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)に出演している山田涼介を紹介します。基本路線は、丸谷康介(山田涼介)と真田和泉(芳根京子)の恋模様を描いた内容ですが、本作の一番の魅力は可愛さを維持するために右往左往する康介の姿。

 康介はこれまで自身の可愛らしいビジュアルと人懐っこい言動を武器に、周囲からチヤホヤされてきました。ただ、30歳を目前にして、これまで培ってきた“可愛い”の消費期限が近づいていることに危機感を抱きながら、あたふたする様子がとにかく可愛い。

 また、1話の自身の半生を振り返るシーンでは、学生服に身を包む康介。2話は美容のために何としてもベッドで睡眠したいあまり、焦燥感にかられてネクタイを噛みしめる康介。などなど、消費期限の接近を全く感じさせない可愛いシーンがてんこ盛り。芸能生活の長い山田はこれまで数々の「可愛い」という声援を浴びてきましたが、今なお“可愛い”の自己ベストを更新し続けているのは本当に素晴らしい。

 ちなみに、本作では2021年のドラマ『最愛』(TBS系)で大輝(松下洸平)の上司である警視庁捜査第一係長・山尾敦役を演じて注目された津田健次郎の演技にも注目したいです。山田の可愛さと比較しながら見ると、そのダンディさにひと際キュンとさせられるため目が離せません。

◆悪徳営業マンを演じる山下智久

 最後に、2020年10月にジャニーズ事務所を退社したものの、語りたくてたまらなかったので、火曜放送のドラマ『正直不動産』(NHK総合)に出演している山下智久に触れます。本作は、結果を出すためなら平気で嘘もつく不動産営業マン・永瀬財地(山下智久)が、あることをキッカケに嘘をつけなくなり、四苦八苦しながらも不動産屋としてのやりがいを感じていくコメディドラマです。

 嘘をつけなくなり、周囲にいい顔することができなくなった財地、食事に誘ってほしがる受付嬢に「君みたいな香水くさい女、ご飯がマズくなるから嫌」「ていうか、君が不倫してること周りのみんな知ってるよ。近々その人の奥さんから慰謝料請求されるだろうから、俺に色目使ってる暇があったら金策に走ったら?」とかなり酷いことを吐き捨てます。

 様々な暴言という名の本音を吐き散らかす財地ですが、悪徳オーナーが営業所に怒鳴り込んできた際、「土下座なんかするわけないでしょ!あんたみたいなクソオーナーに!」と一蹴するシーンは痛快。他にも、女性のほうが力関係が上の新婚夫婦に「私には見えます、お二人が数年後、離婚届に判を押している姿が」「お互いが連帯保証人になるということは、2人分の人生を人質に取られるようなもんです」と言い放つなど、正直な意見を早口でまくし立てる姿には、どこか『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の敏腕弁護士・古美門(堺雅人)を彷彿とさせる気持ち良さを感じます。

 また、“やり手の主人公が突然嘘をつけなくなった”という設定で思い出されるのが、ジム・キャリー主演の映画『ライアーライアー』。『正直不動産』の山下もジム・キャリーのように巧みに表情や声色を使い分け、コミカルに演じており、役者としての新しい一面を感じます。

========

 今回取り上げたタレントだけでなく、他のジャニーズのタレントもどのような新規開拓が見られるのか楽しみにしたいです。

<文/高萩陽平>

【高萩陽平】

恋愛系のメディアで多数執筆。10年前からmixiやスカイプちゃんねるなどでネットナンパに没頭。数年前からマッチングアプリに参戦して結果を出し続けている。元アイドル、100キロ越えのふくよかさんなど、多種多様な女性との交際歴を持つ。

関連記事(外部サイト)