月イチで女性向け風俗に通う、38歳妻の言い分。「サウナや岩盤浴に近い」

月イチで女性向け風俗に通う、38歳妻の言い分。「サウナや岩盤浴に近い」

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「夫が風俗通いをすることは、浮気か否か?」

同じ妻の立場からしても、その答えは千差万別。絶対に許さないという女性もいれば、あまり気にならないという女性もいます。

では、風俗通いをしているのが妻の方であったとしたら……?

近年、需要が伸び続けているという女性用風俗店。今回はとあるきっかけからその世界へと足を踏み入れたという、一人の既婚女性にお話を聞きました。

◆不妊治療がきっかけで夫とセックスレスに

「女性用風俗の話は、去年あたりから主婦仲間の飲み会でも話題にあがっていたんですよ。メディアにも取り上げられるようになっていたし、そんなにアングラなものではなさそうだと思ったのが、一度試してみようと決めた理由ですね」

そう語るのは、結婚5年でセックスレス歴は4年、2歳の女の子の母親でもある栄子(仮名)さん。年齢は38歳です。

ショートボブヘアがよく似合う、爽やかなルックスの彼女。以前は美容関係で働いていたこともあるとあって、ファッションも洗練されており、年よりかなり若く見えます。現在は時短勤務の派遣社員。ワーキングマザーとして、日々忙しく過ごしているそうです。

「子どもの年とセックスレス歴が合致していないと思われるかもしれませんが、これは娘を体外受精で授かったからです。レスになった理由は、まさに不妊治療。タイミング法で無理やり行為をするようになったら、完全にトラウマになって夫とは出来なくなってしまったんです。私自身は性欲は強めの方だとは思うのですが、夫との行為がどうしても……。そこから体外受精に切り替えて、3年前に妊娠しました」

◆女として衰えてきているのを感じた

その後も妊娠中だけでなく出産後も、旦那さんとのレスは継続。結婚前からもともと性欲の薄かった旦那さんは、この状況に特に不満を抱いている様子はないそうです。旦那さんとの仲は決して悪いものではなく、むしろ家族としては円満で、関係性は平穏そのもの。その中で栄子さんは、なぜ女性用風俗に行くという選択をしたのでしょうか?

「ひと言でいえば、何か生活に変化が欲しかった。去年から仕事に復帰したものの、コロナ禍でリモート勤務のため、外出もできず、気付いたら肌も荒れていて、女として衰えてきているのを感じたんです。別に恋愛がしたいわけじゃない。ただただ、自分がこのまま年を取っていくことに恐れがありました」

折しも、娘は激しいイヤイヤ期。子育てにプレッシャーを抱えているタイミングで、夫の転職時期も重なりました。栄子さんは自分の中で何かが爆発しそうになるのを抑えるかのように、メディアへの露出が多い有名女性向け性感マッサージ店へ問い合わせをしてみたそうです。今年の4月のことでした。

◆見知らぬ男性とホテルに向かうドキドキ感

「ジェネレーションギャップが怖いので若い人は避けようと思って30代を希望しました。ホームページの写真からでは顔があまりわからないので、ルックスへのこだわりは特にナシ。あ、でも私がわりと背が高いので、なるべく高身長がいいなとは思ってました」

お店の公式ラインで予約を入れて、ある程度土地勘のある渋谷アベニュー口で待ち合わせ。向こうから見つけやすいように、予め髪型や服装を送っておきました。この時点で、栄子さんは想像以上に心臓が高鳴っており、久しぶりに感じるトキメキに自分でも驚きを隠せなかったといいます。

「男性と二人きりの待ち合わせをするってだけで、こんなにいい女性ホルモンが出てくるとは思いませんでした(笑)。さらに、会ってすぐに『手を繋いでいいですか?』と聞かれて、『じゃあ繋ぎますか』と。見知らぬ男とホテルに行くために手を繋いで街中を歩くなんて、ドキドキが止まらなかったです」

◆かわいこぶる必要がなくて、純粋に欲を発散できた

お店から派遣されたセラピストの男性は、イケメンではあったけれど栄子さんのドンピシャ好みというわけではなかったよう。けれど、清潔感があり、ひたすらに優しくリードをしてくれるところ、栄子さんをずっと褒めてくれるところに好感を持ったそうです。

「ホテルに入ると、初回だったので詳細なカウンセリングを受けるところから始まりました。そこにかなり時間を割いた上で、施術が始まるのですが、そういう行為自体が久しぶりすぎて『あー、気持ち良い!』って心の声が駄々洩れになってましたね(笑)。

この人とこれから恋愛するわけではないので、かわいこぶる必要がなくて、純粋に欲を発散できた感じ。これがプロなのか〜って思いました」

栄子さんは「お金を払ってしてもらうだけの価値はある!」と豪語していました。聞けば、終わった後の感覚はサウナや岩盤浴に近いとのこと。

「心身共にスッキリ。確かにエッチなことをしてるんですけど、終わった後は何よりも爽快感しかない。これはまた絶対にお願いしようって、心に決めて一ヶ月後に再訪する予約を取りました。その日から裸を人目に晒す以上はと、育児の合間にできる運動でボディシェイプを始めたりして、だんだん美意識が戻ってきたんです。考え方もポジティブになって、女としての自己肯定感も上がってきました」

◆予算は2万円、エステと比べても高くない

ちなみに、1回のプレイ料金は、ホテル代込みで90分20000円ほど。つまり、予算は約2万円。エステに通うことを考えれば決して高いとは感じず、1カ月に1回ペースであれば、自分のお小遣いの範囲内でまかなえるくらいの額だそう。

「日々の生活でも、イライラが募っていたはずなのに、夫にも娘にも優しくできている自分に気が付きました。家族への罪悪感はありません。これは浮気じゃないと私は思ってます。もともと、自分の彼氏や旦那が風俗に通うこともOKだったし」

とはいえ、夫と娘の存在がストッパーになっている自覚はあると言います。

「もしも私がまだ20代で独身で、この世界を知ってしまったら確実に“沼ってた”と思うんですよ。セラピストはホストと違って、お金を払った時間は絶対に二人きりで一緒にいてくれるから……。私は今後も月に一度の自分へのご褒美という感覚がある以上は、通い続けるつもりでいます。次は6月の予定です」

栄子さんは、親しい主婦友達にはこの体験を打ち明けており、かなり話題騒然となっている模様。事細かにプレイの流れを聞いてくる人が後を絶たないそうです。

主婦たちが月イチのエステと同じ感覚で、女性用風俗に通うムーブメントが起こるのは時間の問題かもしれません。

―シリーズ「不倫する人の言い分」―

<取材・文/もちづき千代子 イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama

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