話題の40kgやせた美女“都合のいい女”だった過去を告白「すぐお金を出しちゃう」

話題の40kgやせた美女“都合のいい女”だった過去を告白「すぐお金を出しちゃう」

体重88kgから40kg減のダイエットに成功したトレえみさん

奇跡のダイエッターとしてSNSで話題のトレえみさん。なんと、88kgあった体重を2年かけて40kg減らした上に、現在に至るまで5年間リバウンドをしていないのだとか!

著書『トレえみDIET!』では、トレーニングや食事レシピを中心としたダイエット法を明かしていますが、トレえみさんはここに至るまでに色んなダイエットに挑戦しては挫折してを繰り返してきたそうです。

◆身長173cmで体重は90キロ前後だった

――トレえみさん、高校時代は痩せていたそうですね。当時はどんな食生活を送っていたのでしょうか?

「定食二人前を普通に食べていましたよ。一日の食事スケジュールとしては、昼前に軽食としてお弁当を食べて、昼もがっつりお弁当。夜前にはインスタントラーメンで、夕飯は夕飯でまたがっつりでした」

――ええっ?!とてもじゃないですが、痩せていそうな食べ方ではないですよね?

「高校生の時は、バスケ部に入ってたから大丈夫だったんです。インターハイに出るレベルの強いチームにいて、朝から晩まで休みなく運動。一年中動いているような環境だったので、カロリーは自然に消費できていたんですよ」

――社会人になって急激に太ってしまったのは、やはり部活を辞めたことが原因なのですか?

「だと思います。気が付いた時には大きくなってましたね(笑)。燃え尽き症候群だったのか、部活を引退した後は、できれば動きたくなくて。食べる量は変わらずに運動はしない状態が続いてました。社会人になってからも座り仕事が多かったので、それに拍車がかかりました」

――ちなみに、その当時の体重はどれくらいだったのでしょうか?

「社会人一年目の時に身長173cmで体重は90キロ前後だったかと。ただ、その当時と今とが比較できるようなちょうどいい写真が手元に全くないんですよね。カメラで誰かを撮るとかはありましたけど、自分を撮っていない。だから、本に載せる写真も必死に探したんですが、あの集合写真くらいしかなかったんですよ」

―その感覚はわかります。私も一度、30キロ落としたことがあったんですが、比較対象になる写真を持っていなくて記事にするのに苦労した覚えが(笑)。そしてトレえみさん、身長がかなり高いことにも驚きです!

「小学校で170cmあったので、スポーツ選手としては恵まれていたと思います(笑)。でも、痩せていた時代にも身長は部活以外ではコンプレックスでした。からかわれたりもしましたし」

◆断食やりんごダイエットなど繰り返したけれど…

――その後、ありとあらゆるダイエットに手を出したそうですが、現在に至るまでどれほどの失敗・成功を繰り返したのでしょう?

「もう数えきれないですよ!主にやっていたのは断食ダイエット。りんごや洋ナシなど、一つのものを食べ続けるものとか。食べ物でどうにかなる系が多かったですね。筋トレはガンとして絶対にやらなかった!」

――動きたくないという確固たる意志を感じます(笑)。

「あとは、短期間で痩せる系。一週間集中で痩せるとか、三日で5キロ落とすとか……。簡単に痩せたい欲が透けて見えますよね(笑)。でも、もともとの体重があると1〜2キロ程度はするっと落ちゃいますからね。それに満足してすぐにやめて、また太るの繰り返しです」

◆体型維持のコツ「一生できるものを続けよう」

――今トレえみさんが推奨するダイエット法は、その頃とは対照的にひじょうに長期的なものですよね。

「2年から2年半くらいでしょうか。でも、最初の頃は決して長期的にやるつもりはなかったんですよ。これは体型維持のコツにも当てはまるのですが、ダイエットって一生続くものだと私は思っているんです。食事制限も運動も、やめた途端に戻ってしまうものですから」

――「ダイエットは一生続く」……これは、金言ではないでしょうか。

「『一生できるものを続けよう』。いつまでにこれだけ痩せたいではなく、毎日継続できることが大事です。ダイエットを試練だと考えていると、結局リバウンドしちゃいます。始める前に数ヶ月後も続けている姿を想像してください」

◆本当に減らしたいのは体重ではなくて、脂肪のはず

――「すぐに痩せられる」という煽(あお)り文句には踊らされないようにすべきということですね。

「無理なダイエットをしていると、食べ物のことばかり考えるようになっちゃうんですよ。何か食べるにしても『これ食べたら何グラム増えちゃう』が先にくる。体重計に載る前に断食したり、飲み物すら摂取しなかったり。体重に縛られる生活になっちゃうんです」

――あああ!心当たりがありすぎます。私が30キロリバウンドした理由は、まさにそれですね。失敗する原因がわかった気がします。

「結果を急ぎすぎないことが何よりも大事。冷静に考えてみてください。脂肪を1キロ減らすのに7200キロカロリーを消費しなきゃいけないんですよ。体重なんて、食事の内容で1キロなんてすぐ変わる。本当に減らしたいのは体重ではなくて、脂肪のはずです!」

――心に刻みます。

「私は今のダイエット法に行き着いてからは、メンタルが崩れにくくなりました。変なストレスがなくなって、感情のアップダウンもなくなって、穏やかに日々を過ごせるようになっています」

◆自分からお金を出しちゃう“都合のいい女”になっていた

――感情の変化でいうと、体重が90キロ前後だった時期、恋愛のことはどんな風にとらえていましたか?

「当時、彼氏みたいな人はいました。たらし系のクズっぽい人がよく言い寄ってきましたが、私は単に相手にとって都合のいい女だったんだと思います。

『今から会おう』って言われたら、自分ことはお構いなしですぐに行く。休みも相手に合わせて無理やりでも取る。お金も私が出す一方。一時期は男性恐怖症気味になりましたよ。世の中にはこういう男しか存在していないのかと」

――絵に描いたような都合のいい女っぷりじゃないですか……。もしかしてお金とか贈り物とか、けっこう要求されたりしました?

「いえ。そこはむしろ、自分からすすんでお金を出しちゃってましたね。いなくならないでほしくて、変な方向に尽くしちゃってたんです。別れると自分の貯金がまた増えてきて、次の男性と付き合い始めるとまたお金が無くなる。その繰り返しでした」

◆つなぎとめる手段がお金しかないと思い込んでいた

――何でそうなってしまうのか、自分なりに分析はできていましたか?

「自分の見た目に自信がないので、何か別のもので繋ぎとめておかないといけないと思っていたんでしょうね。繋ぎとめる手段が私にはお金しかないと思い込んで、とにかく焦ってたんですよ」

――ダイエットに成功した後は、その感覚は消すことができましたか?

「すぐには無理でした。ゆっくり、ゆっくりです。消えたかな?と思っても、昔のことを思い出したらまたぶり返してしまったり……。『もう大丈夫』って言えるようになるにはだいぶ時間がかかりました」

――大丈夫だとハッキリとわかった瞬間は?

「痩せて自信がついた頃に、『なんで私はあんなところに居たんだろう』って気付いた時です。“付き合う人は自分の鏡”という言葉がありますよね。あれに妙に納得したんです。

そして、そういう人たちと付き合うことがバカらしくなりました。依存する必要がなくなって、スッと離れられた。良い意味で楽しく生きていけるようになった結果……彼氏は必要なくなりましたね」

◆人間として扱ってもらえるようになりました

――ということは、現在は恋愛はしていない?

「してないです。異性に求めるものがなくなったから、一人でも寂しくないし、お金は減らないし(笑)。男性と一緒にいて気を遣うのが面倒臭くなっちゃったんですよ。今は完全に一人を満喫しています」

――驚くほどの変貌ぶりですね!恋愛だけでない人間関係にも変化は訪れましたか?

「人間として扱ってもらえるようになりました。

今考えるとあれ?って思うんですけど、それまでは私はキャラクターというか。お笑い担当の引き立て役、みたいな。どんな酷いことを言われても冗談で片付けられちゃう。

まわりの人々が私に対して『これを言っていいのかな?』って言葉をふるいにかけてくれるようになったと思います」

――見た目が変わると、対応もそこまで変わるとは……。ただ、実は私も経験があるのですが、痩せようとしていることを周囲が気付いたあたりで、妙に足を引っ張るようなことを言ってくる人、いませんでした?

「いました、いました!ちょっと体型が変わっただけで『太った?痩せた?』って指摘してくる人。一緒に食事をしていても『もっと食べないの?』とか『今日は特別にいいじゃん』とか、やたら食べさせようとするんですよね。

足枷(あしかせ)みたいな感じ。『おまえはそっちに行くなよ』みたいな」

◆見た目いじりやルッキズムはやめようという流れだけれど…

――お笑いキャラのままでいてほしいってことなんですかね。でも、トレえみさんの経験したことって、まさに今問題になっているルッキズム。外見に基づく差別や偏見、いわゆる見た目いじりを如実(にょじつ)に表してますよね。

「世の中は『見た目で判断することや差別はやめましょう』という流れです。でも、無意識にそういう発言をしてしまうことって必ずあると思う。

ある芸能人がYouTubeでファンの人から『太りました?』とコメントをもらって、それは彼女が今すごく気にしてたことだったらしくて、SNSでそのコメントを引き摺ってしまったと発信していました。ファンだという人ですら、そんな声をかけてしまうこともあるくらいなので、傷つけていると思う感覚がないんじゃないでしょうか」

――それって、もはやデリカシーの問題ですよね。

「私自身、久しぶりに会った友達に『痩せたね〜』って声をかけたら、その子は太れない体質で貧相に見える体がコンプレックスだったことを後に知って……。良かれと思って言ったことが相手には嫌なこともあるんだとハっとしました」

◆自分の生き方に自信が持てるように動くことが大事

――今後、トレえみさんがやっていきたいことは?

「今はSNSや本でしか情報発信ができていませんが、もっと多くの人に伝えられる機会を増やせればと思っています。今は小学生でもダイエットしてる時代ですから。

最近、小学生が食事制限してると耳にしてビックリしたんです。でも、きっと知識もない状態でそれをやっているはず。なるべく間違えずに食生活・運動面を育てていくべきだと思うので、私の発信で悪影響を一つでも減らせたらと考えているんです。

ダイエットすることが悪いわけじゃないんですよ。偏った食事で太ったり痩せたりすることが良くないんです。だから、ダイエットは健康的に過ごしていくための方法として捉えてもらえたらと」

――では、最後に記事を読んでいるダイエッターの皆さんにひと言お願いします。

「残念ながら日本ではきっと、この先もルッキズムの風潮は変わらないと思います。でも、それを気にして生きるのはもったいないですよ。

まずは、自分の生き方に自信が持てるように動くことが大事。ダイエットだけでなく、趣味や習い事でも何でもいいから、自分に変化を起こしてみましょう。世の中が変わるよりも先に、世の中からの自分の見え方を変えることができるはずです!」

――ありがとうございました!

【トレえみ】

ダイエットインストラクター。Twitter33万人のフォロワーを持つ。体重88kgから-40kgの減量を成功させた経験から、SNSでダイエット情報を発信するインフルエンサーに。オンラインフィットネス「トレえみフィット」や、高身長女性のためのアパレルブランド「EMMA TREE」のプロデューサーなど、幅広く活躍中

<文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama

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