ムロツヨシが“シリアスな”陰のある刑事を熱演「役者として新たな面を見せたい」

ムロツヨシが“シリアスな”陰のある刑事を熱演「役者として新たな面を見せたい」

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WOWOWにて7月24日より放送・配信される『連続ドラマW 雨に消えた向日葵』(全5話)で主演を務めるムロツヨシ。これまでコミカルな演技が評価されてきたムロだが、今作ではそんなイメージを大きく覆すような重厚な役に挑戦している。

◆喜劇があるからこそシリアスな演技も見てもらえる

 ある少女失踪事件の真相を追う刑事と、失踪した少女の家族の苦悩と執念の日々を描いたヒューマンミステリーのなかで、ムロは自身の妹を“ある事件”から守れなかったことを後悔しながら、懸命に事件の捜査にあたる刑事・奈良健市を演じる。

「最初はびっくりしました。台本を何度読んでも笑うところがなくて……(笑)。ただ喜劇を好んでやってきましたが、そればかりでは僕も疲れてしまうし、見ているほうも飽きてしまうかもしれない。喜劇があるからこそ、シリアスな演技も見てもらえる。役者として新たな面を見せられたらうれしいですね」

 今までにない役柄を演じ、演技の振れ幅が大きくなることが次の喜劇にも?がると語るムロ。だが、普段と様子の違う撮影現場に苦労もあったようだ。シリアスなシーンが続くなか、演者には喜劇出身者が多く、気持ちの切り替えが大変だったと振り返る。

◆お笑い芸人の“相棒”とシリアスに演じる苦労

「バディとなる刑事の奥村悠太を演じた今野さん(浩喜・元キングオブコメディ)とは初共演でしたが、実は昔、僕が司会をやっていたコントライブに出てくれた間柄なんです。お互い面白いことをやりたくなってしまうタイプだけに、そんな感情を抑えるのは大変でした(笑)。本当は、直前までふざけていながら本番にはバシッと決めるそんな格好いい役者になりたいのですが、どうやっても無理で。一回おちゃらけちゃうと戻れないので、朝からシリアスなスイッチを入れていました」

 大学中退後、役者を志すも下積み時代が長かったが、’18年には42歳でエランドール新人賞を受賞し話題になり、近年はドラマや映画の主演オファーもひっきりなしに。

「若い頃に経験していれば、もっとラクに臨めるのかもしれませんが、なんせ40歳過ぎての経験なんで。ただ、そこは周りのスタッフにも助けてもらいながら。主演として心がけているのは、撮影中一度はいつもより確実に高めな弁当を差し入れすること。質の良い弁当で信頼を獲得しつつ、撮影現場のテンションも保つという……(笑)」

 悲劇を演じるムロツヨシがどんな仕掛けをしてくるのか、注目だ。

●連続ドラマW 雨に消えた向日葵

ある雨の日、ヒマワリが咲く田んぼ道で姿を消した少女。真相を追う刑事、無事を祈る家族。守れなかった者たちの後悔と再生の物語

【ムロツヨシ】

’76年、神奈川県出身。大学在学中の’99年に役者として活動を開始。’21年『マイ・ダディ』で映画初主演。『神は見返りを求める』が絶賛公開中。声優を務めた『ざんねんないきもの事典』は7月8日(金)公開

取材・文/栗原正夫 撮影/渡辺秀之 ヘアメイク/池田真希 スタイリング/森川雅代

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